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半落ち
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半落ちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全79件 21~40 2/4ページ
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感動感動と煽りに煽ってるものだから、さぞやすごいオチが用意されているものと期待感はこれでもかとハチ切れんばかりに大爆発スペシャルなのです それで蓋をあけてみれば くっさ〜 クッサいオチが待ち受けておりました でもオチまで行く過程の警察やら検察のせめぎあいがすごく良く描写されていて、そこは楽しめました だいたいオチなんて二の次でそういうリアルな描写を楽しむ作品なのかなと、そう思ったわけです ですから悪いのは帯とそれに騙された自分なのかもしれません ただこの程度のオチでマス(大衆)は感動したらしいので、心のキレイな方であれば、オチもふくめ感動できるのでしょう | ||||
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結末がんー…という感じでした個人的に。 ただ章ごとに語り手が変わって話が流れていくので読みやすかったです。 | ||||
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アルツハイマーの妻を殺した男の自首するまでの空白の時間・・・・ そこに読者は魅力的な謎を想像するが、別にその二つは密接に関係していると いうわけではないという肩透かしっぷりが炸裂し、その理由も300ページ以上引き伸ばしてから 晒すほどでもないような程度のもの ミステリじゃなく人情物メインの話を作るなら、犯人を諌め出所するところまで書いたほうが より素晴らしい作品になったんではないだろうかと思う 賞に絡まなければそこまで話題にならなかった程度の作品 | ||||
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この小説は、一応、妻殺害後の空白の二日間の謎を追う、みたいな展開で、ややミステリー風ではあるものの、その本質はハートフルストリーだと思われる。 刑事→検察官→記者→・・・と視点を変えながら物語を展開していく手法は、テンポよく、きわめて読みやすい。 物語のオチは、そんな理由かよ、とやや突っ込みたくなるが、まぁ、本作がハートフルストーリーと捉えれば、良いオチなのかもしれない。 あと、この物語は、オヤジたちの物語でもある。 中年になり、もう若くないオヤジたちの自尊心や義侠心、野望や博打と、組織のしがらみとの絡みがサイドストーリーとして読ませてくれる。 こういった細かい描写の方が、オチよりも本作のウリかもしれない。 | ||||
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この本の良いところは、第1に、さっと読めること。僕の場合、大体5時間。旅の一冊として持って行ったら、空港に行くまでの電車の中と、空港での待ち時間、そして飛行機に乗って暫くで読み終えてしまった。第2は、そこそこ面白いこと。特に前半は良かった。ふだん刑事ものを読まない僕にとっては、警察の雰囲気描写、数奇なストーリーの展開に思わず吸い込まれていった。 が、後段になると、迫力が次第に薄れていく。普通のストーリー展開で、重さが伝わってこない。そして、最後の結末であの空白の2日間の真相がわかることになるが、あれだけ謎の深さを強くにじませていた割に、あまりにまともな終局。ひねり不足と言わざるを得ない。あれなら、最後まで謎のままにしておいた方が良かったのではないかとさえ思ってしまう。 | ||||
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登場人物像や構成は緻密で引き込まれる。 そして、最後まで一気に読みきらせる面白さもある。 だが、「落としの志木」や「カミソリ」などの古臭い表現方法には少々違和感を感じた。 とうに使い古された言い回しなので、もう少しなんとかして欲しかった。 登場人物像は緻密と評したけれども、警察官僚の面々や、中軸人物である梶の設定には違和感が残る。 まず、梶の人物像が綺麗すぎる。 目が澄んでいると連呼されてはいるが、そのバックボーンが描かれきれていないので、まるで梶だけがおとぎ話の主人公のようで現実感が無い。 そして、警察官僚 保守的な姿勢はあるにせよ、あんなに馬鹿ではないだろう。 梶が歌舞伎町に向かった事実をもみ消したいのなら、リスク管理として歌舞伎町での行動を一通り調べなければ隠蔽のしようも無い。それぐらいは頭が働くはずだ。 いくら悪役としてのポジションであるとはいえ、あそこまでヒステリックに描かれると小悪党にしか見えず味が無い。 全体的には良作だと感じただけに、あげつらねた細かい部分の描写が非常に残念だった。 | ||||
