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わが叫び遠く
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わが叫び遠くの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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電子部品、 それも軍事転用可能な電子部品の密輸を行っていた会社の罪を 騙されて引っ被ってしまった和田洋二。 三年の服役を経て出所後、未だ密輸を続けている会社に復讐すべく、 全知全能とついでに腕力も懸けて戦いを挑む・・・というお話。 物語自体は物凄く面白いんだけど、 相手が小物すぎて和田の連戦連勝です。 策を練れば見事に嵌まり、拳を振るえば相手は吹っ飛ぶ。 和田洋二は本来、 大学ラグビーでなかなかの有名人だったくらいには強いんですが、 別にカミソリのように切れる頭でもないし、武術のエキスパートでもないんです。 要するに、相手が弱すぎたとしか思えないんです。 安心して読めますし面白いんですが、 北方ハードボイルド小説特有のハラハラドキドキ感は、 あんまり無い作品でした。 ラストだけ、「えっ!?」っとちょっとびっくりしましたけど。 | ||||
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北方謙三先生の本です。 ダンディズムあふれるハードボイルドでございます。 会社の罪をかぶって、懲役に行った和田。 刑務所のなかで、和田は変わる。出所後、かつての会社に乗り込み、ガンガン仕事をする。 しかし、それはすべて会社への復讐のためだった…。 そして、和田の復讐にからんで、電子部品の不正輸出を追う検事の高井&警察外事課の芝野。 はたして、和田の復讐は…。 貿易がらみの、微妙な暗闘なのですが、とにかく和田の復讐とか、微妙な感じではあるのですが、やっていることがバレたら懲役なわけで、なんか「オトナの喧嘩」という感じがしました。 相手を嵌めるとか、そういうこともアリで、 オトナの社会をうまく描いています。 また、文章が安定しているんですね。短文を軸に構成してて、読みやすい。 北方先生のハードボイルドの典型の一つという感じの本でした。 | ||||
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