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手のひらの蝶
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手のひらの蝶の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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なんか、DZ読んで直ぐこの作品を読んでしまったせいか、主人公や設定が似ていてイメージがダブってしまった。この作品だけ読んでいればもっと星は付けたかも。この作家は医療から離れられないのか?なんて、ちょっと次回作への興味がなくなってしまった。 | ||||
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怖い話だった。ミステリーというよりホラーの範疇に入るのではないか。 著者のデビュー作である’00年度「横溝正史賞」正賞受賞作『DZ』は、人類の進化という壮大なテーマを浮き彫りにした医学系のSFミステリーだったが、長編第2作の本書ではさらにそれを発展拡大している。 「昆虫人間」(こう書くといかにも陳腐な感じがするが、著者は感染による脳内の腫瘍の発現、および遺伝子の変化というように、その存在をきわめて科学的に説明している)と化した殺人鬼が、一定の周期ごとに吸血殺人を犯すといった、医学テーマに基づくサイコホラーサスペンスである。 また9歳の子どもが母親を殺害して、綜合児童福祉センターに預けられるといった児童犯罪の問題も本書のショッキングなテーマのひとつとなっている。しかもその少年も吸血殺人の真犯人も幼少期、「親子の絆の喪失」、つまり母親の愛情が薄かったという共通点を持っており、私は『家族トラウマ』のようなものを連想した。 著者は東大哲学科中退後、京大医学部を出た現職の精神科医であり、本名で『人格障害の時代』、『悲しみの子どもたちー罪と病を背負って』など多数の著書を発表しているという。 なるほど、これほどの医学サスペンス物語を書き上げるほど、凄く頭の良い人なのである。 | ||||
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意外な結末や、所々に感じるセンスなど光る部分も多いし、精神科医の著者だからこそ書けた部分もあると思う。けれど、沢山の附線を貼っておきながら、投げっぱなしな部分や、専門用語を使いすぎることによって自己満足度ばかり無意識に重要視している点、など気になる部分も多かった。特に筋は悪くないのだから、クライマックスなどはもっともっと深く描くべき。どうでもいい部分をやたら細かく描写しているくせに、肝心な所は薄っぺらい。そういう意味では非常に歯痒く勿体無い作品。著者自身センスはあるので、肩の力を抜きつつ、緻密な計算をして、若しくは推敲を重ねて、書けるようになれば、いつか素晴らしい作品を書けるんじゃないかという気はする。いずれ!にしても注目株な作家だとは思う。 | ||||
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京都で起こった連続殺人事件、死因は失血死だった、刑事の西澤と薮原は通報により犯人を追いつめ犯人との死闘の末犯人を射殺する。2年後、失血死事件の再発、現場には血を飲んだ跡が。次々に逮捕される容疑者達、本当の真犯人は…飛び交う医学用語、一見煩雑に見られるが、抵抗無く追っかけられるストーリー、苦無く読めた | ||||
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