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半落ち
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半落ちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全79件 41~60 3/4ページ
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主人公の心情よりも警察、検察といった組織とその中で真実を見極めていこうとする周囲の人々のストーリーに面白みがあると感じます。 途中で結末が分かってしまうので、最初のストーリー展開に比べて最後は「やはりそうだったか」という確認にだけ終わってしまうのが残念。 | ||||
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ストーリーそのものは良いと思います。 刑事や新聞記者、弁護士や裁判官など視点が変わるので飽きずに読むことができます。 ただ、最後から20ページ前でまだ2日間の空白の謎が解明しておらず、真相が判明する箇所がリアルタイムな描写でないのが残念でした。 やっかいな囚人を抱えたと言っていた刑務官の心変わりにも、少し無理があるように感じ、 ラストはやはり弁護士の章がもう1度必要だったのではないかと思いました。 | ||||
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何とかガッカリしたとの感じがあります。この本は私がおよそ1年ぶりに意気込んで購入したものです。その為かな、関心があって買ったが、面白さが無くて退屈でした。梶総一郎の意地は大抵分かったが、そのくらいまで隠す必要があるかどうかは理解が出来ません。 病気の妻のお願いで殺人を犯したカジと臓器寄贈で一人の命を生かしたカジとが同等な重さを持つとは考えられません。単純に生かすと殺すとの比較なら同じかも知れませんが、在る物を無くすと言う事は人間としては有り得ないことだと考えます。そうする為にカジも一人の命を生かすことで満足じゃなく臓器寄贈期間が満了するまでは一人の命でももっと生かそうと生きていることではないかと考えられます。 なお、殺した人に対する謝罪は加害者の命かも知れませんが、それは意外に軽い刑罰じゃないかと思います。殺人に対した苦しみもなしに死んでしまう行為は被害者を再び殺すことではないかとも思います。 その意味としては、カジは臓器寄贈期間が満了するまでにはしょっちゅう自分の行為に関する懺悔をしながら苦しむはずです。 そのように書き下がって見たら、カジの行動を悟るようになりました。 ただ、ストリー上担当捜査員から担当検事、新聞記者、弁護士、刑務官員に繋がる流れがお気に入らなかっただけです。 それにしても幸いなことは、最終のページを捲るほどの面白さがあったと程度でした。でもそのように纏めたら、何か整理する感じがあります。又、カジの心も理解できそうです。 少し暗い話だが、意味があって覚えに残る筈です。 | ||||
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小説、映画ともに「泣いた」という感想が多く、それならばと読んだのだが、まったく泣けなかった。ストーリー自体は決して悪くないし、警察や司法内部の細かい描写を読んでると「なるほど〜」と思わせるところも多い。でも、泣けない…。 | ||||
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立場の違う人々が一つの事件を追い、空白の2日間の謎解きに精を尽くす描写は面白いと思いましたがもう少し梶さん(容疑者)本人がそこに行きつくまでを描くとより落ちが明確になったのではと思ってしまいました。あっという間の落ちでちょっと物足りなかったです。容疑者の物語ではないと捉えるとよいかもしれません。 | ||||
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途中までは『空白の2日間』に興味が沸いて すらすら読んでいたのですが いつまでも大した進展のないままそれを引っ張るので 多少イライラしました。 ラストでもどことなく説得力に欠けるようでイマイチ。 話自体はいい話だと思いますがいろいろと不満の残る作品でした。 あまりお勧めできません。 | ||||
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以前話題になっていた本の文庫本化ということで、読んでみた。 章ごとに主役が変わり、違った視点から事件が描写されている点は うまいと思ったし、引き込まれた。 多くのレビューですでに議論されている「結末」だが、 私としては、 「ここまでじらしといて落ちはそれかよ…」 というのが本音である。 じらされただけに、ちょっと物足りなかった。 そこまでの進行がよかっただけに残念。 | ||||
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主人公を取り巻く人物達の目線から書かれているため、感情移入は容疑者本人ではなく周囲の人物にしか出来ませんでした。 そして、物語の最後に主人公が隠し続けた真実がわかるのですが、えっ、これだけ?・・・という肩透かしを食らいました | ||||
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ひとつの出来事(殺人事件)と謎(自首するまでの二日間の空白)を6人の視点で、すこしずつ絡み合いながら、話が展開していく。 その各章がひとつの短編のように読み進めることもできる。 うがった見方をすれば、最後の章だけ読んでも十分かもしれない。 全体的なプロットとしては面白いが、ところどころつっこみを入れたくなるような日本語の使い方や、展開が気になった。 そんなわけで感動が追いやられてしまったので星3つ。 | ||||
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この作品のおもしろいところは、各章が別々の語り手によって進められていくところだ。刑事、検事、記者、裁判官そして最後に、刑務官と流れていく。それぞれすでに人生の頂点を過ぎた人達であり、その人ながらの背景と葛藤が根底に描かれながら、物語の主旋律が着実に鼓動のように進んでいく。この構成については見事である。 「半落ち」とは「完落ち」でないという意味で、容疑者が全てを吐露していない状態のこと。警察組織があえて、容疑者を半落ちの状態にさせなければならない状況とそれを追求する正義漢との戦いの物語である。 ただ物語りの中身であるが、警察組織のドロドロとした部分を描く小説は多く、そういう意味であまり新鮮味はない。またトリックというものもないので、どちらかというと人間ドラマ小説に属するのではないかと思う。 | ||||
