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(短編集)
標的走路
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標的走路の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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新聞に広告が載っていたようで、家族から購入を頼まれました。黙々と読んでいるので、面白いのだと思います。 | ||||
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ワクワクしながら読める所が最高 | ||||
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何十年かぶりの再読。行間から佐久間公の若さと感傷がにじみ出てくる文体が当時もこんなに魅力的だったっけ。 一人称ハードボイルドが活劇でもなく謎解きでもない、文体と「語り」で読ませる小説だということがよく分かる秀作。 作品としては星4つだが昔の友だちに会えた気分で1つおまけ。 | ||||
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紙の本は、ほぼ全て処分してしまいましたので、この本もまたその中の一冊でした。今回、電子書籍版がリリースされたと聞いて、再読することにしました。失踪人調査人・佐久間公シリーズ、第一作。1980年。 いきなり車を吹き飛ばされる佐久間公。公の車は"BMW"ではありませんでしたが、嫌でも車と爆弾と言えばエイドリアン・マッキンティのショーン・ダフィ・シリーズを想起してしまいます。1980年代の東京は、北アイルランドに繋がっていたのか?まあ、少し無理があります(笑)。 そして、公は早川法律事務所から依頼された失踪事件と個人的に請け負った失踪事件の二つを調査しながら<東京>を駆け巡り、その二つの事件と吹き飛ばされた車の事件が絡まり合いながら舞台は、<軽井沢>へと向かうことになります。 インターネットもスマホも無かった時代の<若書き>のハードボイルド。しかし、舞台が<軽井沢>へと移行してからは、意外に正統派の冒険小説のようだなと認識を新たにしました。当時の風俗を事細かに描写していたような記憶は失せ、佐久間公は<鮫>に似て多くを語らず、戦い続け、満身創痍のまま尚その戦いを止めることはありません。美しい。戦いは叙情だ。 (但し、若書きであるが故にオイル・マネーと内閣調査室の扱いがいささか薄口でした。) 加えて、この時代を映す「自惚れ鏡」は、佐久間公とその友人、沢辺、恋人の悠紀との<会話>の中にある”スカした”関係性にあるのでしょう。私もまたその時代を生きていましたので、彼らの思考、彼らの行動の源をよく理解することができます。そういう意味では、この小説は決して古びてはいなかった。あの頃も今もこんな男でいたかったと私は率直に思います。 慎太郎の湘南に憧れ、矢作俊彦の横浜に没頭し、大沢在昌の描く六本木に憂愁を思います。 そう、この国を憂いて何年も経つ(笑)。 ◻︎「標的走路〈新装版〉 失踪人調査人・佐久間公 : 1」(大沢在昌 双葉文庫) 2024/7/14。 | ||||
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とても良かったです | ||||
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新宿鮫読んでるときは、新宿鮫いいなーって思うけど、久しぶりに佐久間公シリーズ読むと、あっ、やっぱり佐久間公いいなーと思います。 やはり、大沢在昌のハードボイルド作品が好きなんだと再認識、 新宿鮫のような、正義感漂う警察小説も良いけど、男としてはやはりちょっと軽いくてキザで女好きだけどやる時はやるハードボイルドの主人公が良い。 佐久間公シリーズは実はほとんど読んでるのにこれをまだ読んでいなかった。順番めちゃくちゃだけど、今更読んだ。時代背景とかも逆に新鮮だ。「おじいちゃんと歩いてるみたい」という言葉を彼女に投げかけられた20代半ばの佐久間公も、リアルタイムだと60代後半の本等におじいちゃんみたいな年齢似なってると思うと感慨深い(笑) | ||||
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まるで新書と同じくらいのきれいさで大変満足しました。またよろしくお願いします。 | ||||
