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半落ち
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半落ちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全216件 161~180 9/11ページ
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とにかく一気に読みました。読めました。それぞれの章ごとに、事件に関わるそれぞれの人物の意志や葛藤が、握り拳つくっちゃう程、わかり過ぎて、もどかしいぐらい。立場や社会との関わりの中で、当たり前の正義を、正義だぞと叫ぶことが、こんなにも難しいなんて・・・。「あなたは誰のために生きていますか?」誰かのために生きれることは、自分が生きるパワーになる。誰かのために生きることは、その誰かが幸せになるのと同様に、自分も幸せであることなのかもしれない。と思いました。そんな誰かに沢山出会えるといいな♪読み終えて、心が温かくなりました。 | ||||
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「読んでから観るか、それとも観てから読むか」(40代以上の方にしかわからないでしょうか?)というコピーではありませんが、私は「(原作を)読んでから(映画を)観る」時が多いです。 自分の職業に関係しているからなのですが、最初は、アルツハイマーになった妻が警部である夫に「自分を死なせてほしい。」と懇願したことを発端としている所に興味を持ちました。 主人公梶が妻に懇願されて起こした殺人事件、そして事件後2日間の梶の空白の時間をめぐる6人の関係者の描写がとても良く描けていたと思います。実は、まだ映画の方は観そこなっているので、このミステリー小説が映画では、どの様に展開されているかとても楽しみです。 ここでは詳しく述べることはできませんが、結末は…というと私には少し期待はずれの部分がありました。 どうしてそう私が思ったかは、皆さんが読んで考えて下さいね。 | ||||
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小説を読んで映画を観ました。やっぱり小説の方が重みがあってよかったと思います。映画界を支えているすごい役者さんたちがつくり上げているとは感じましたが、最後が弱かった・・・私は、小説の最後があってこそ一人一人の男達が梶に心動かされたのだと思います。活字中毒が復活した作品になりました。 | ||||
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この手のハードボイルド(?)系小説には共通して、結末の落とし方が、陳腐で不自然なものが多かった。中身の重厚さに反比例するかのように、大失速した挙句、「最後は、ただの男のロマンスで終わっちまった・・・・・・」と。これでは、せっかくの大作も台無しである。はっきり言って、横山さんにも、同じ傾向があった。だが!!『半落ち』だけは「オチ」てます!この本を読んで、オッサン見る目が変わった。あー、みんな若かりし頃、躓いてるんだー。スラッとしてるようで、結構、内面にストーリーを抱えてるものなんだと、思えるようになった。 | ||||
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最後の最後まで、空白の二日間の真相がわかりませんでした。読み終えてみると、そう言う訳だったのか・・・と、ストーリーを思い起こしました。奥の深い6章ですね。 | ||||
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前評判の良い本程、期待が大き過ぎて感動出来なかったり、がっかりしたりする事が多いので、読むのを躊躇していましたが、大体のストーリーが読めていたにも関わらず、しっかり?泣けました。これは、すごい事だと思います。この著者の本は、宮部みゆき氏と同じく、単純に物語を楽しむべきだと思いました。これを、推理小説とみるか、否かなどのジャンル分けは、全く不要な気がしました。 | ||||
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~嘱託殺人事件をきっかけにはしていますが、殺人自体に猟奇性やトリックもないという点からいうと、この話の本質は犯罪ミステリーではない。登場人物達が何度となく行き当たる「自分は誰のために生きているのか」という問いは、否応なく読者自身にも突きつけられることになる。~~物語の最後、半落ちの元警察官の「生きる理由」を知るとき、その切なさに泣いた。でも冷静になって考えると「一杯のかけそば」ではないかという気もした。~ | ||||
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人間の情緒がみごとに描かれたすばらしい作品だと思います。映画も見ましたが、感動で涙がとまりませんでした。横山さんのほかの本もぜひ読んでみたいと思います。 | ||||
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横山さんの小説は今作が4冊目。今回も心が揺さぶられました。横山さんの小説の良さは、登場人物の心の葛藤、そして躍動がありのままに伝わってくること。梶元刑事よりも私個人的には中尾記者と藤林さんの章が感動しました。誰もが心に一つや二つ弱い部分をもっているもの。その中で悩み迷う心の動揺が私の心を響かせているのかもしれません。 | ||||
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アルツハイマーの妻を扼殺した警官…私にはこの題材が心に重く押し寄せました。壊れていく自分に対する恐怖を感じ、殺してくれと懇願されたとき、人間は、いや、自分はどう対処するのだろうか。また、妻を愛するが故に扼殺という重い罪を犯してしまったこの警官に対して、真実の裏にある真実はどう明かされていくのか。そんなことを考えながら一気に読み終えてしまいました。電車の中で読むのはオススメしません。不意に涙がこぼれるので。人間の奥底にあるピンッと張り詰めている小さな"何か"を最後の最後まで考えさせられる、オススメの1冊です。 | ||||