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話題の書であるが、文庫版で初めて読んだ。各人からの視点で物語は進んでいく。確かに上手い。ノンストップで読み進めた。しかし、このラストに私は不満である。人間の生きる意味を問うているのに、このラストは弱すぎる、薄すぎる。皆さんはどのような感想を抱かれたのか。知りたい。 | ||||
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各章ごとに主人公が変わって面白い、内容もまた「なんでなんで?」と思うような言い回しなので一気に読めますが、最後は肩透かしを食らった気分でした。でも、良作でした。 | ||||
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生きるって事は生活をすること、収入も得なきゃいかんし、人間関係も上手くやっていかなきゃいけない。もちろんそれは自分の為だったり、家族の為でも。皆が通る人生の道を横山秀雄は作品を通して、強く訴えたかったのかは判らないけど、この作品を読んだ人は少なからず人生について考えてしまう。まだ見ぬこれから出会う人の為に生きるのは、並大抵の事ではないし、目に見える者の為に生きる事さえ難しい。刑事事件の一連の流れや仕組みに、へ~。と楽しみつつ、事件が紐解く経過にあせってページを早くめくって、また元に戻って読み返したりで赤ペンを持って読みたい作品です。 | ||||
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現職の警察官がアルツハイマーに苦しむ妻を殺したと自首してきた。被疑者・梶は全面的に犯行を認めているが、事件のあとに空白の2日間が残った。そして、空白の2日間に対して、梶は沈黙を守る。さて、この作品、長編となっているが、実質的には連作短篇集と呼んだ方が良いかもしれない。梶が隠匿しようとしている秘密とは何か、警察、検察、新聞記者、弁護士、裁判官、そして刑務官。それぞれが、それぞれの立場で真実を発見しようと動く。勿論、そこにある思惑はそれぞれ別物になる。スクープを狙う新聞記者、一発逆転を狙う弁護士、真実を知りたい警察官・検察官と、組織防衛の為に捏造・取引を行う警察組織…そういった外野の中での葛藤も見所がある。そして、一番最後に、梶の隠してきたものが明らかになる。…と、問題は、その秘密。ここまで引っ張っておいて…ということもさることながら、何とも唐突な感じがしてならない。確かに、それなりに伏線は貼られているのであるがそれにしても…。また、梶が自首した理由としては妥当としても、それを隠す理由としては弱い気が…。その辺りがちょっと気になった。それでも、そこまでの過程、十分に楽しんで読んだのだが。 | ||||
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子供の自分には早かった。。。難しかった。。。検査部とか警視庁とか警務部長とか検事とか分からなーーーい。。ということで半分読んで、映画化したのをレンタルして、見た後また残りの半分読みました。でも梶さんは好きだ~~。優しいし。これだけは言えますよVV中学生には早いですね。やっぱ。親にも言われちゃいましたよ。トホホ | ||||
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皆さんのレヴューをみると、賛否両論ですね。確かに、私も、「空白の2日間」の謎が知りたくて、グングン読みました。しかし、率直な感想をいえば、最後の謎解きは「えっ?そんな理由で?」と思いました。もっとすごい謎が隠されていると、期待しすぎていたのです。梶が、隠し続けていたことも、警察と検察の内部問題に発展するほどのことではなかったのでは?最初の取調べの段階で、志木に話してしまっても、特にどうということはなかったのではと思わせる程度のことではないのでしょうか?まあ、前評判を聞いて、ミステリーとして読むから、期待を裏切られたのであって、梶の隠し事から導かれるそれぞれの登場人物の人生には、なかなか面白いものがあると思います。ミステリーとして読まなければ、☆5つに相当します。 | ||||
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正直言ってすっきりしていません。話の持っていき方やテーマなどとても興味のあるものだっただけに残念です。これだけ・・と思ってしまったのです。読み出したら勢いがついてどんどん読めてしまっただけに、期待しすぎたのでしょうか。それとも刺激の強いものに影響されすぎて物足りないのかしら・・。 | ||||
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基本的に悪くない。最後はそれなりに感動して鳥肌がたつ。一日で一気に完読することができることでしょう。昨年のミステリー1位として有名ですが、過大評価ということもなく1700円身銭をきる価値はあります。ぜひご一読ください。しかし評価が3なのは、途中の話はけっこうダラダラしていて、あと何ページってページ数を数えて最後のオチは何だ?ってことにばかり気になって、なんだろなんだろ?って思っている区間がだるいのです。登場人物の感情移入しやすいって言う評価が多く見受けられますが、そんなありきたりな登場人物っていうのでもなく、難しい言葉でハクをつけているのが伺えるので面白くはありません。オチは裁判中に出しても面白かったのではないかと思います。そして主人公の思いをもっと書いてみても良かったのでは。まずはご一読あれ!損はしませんよ | ||||
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何かなと期待させた割には落ちがそうでもなかった。ある意味、本当の半落ちかも? | ||||
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ミステリーとして読むのであれば,厳しいな,と思います。一般に読者がミステリーを読み進めている最中に抱く興奮や期待は,最終的に裏切られてしまうところが大きいかもしれません。 また,あの章立てを利用するのなら,もっと作り込んでもらいたかったです。章ごとに分断された感ばかりが残ってしまい,1つの作品としての味が半減してしまっています。しかし,個々の登場人物たちの心の葛藤,決断の瞬間などの描き方はすばらしいと思います。 | ||||
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