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当シリーズは人間性を細かく表現しながら展開していき、一本筋の通った生き方をする主人公が描かれています。 現実でも多くの人間は何処か自分自身で譲れない部分や無理してでもやってしまう所かありますが、 この主人公も地味な調査員という職種ながら周りに惑わされず納得するまで突き進む性格で、男として好感が持てました。 大沢氏が創り出す主人公は、胸の内に秘めている信念を曲げずに生きていく人間が多いので 読み終えた後、自分自身に問いかけたり出来る味わい深い作品だと思います。 | ||||
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当シリーズは人間性を細かく表現しながら展開していき、一本筋の通った生き方をする主人公が描かれています。 現実でも多くの人間は何処か自分自身で譲れない部分や無理してでもやってしまう所かありますが、 この主人公も地味な調査員という職種ながら周りに惑わされず納得するまで突き進む性格で、男として好感が持てました。 大沢氏が創り出す主人公は、胸の内に秘めている信念を曲げずに生きていく人間が多いので 読み終えた後、自分自身に問いかけたり出来る味わい深い作品だと思います。 | ||||
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昭和55年に執筆された、佐久間公シリーズ最初の長編です。佐久間が早川法律事務所の調査員として働いていたころのエピソードです。「心では重すぎる」では若者の言葉がわからなくなったと嘆いていた佐久間ですが、本書では自分のことを「私」ではなく「僕」と語るフレッシュな佐久間の活躍を読むことができます。今回は、失踪人の調査から、原油確保を巡っての国家レベルの話へと展開し、スケールの大きな話となっており、(時代背景をのぞいては)20年以上の作品ということを感じさせない話となっています。佐久間公シリーズのファン以外の方にもおすすめできます。「雪蛍」では「探偵は生き方である」と有名なせりふをはいた佐久間ですが、本書の中で、「この仕事しかできないわけではない。生きがいに満ちてるわけではない」と言い切っています。等身大のヒーロー像が本書にあふれています。他の佐久間公シリーズは短編が「感傷の街角」「漂泊の街角」、長編が「追跡者の血統」「雪蛍」「心では重すぎる」です。 | ||||
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著者も可愛がっているキャラクターであると思われる佐久間公シリーズの初期の作品。佐久間公も若いが著者の若さもはしばしににじみ出ている。特に会話。思わず苦笑させられてしまい、今の著者なら絶対こんなセリフを吐かせないだろうと思われる痒い会話が随所に見られる。大沢在昌ファンとしてはそれでも独特の世界観に浸れ楽しんで読めるが、初めて大沢作品を読むという方にはもっと完成度の高い新宿鮫シリーズや最近の作品をおすすめしたい。 | ||||
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昭和55年に執筆された後、幻となっていた佐久間公シリーズ最初の長編です。佐久間が早川法律事務所の調査員として働いていたころのエピソードです。「心では重すぎる」では若者の言葉がわからなくなったと嘆いていた佐久間ですが、本書では自分のことを「私」ではなく「僕」と語るフレッシュな佐久間の活躍を読むことができます。今回は、失踪人の調査から、原油確保を巡っての国家レベルの話へと展開し、スケールの大きな話となっており、作者が加筆していることもあってか、(時代背景をのぞいては)20年以上の作品ということを感じさせない話となっています。佐久間公シリーズのファン以外の方にもおすすめできます。 「雪蛍」では「探偵は生き方である」と有名なせりふをはいた佐久間ですが、本書の中で、「この仕事しかできないわけではない。生きがいに満ちてるわけではない」と言い切っています。等身大のヒーロー像が本書にあふれています。他の佐久間公シリーズは短編が「感傷の街角」「漂泊の街角」、長編が「追跡者の血統」「雪蛍」「心では重すぎる」です。 | ||||
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佐久間公の作品の中でぽっかりと穴が空いた状態で悔しかった。 この作品は何年もの間再刊行されなかった物。 現在も続く佐久間公シリーズ初の長編物なのです。 未だ知らなかった佐久間公をようやく読めます。 | ||||
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