石の来歴

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評判

石の来歴の評価:

4.24/5点 レビュー 21件。 B ランク

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平均点4.24pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全49件 21〜40 2/3ページ
No.29
(5pt)

ズシリと石のように重い読み応え

石に魅入られた男を襲う悲劇。戦時中、死にゆく男から聞かされた言葉が、そのきっかけだが、家族に悲劇を見舞われるのと、戦時中の記憶がオーバーラップして、緊張感溢れる物語世界を味わった。現実世界で破滅が近付く時、戦時中の記憶も悪夢のように蘇るが、主人公が「殺せ」と言う上官の命令に逆らい、軍刀を捨てて投降した時、大宇宙へ繋がる「石」を手に入れるのだ。ズシリと石のように重い読み応えが印象的。
石の来歴 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 石の来歴 (文春文庫)より
4167580012
No.28
(5pt)

ズシリと石のように重い読み応え

石に魅入られた男を襲う悲劇。戦時中、死にゆく男から聞かされた言葉が、そのきっかけだが、家族に悲劇を見舞われるのと、戦時中の記憶がオーバーラップして、緊張感溢れる物語世界を味わった。現実世界で破滅が近付く時、戦時中の記憶も悪夢のように蘇るが、主人公が「殺せ」と言う上官の命令に逆らい、軍刀を捨てて投降した時、大宇宙へ繋がる「石」を手に入れるのだ。ズシリと石のように重い読み応えが印象的。
石の来歴 Amazon書評・レビュー: 石の来歴より
4163146202
No.27
(4pt)

私の本棚の福永武彦のそばに置きました。

コメント通り綺麗でした。
内容は、夏目漱石の明暗や福永武彦の忘却の河と通じる個人に固執するあまり、一番近い家族さえ情愛が通じない難しさを感じましたね。家族崩壊と個人確立は特に最近当たり前になっていて、以前知的階級の悩みが、趣味に没頭できる時代だからありふれて来たのかもしれない。いわゆる動物的な家族愛と個人確立は両立しないものか、考えていきたい。
石の来歴 (大活字本シリーズ) Amazon書評・レビュー: 石の来歴 (大活字本シリーズ)より
488419389X
No.26
(4pt)

私の本棚の福永武彦のそばに置きました。

コメント通り綺麗でした。
内容は、夏目漱石の明暗や福永武彦の忘却の河と通じる個人に固執するあまり、一番近い家族さえ情愛が通じない難しさを感じましたね。家族崩壊と個人確立は特に最近当たり前になっていて、以前知的階級の悩みが、趣味に没頭できる時代だからありふれて来たのかもしれない。いわゆる動物的な家族愛と個人確立は両立しないものか、考えていきたい。
石の来歴 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 石の来歴 (文春文庫)より
4167580012
No.25
(4pt)

私の本棚の福永武彦のそばに置きました。

コメント通り綺麗でした。
内容は、夏目漱石の明暗や福永武彦の忘却の河と通じる個人に固執するあまり、一番近い家族さえ情愛が通じない難しさを感じましたね。家族崩壊と個人確立は特に最近当たり前になっていて、以前知的階級の悩みが、趣味に没頭できる時代だからありふれて来たのかもしれない。いわゆる動物的な家族愛と個人確立は両立しないものか、考えていきたい。
石の来歴 Amazon書評・レビュー: 石の来歴より
4163146202
No.24
(4pt)

文体の魅力

作者の近刊「東京自叙伝」とこの本しか読んでいません。奥泉初心者です。
第一印象は、ずいぶんと文章が上手だなあと言うこと。プロの作家さんなので当たり前と言えば当たり前、ずいぶん失礼な物言いですが、一文が長めなので、ずいぶん饒舌に感じる。でも、ぎりぎり推敲に推敲を重ねた感じもわかる。すごい計算の上に生み出された文体なのではないか。私はそういう観点からこの著作を味わった。
表題作のラストに戦慄しながら・・・・・。
石の来歴 (大活字本シリーズ) Amazon書評・レビュー: 石の来歴 (大活字本シリーズ)より
488419389X
No.23
(4pt)

文体の魅力

作者の近刊「東京自叙伝」とこの本しか読んでいません。奥泉初心者です。
第一印象は、ずいぶんと文章が上手だなあと言うこと。プロの作家さんなので当たり前と言えば当たり前、ずいぶん失礼な物言いですが、一文が長めなので、ずいぶん饒舌に感じる。でも、ぎりぎり推敲に推敲を重ねた感じもわかる。すごい計算の上に生み出された文体なのではないか。私はそういう観点からこの著作を味わった。
表題作のラストに戦慄しながら・・・・・。
石の来歴 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 石の来歴 (文春文庫)より
4167580012
No.22
(4pt)

