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ろくでなし
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ろくでなしの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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冒頭のレイプシーンが生々しく、ちょっと女性の友人には貸せないなあって感じの本ですが、かつて黒鷲と呼ばれた黒木の姿は見ごたえ十分です。 新堂作品の醍醐味を堪能したい方、本作は本当におすすめです。 | ||||
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最近の純愛路線の新堂さんも悪くは無いのだが、やはり彼の小説の魅力はアンダーグランドの人間を描く作品だろうと思います。この作品は初期の作品群で単行本としては3冊目の作品です。この作品から徐々に劇画的な印象を受ける表現が増えてきており、以降に続く「無間地獄」「溝鼠」の超ダークノワール作へと続いています。なので「忘れ雪」「ある愛の詩」でファンになった人たち(特に女性読者)にはとんでもない作品に映るはずです(笑)。 しかし、やはり私はこちらの新堂作品が好きですね。 | ||||
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冒頭からいきなり新堂節全開で、黒鷲と呼ばれた不良債権の切り取り屋・黒木の婚約者がレイプされる、胸くその悪いシーンからこの作品は始まる。それから二年、黒木はソープ嬢と同棲しながら便利屋を営んでいるが、ふとしたきっかけから復習劇を開始する。レイプ事件の裏に何かがありそうなミステリ的要素に、カラスに啄まれる死体や使用済み生理用品を漁るストーカー、麻薬中毒者の幻覚など、生理的嫌悪感を催す描写が絡み合い、ストーリーが展開していく。この著者でしか描けないと思われるような上巻である。 (下巻のレビューに続く) | ||||
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2年前の悲劇、それまで黒鷲と恐れられていた黒木は今では犬の散歩やチケット並びまで引き受ける便利屋さんだ。そんな黒木が1枚の写真を見てから昔の凄腕切り取り屋、黒鷲の頃冷血漢の黒木に戻り事の真相を追求する。果たして、、、、、。内容もさることながら残忍なシーンの描写が実にいい。食事前や気の弱い人は読まない方がよいだろう。後の「溝鼠」がR指定小説とさえいわれる基礎はここにある、そんな迫力と切なさと汚さがうまく調和された新堂らしい作品。講談社ノベルシリーズの中でも厚みがあり単行本のような質感もまた魅力です。 | ||||
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不良債権者の追跡及び不良債権の回収業をしていた黒木は、2年前に婚約者が目の前でレイプされ、その婚約者は自殺。黒木も廃人同様なその日暮らしを続けていた。その黒木は、仕事の依頼で偶然レイプ犯の写真を目にし、復讐を果たそうとするものの、突き止めたレイプ犯は何者かに惨殺されていた。そして真相を追究する黒木の関係者も次々に何者かに狙われ殺されることに。事件の背後には何が動いているのか……。 上下巻を一気に読みましたが、物語の展開はお見事で、登場人物も実に個性的で、サディストのヤクザ、シャブにより狂人となった元同僚、密売人、嘘吐きの娼婦など、存在感たっぷりの登場人物がしっかりと脇を固め、見事な暗黒小説が描かれます。ラストの展開も予測していた以上で驚かされもしたし、上下巻共に大満足のいく作品でした! | ||||
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