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警察官が妻を殺し、自首するまでの空白の2日間の謎を、刑事→検事→新聞記者→弁護士→裁判官→刑務官と それぞれ全く異なる立場の者たちが一様に空白の2日間に疑問を持ち、思惑やハプニングがありながらも 真相に迫っていく物語の構成はテンポも良く、一気に読み進めることができた。 そして、いよいよ真相が明かされるとき。 その結末は、正直なところ、あまりにキレイ過ぎるかなーという印象である。 結末を予測できたかといえば不可能だが、犯人のイメージどおりであり、驚きもなければ、感心もしない。 やもするとさらっと読み飛ばしてしまいそうな印象すらある終わり方であり、ここまでの流れを考えれば もったいないと感じる結末だと感じた。 | ||||
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難しかった。日本中が震えた……とこの言葉で期待してガッカリ。メインの謎の2日間は徐々にに解決していく物ではなく最後まで一切わからない。その分期待感が高まり、読み進めやすかったのですが、最後まで引っ張った割に…… ただ人間味は凄くよかった。でも友達に「これ貸すよ」とは薦められないですね。 | ||||
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この本の最大のテーマは「空白の二日間」である。 この二日間の背後には、保身的な警察構図、警察・検察間の争い、マスコミの内部格差、介護問題etc… 複雑多様な問題を孕んでいた。 率直にいうと、こんなに小見出し盛り沢山だったのであまり印象に残らなかったです。 これはノンフィクションじゃなくて良かったなっていうくらいの感想で、 具体的な名場面が思い浮かばないです。 例えて言うなら、幕の内弁当を食べた感じです。 無難に美味しいけど、うな重のような魅力に欠ける(笑)。 可もなく不可もなかったので☆3つで。 | ||||
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梶総一郎がアルツハイマーを患う妻を殺し、自首してきた。殺害から自首までの空白の2日間の行動については梶の胸にしまったままで何も語られない。最後の20ページぐらいで空白の2日間の行動が明らかになりますが、それについてどう皆さんは感じるだろうか?この物語はミステリーというより人間ドラマという感じがしますね。 私の感想は、あの内容についてそこまで引っ張るのかという感じがしました。周辺事実がほとんど語られていないので、ちょっと唐突だと感じました。だから、感動するというよりあっけにとられて頷くだけでした。 | ||||
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梶聡一郎という現職警部が、アルツハイマーを患う妻を殺害するという事件が起きた。妻殺害の二日後、梶聡一郎は自首したが、この自首までの空白の二日間に何があったのか?これが本作品である。 本作品は、下記に示す6部構成になっており、事件発生から取調→裁判→収監というように物語が進んでいく。 1部:梶を取り調べた取調官の部 2部:事件を担当した検事の部 3部:事件を記事にした新聞記者の部 4部:梶を弁護した弁護士の部 5部:梶の裁判を担当した裁判官の部 6部:刑務所に入った梶を監督する刑務官の部 しかし、徐々に事件に迫っていくというより、最後の6部まで引っ張りに引っ張るという感じである。引っ張りに引っ張った末の結末は、読んでいただくのが良いかと思うが、個人的には、可もなく不可もなくという感じであった。ただ、このような6部構成で作品を書くというところに著者の創意工夫が感じられて、著者の他の作品を読んでみようという気になった。 最後に一言、ちょっと業界用語が多くて、いちいち調べるのが面倒でした。 | ||||
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こちらは映画にもなりましたし、読まれた方も多いのではないかと思います。 現職警察官、梶総一郎、49歳が妻を殺し自首してくる。 妻はアルツハイマーを患っており、7年前に亡くした一人息子の命日に墓参りしたことも忘れてしまう。 自分の息子の事まで忘れてしまう前に殺してくれとせがまれ哀れに思い絞め殺したと言う。 しかし梶は妻を殺してから自首するまでに空白の2日間があった・・・。 【半落ち】というのは警察用語のようです。 自白内容が明白な場合は【完落ち】と言うそうです。 現職警察官による殺人と、空白の2日間。 そしてその2日間に歌舞伎町で目撃されている事から、事実を隠蔽しようとする警察の上官。 それを追う新聞記者。 梶を取り巻く検察官、裁判官などの心情が章ごとに語られます。 そして、梶が殺した妻をそのままにしてまで歌舞伎町に出向いた訳が明らかになります。 私は映画は観てないのですが、CMの印象で、梶がすっかり寺尾聡でした。 もう観てきたかのように寺尾聡でした(^^;) 内容は悲惨な事ではあるけど、梶が自殺せずに自首した意味は大きいと思いました。 現実社会でも深い問題がいくつも絡んでいると思います。 ちょっと付け加え・・・ これが書かれてから、年齢が引き上げられてます。 | ||||