文体の魅力

作者の近刊「東京自叙伝」とこの本しか読んでいません。奥泉初心者です。
第一印象は、ずいぶんと文章が上手だなあと言うこと。プロの作家さんなので当たり前と言えば当たり前、ずいぶん失礼な物言いですが、一文が長めなので、ずいぶん饒舌に感じる。でも、ぎりぎり推敲に推敲を重ねた感じもわかる。すごい計算の上に生み出された文体なのではないか。私はそういう観点からこの著作を味わった。
表題作のラストに戦慄しながら・・・・・。
石の来歴 Amazon書評・レビュー: 石の来歴より
4163146202
No.21
(4pt)

上玉のブツ

活字中毒」とは、よく考えられた言葉だ。「読書好き」とはニュアンスが違う。活字中毒者にとっては、作品のテーマやストーリー展開は二の次だ。まずは、言葉や文字の力そのものを堪能する。

例えは悪いが、麻薬中毒者が、ブツを体内に取り入れて洩らすため息と、活字中毒者がブツ?に書かれた文字を丹念に追いながら、思わず洩らすため息は多分同じだ。相当のカタルシスが両者をブツの虜にしている。

また、活字中毒者は、おそらく速読はしない。読むのが速い人はいるだろうが、視線はナメクジのように文字を這っているはず。

本書は活字中毒者にとって上玉のブツだ。綴られる言葉に強い力が宿っている為、かなりの快楽状態を生み出す。正に言霊。

加えて、文節にリズムがあり、一文が長めなので、トランス状態に陥るようなグルーヴが発生している。

二本の小説を収録。最初のタイトル作では、ある種奇妙な戦時体験が背景にはあるが、何気ない日常が瓦解していくさまが描かれる。二本目は、タイトル「三つ目の鯰」でも感じるように、最初に奇妙さを提示し、そこへと徐々に近付いていくさまが描かれている。
石の来歴 (大活字本シリーズ) Amazon書評・レビュー: 石の来歴 (大活字本シリーズ)より
488419389X
No.20
(4pt)

上玉のブツ

活字中毒」とは、よく考えられた言葉だ。「読書好き」とはニュアンスが違う。活字中毒者にとっては、作品のテーマやストーリー展開は二の次だ。まずは、言葉や文字の力そのものを堪能する。

例えは悪いが、麻薬中毒者が、ブツを体内に取り入れて洩らすため息と、活字中毒者がブツ?に書かれた文字を丹念に追いながら、思わず洩らすため息は多分同じだ。相当のカタルシスが両者をブツの虜にしている。

また、活字中毒者は、おそらく速読はしない。読むのが速い人はいるだろうが、視線はナメクジのように文字を這っているはず。

本書は活字中毒者にとって上玉のブツだ。綴られる言葉に強い力が宿っている為、かなりの快楽状態を生み出す。正に言霊。

加えて、文節にリズムがあり、一文が長めなので、トランス状態に陥るようなグルーヴが発生している。

二本の小説を収録。最初のタイトル作では、ある種奇妙な戦時体験が背景にはあるが、何気ない日常が瓦解していくさまが描かれる。二本目は、タイトル「三つ目の鯰」でも感じるように、最初に奇妙さを提示し、そこへと徐々に近付いていくさまが描かれている。
石の来歴 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 石の来歴 (文春文庫)より
4167580012
No.19
(4pt)

上玉のブツ

活字中毒」とは、よく考えられた言葉だ。「読書好き」とはニュアンスが違う。活字中毒者にとっては、作品のテーマやストーリー展開は二の次だ。まずは、言葉や文字の力そのものを堪能する。

例えは悪いが、麻薬中毒者が、ブツを体内に取り入れて洩らすため息と、活字中毒者がブツ?に書かれた文字を丹念に追いながら、思わず洩らすため息は多分同じだ。相当のカタルシスが両者をブツの虜にしている。

また、活字中毒者は、おそらく速読はしない。読むのが速い人はいるだろうが、視線はナメクジのように文字を這っているはず。

本書は活字中毒者にとって上玉のブツだ。綴られる言葉に強い力が宿っている為、かなりの快楽状態を生み出す。正に言霊。

加えて、文節にリズムがあり、一文が長めなので、トランス状態に陥るようなグルーヴが発生している。

二本の小説を収録。最初のタイトル作では、ある種奇妙な戦時体験が背景にはあるが、何気ない日常が瓦解していくさまが描かれる。二本目は、タイトル「三つ目の鯰」でも感じるように、最初に奇妙さを提示し、そこへと徐々に近付いていくさまが描かれている。
石の来歴 Amazon書評・レビュー: 石の来歴より
4163146202
No.18
(4pt)

なぜか面白かった!