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ここ何年か読んだ作品の中で、この作品は読後の後味の良さが素晴らしかったです。ミステリーとしては性犯罪、金銭問題、異常人格が動機の作品が多い昨今、最後に梶の動機が分かった時の感動は大きかったです。彼を生かそうとした、5人の主役の、厳しい仕事をしながらも、人の心に敏感で、思いやりを持つ、その姿勢にも深く感動しました。 | ||||
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長編小説でこれほど面白いと思ったのはありませんでした。仕事が変わるとそれぞれ観点がこれほどまでに変わるのかと思いました。しかし、最後の最後に真実がわかったとき、ああ、あの人のあの一言にここへたどり着くヒントがあったのかと思わされた一冊です。 | ||||
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現職の警察官が、病気を苦にした妻を殺害し2日後に自首する。しかし、その2日間の行動について本人が頑なに口を閉ざすため、警察、検察、裁判官などが、それぞれの立場から、その2日間の空白を埋めようとする。逃げようとする気配がなく自首してきた犯人の、犯行後の行動を主題とした異色の作品。主題となっている事件だけでなく、警察や検察の取引や、立場の違う6人の男たちのそれぞれの事情などによって、読者の興味をそらさないようにしているものの、本題である空白の2日間については、最後の最後までわからないため、途中やや間延びした面は否めない。ただし、その最後の最後にわかる空白の2日間については、素直に感動し涙が出ました。少なくとも最近5年間では、本を読んで涙なんか出たことのない私がです。こんな時代だからこそ、皆感動を求めており、それが本作品を手にとる人が多い理由であることがよくわかりました。 | ||||
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面白かったです。1つの事件を取り巻く人間のジレンマの連鎖。ぐいぐいひきこまれていきました。途中「これでどうしようもないオチだったらどうしよう」と不安にもなりましたが、私的には納得できる結果でした。正直、アラを探そうと思えばみつかるのですが、そんなことを抜きにして楽しめる作品でした。あと難をいえば、結末に向けてちょっと淡白かな・・・。横山さんは長編よりも短編の方が面白いかも、とも思ったので星4つです。さ、次は横山さんの何を読もうかな。 | ||||
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「健康な自分は何が出来るか?」と考えさせられた本でした。読後、実際にある資料を取り寄せて、梶さんと同じ行動を試みましたが、そこで改めて梶さんの志の高さを感じることが出来ました。見習おうと思います。多くの方に読んでいただき、そう感じて頂ければと思います。 | ||||
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私は横山 秀夫さんの作品を初めて読みましたが、自分はこの本の中の登場人物の誰にも、状況も立場も当てはまらないのに何故だか自分のことのように読みやすいというか、沈みこんでいく感じがしました。 上の立場の人の重圧に圧され、自分の意見が通せない、どうしようもないのか、というその何とも言えない悔しい状況が、読んでいるこちらにも直に伝わってきました。気付けば拳をきつく握っているという状態でした。 そしてあらゆる立場の視点から話が分けられているのでとても読みやすいと思います。本当に最後の最後まで緊張させられ、真実にたどりついた瞬間にはりつめていたものがワッと感動となり、押し寄せてくる作品だと思いました。 | ||||
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被疑者の梶が、どうしても守ろうとした秘密は何か。結末を読んで、あっけない・物足りない と感じたのが正直な所です。しかし、「そんなことを守るために」「なぜそれが言えないのか」といった他人には推し量ることのできない個人の人生観こそが、この作品の肝だったのではないでしょうか。梶の事件を見つめる6人の人物は、皆 ずるく、弱く、正義感を持ち、優しく、強い人たちです。この社会に生きるふつうの人々が、「警察官の妻殺し」というものをどのように見つめ、"完落ち"に導いていったかは読後、大変心に残りました。 | ||||
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設定はおもしろい。確かに人をひきつけるよう設定だと思う。「半落ち」の意味も話の途中で普通に分かる。しかし、やけに話がながいんで途中で半飽きになる。(笑)しかし、読む価値はあると思う。(買う価値のほどは?ときかれはっきりと「有る」と答える自信はないが・・。)まあ、最後の最後にならないと、「空白の二日間」何をしていたか分からない。その、「空白の二日間」何をしていたか知ると、結構感動する。 | ||||
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元々読みたいと思っていた作品なのですが、中々機会が無く、先日やっと、知人に借りて読みました。内容としては(心理描写やそれぞれの人生観等が)とても分かりやすく、読みやすい作品です。また、6人の男達を通して、巧く話を進めていると思いました。其々の人生にとても入りやすく、共感できる部分も多々あります。しかし、何て言うんでしょうか・・・・・・引っ張った割には最後の“落ち”のインパクトが余り無かったような気もします。ミステリーというよりは人間小説、社会小説に近いのではないのでしょうか。その視点で読むのなら、とても期待通りの出来だと思います。 | ||||
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あまりこう言った本は手にとりませんが、装丁が好きでした。確かに最後の「謎」は、ミステリーという感じではありません。でも、私はとても好きな小説でした。一人の犯罪者を巡り色んな立場の男達が考え、動く。組織は信用できない。だけどその組織で言われるままに動く男達の心は信用できる。この本のそんなところが好きでした。 | ||||
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