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推理小説
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推理小説の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 21~21 2/2ページ
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最終章の「おそらくは、納得のいかないラスト」というタイトルが、この作品のすべてを物語っていると思います。そう、納得がいかないのです。 ストーリーは過去と現在が入り交じっていて、それがどう犯人探しに結びつくのかわからない。犯人が分かったあとも、どうしてそんなことをしたのか、理由がわからない。被害者殺害に至る経過(方法)がわからない。ほんとにそんなことをして、今まで表沙汰にならなかったことがわからない。わからないことだらけ。本格推理小説が好きな人は、読んだら怒るかもしれません。 それでもなぜか、私はおもしろいと思いました。もしかしたら、人が犯罪者になるとき、そんな明確で、誰にでも理解できるような理由なんてないのかもしれません。テレビなどを見ていると、どうしてそんな理由で人を殺すんだ?と思うことが最近多いですが、犯罪者には犯罪者の理由があるのかもしれない。 ストーリー展開だとか、殺害方法などよりも、登場人物の台詞や気持ちの表現の仕方がさすが脚本家だなあと思いました。言葉の使い方とか選び方、またはその感覚が、アンフェアな展開以上にこの作品をおもしろくしています。 主人公・雪平夏見のキャラクターは結構好感が持てます。まったく世間一般でいう女性らしい感覚は持ち合わせていないのですが、こんな人がいたらおもしろいかな。大酒飲み、部屋は乱雑、だけど捜査一課のエース、検挙率ナンバーワン、無駄に美人。この「無駄に美人」という言い方が気に入りました。 1月10日からドラマが『アンフェア』というタイトルで始まりました。これは犯人が現場に残した「アンフェアなのは誰か」と書かれた本の栞から来ているのでしょうが、設定は若干原作と違っています。 犯人を知っているだけに、このドラマがこの先どう展開していくのかも楽しみです。 | ||||
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