「石の来歴」は戦争で最後に上等兵に言われた言葉が心に残ってそれ以来、石の収集にのめり込んでいく男の話で、過去と現在が交錯し、ミステリアスな展開で最後まで興味深く読めた。戦争場面や学園紛争など描写がうまいと思った。
「三つ目の鯰」は、テーマも興味深かったが、より私的に庄内平野の風景描写に心打たれた。
石の来歴 (大活字本シリーズ) Amazon書評・レビュー: 石の来歴 (大活字本シリーズ)より
488419389X
No.17
(4pt)

なぜか面白かった!

「石の来歴」は戦争で最後に上等兵に言われた言葉が心に残ってそれ以来、石の収集にのめり込んでいく男の話で、過去と現在が交錯し、ミステリアスな展開で最後まで興味深く読めた。戦争場面や学園紛争など描写がうまいと思った。
「三つ目の鯰」は、テーマも興味深かったが、より私的に庄内平野の風景描写に心打たれた。
石の来歴 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 石の来歴 (文春文庫)より
4167580012
No.16
(4pt)

なぜか面白かった!

「石の来歴」は戦争で最後に上等兵に言われた言葉が心に残ってそれ以来、石の収集にのめり込んでいく男の話で、過去と現在が交錯し、ミステリアスな展開で最後まで興味深く読めた。戦争場面や学園紛争など描写がうまいと思った。
「三つ目の鯰」は、テーマも興味深かったが、より私的に庄内平野の風景描写に心打たれた。
石の来歴 Amazon書評・レビュー: 石の来歴より
4163146202
No.15
(5pt)

ミステリータッチの純文学

ミステリーと言うべきか、ホラーと言っても良いのか。夢と現実、過去の戦争と戦後の現在が交錯しながら、読者をひきつけるストーリー展開と心理描写は一級品である。
その後の奥泉光の作品と比べると、オーソドックスとか保守的と言われるかもしれないが、純文学のテーマ性を魅力あるストーリーに込めたこの作品は大好きである。
石の来歴 (大活字本シリーズ) Amazon書評・レビュー: 石の来歴 (大活字本シリーズ)より
488419389X
No.14
(5pt)

ミステリータッチの純文学

ミステリーと言うべきか、ホラーと言っても良いのか。夢と現実、過去の戦争と戦後の現在が交錯しながら、読者をひきつけるストーリー展開と心理描写は一級品である。
その後の奥泉光の作品と比べると、オーソドックスとか保守的と言われるかもしれないが、純文学のテーマ性を魅力あるストーリーに込めたこの作品は大好きである。
石の来歴 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 石の来歴 (文春文庫)より
4167580012
No.13
(5pt)

ミステリータッチの純文学

ミステリーと言うべきか、ホラーと言っても良いのか。夢と現実、過去の戦争と戦後の現在が交錯しながら、読者をひきつけるストーリー展開と心理描写は一級品である。
その後の奥泉光の作品と比べると、オーソドックスとか保守的と言われるかもしれないが、純文学のテーマ性を魅力あるストーリーに込めたこの作品は大好きである。
石の来歴 Amazon書評・レビュー: 石の来歴より
4163146202
No.12
(4pt)

芥川賞受賞作の中ではお勧めの方です

 割と芥川賞受賞作は苦手な方だが、これは面白かった。最近の奥泉作品からは想像もできない硬派な文体と内容。戦争中の記憶に苦しめられる男が主人公だが、不思議と重くはなく、読んだ後に考えさせられはするが、暗く落ち込むということはない。同じ体験をした方は、また感想が違うかもしれないが、我々高度成長期に生まれた人間に「その当時のことをわかれ」という押しつけがましさがなく、読んで損はないと思う。
石の来歴 (大活字本シリーズ) Amazon書評・レビュー: 石の来歴 (大活字本シリーズ)より
488419389X
No.11
(4pt)

芥川賞受賞作の中ではお勧めの方です

 割と芥川賞受賞作は苦手な方だが、これは面白かった。最近の奥泉作品からは想像もできない硬派な文体と内容。戦争中の記憶に苦しめられる男が主人公だが、不思議と重くはなく、読んだ後に考えさせられはするが、暗く落ち込むということはない。同じ体験をした方は、また感想が違うかもしれないが、我々高度成長期に生まれた人間に「その当時のことをわかれ」という押しつけがましさがなく、読んで損はないと思う。
石の来歴 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 石の来歴 (文春文庫)より
4167580012
No.10
(4pt)

芥川賞受賞作の中ではお勧めの方です

 割と芥川賞受賞作は苦手な方だが、これは面白かった。最近の奥泉作品からは想像もできない硬派な文体と内容。戦争中の記憶に苦しめられる男が主人公だが、不思議と重くはなく、読んだ後に考えさせられはするが、暗く落ち込むということはない。同じ体験をした方は、また感想が違うかもしれないが、我々高度成長期に生まれた人間に「その当時のことをわかれ」という押しつけがましさがなく、読んで損はないと思う。
石の来歴 Amazon書評・レビュー: 石の来歴より
4163146202