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最後の最後にググっと泣けました。 感動したかどうかは別として。もらい泣きっぽいです。 文庫本にしては活字が大きめでした。 ネタばれになるといけませんので内容には触れませんが、 サクサクとストレスなく読めてしまいました。 サクサクと読めてしまったのであまり内容が残りません・・・。 | ||||
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2003年の直木賞でモメにモメたこの一冊。 映画も見ましたが、それとは別物として読んでみた。 ・・・・・・・残念ながら、横山秀夫の傑作とは言いがたい、と思った。 直木賞を取れなかった理由はネタバレになるので、書けませんが、とにかく林真理子が鬼の首を取ったようにミステリ批判をして得意満面になっていたのが、つい昨日のことのように思い出されます。 でも、不満なのは、たくさんの登場人物の目を通して事件を描きながら、今一歩たくさんの登場人物をまとめ切れなかった印象が残ること。 もちろん直木賞選考委員の言う「オチに欠点がある」などと言うクソのような理由ではありません。 欠点も何も・・・・って言いたいことはたくさんありますが、とにかく、直木賞自体の価値ゼロが確定した選考だったことは確認できました。 ただ、傑作ではないし、ヒューマニズムを訴える力も弱い、と感じました。 なぜ、この本が売れて、評判がよくて、映画化までされたのか、さっぱり分からないのでした。 | ||||
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一人の犯罪者を巡って警察、検察、記者、裁判官、刑務官が相互に絡み合っていきます。これにより犯罪者が逮捕されて服役するまでの経過を詳しく知ることができました。またその中で各個人と組織との軋轢が痛々しいほど描かれています。カタルシスはありませんがリアルな群像劇が展開していきます。しかしラストがあっけなかったです。この話は主人公の梶が隠している真実を様々な人間が明らかにしようとするものです。読み進めていくほどにその真実が非常に気になりましたが、その結末は拍子抜けするほどあっさりしていました。あれだけ引っ張っておいたのだから、もう少し意外性のあるラストを用意してほしかったです。しんみりとした物語が好きな人にはいいかもしれませんが。 | ||||
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内容もおもしろく、読み応えもあるかなと感じる一方で、この人、長編書けないの?と思わせるような本ばかりです。クライマーズハイは好きですが、あれは著者の実体験のようなものに基づいて書かれたものだからよかったのかな。 私が一貫して思うのは、一編が短すぎる!! 名作やら何やら言われてますが、素人の枠を超えていないような気がしてなりません。 | ||||
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殺人を犯してしまった一人の男の内面を周囲が想像しながら見守ることによって、物語が進行します。その周囲の構成はよくできていますが、落ちも含めて、読める人には読めてしまうかもしれません。しかしながら、名作!と騒がずとも良質な構成を楽しめる一冊です。 | ||||
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自分はあまり推理ものや小説は読まないのであるが、ずいぶん話題になっているようでもあったので、文庫化を機に、購入し、読んでみた。 刑事・検事・判事などの、登場人物個々人の視点から事件をながめ、被告人の犯罪およびその背景を描いている。うまく描けてはいると思い、 最後は目頭が若干うるうるするものの、多少インパクトに欠けるかな〜という印象であった。読む価値はある。 | ||||
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作者を一躍有名にした作品で、映画化もされた。話は元警察官が妻殺しを自供するが、殺害から自供までの二日間について語ろうとしない。この謎について、刑事、検事、新聞記者、弁護士、裁判官、刑務官の6人が各々の立場から係わり真相に迫ろうとするが、容疑者は"半落ち"状態のまま何も語らない。謎の二日間の真相とは...。 作者の記者時代の経験を活かした部分もあり、人物造詣等光る部分もあるのだが、最後に明かされる真相は自分の身と引き換える程のものだろうか ? 真相中の問題を軽く見る訳ではないが、逆に隠す程こうした問題にとってマイナスになるのではないか。それと全篇を通じて主人公の影が薄すぎるのが物足りない。 警察小説としても中途半端、人間ドラマとしても深みがない。作者の力量はもっと高い筈なので、もう一段高いレベルの作品を期待したい。 | ||||
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面白かったな〜、感情移入できたし。高評価の理由はわかります。 でもオチが!なんで?二日間は?その理由は?面白い本だけど分からない。 29歳の男には楽しめたけど何故と何が残ってしまった。。。 人生経験が少ないからなのか・・・最後の真実に大きなどんでん返しを期待しすぎたからなのか・・・ | ||||
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