風の音が聞こえませんか
- 恋愛小説 (118)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
風の音が聞こえませんかの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
精神科の医師の方が書かれたものだから 統合失調症の方の症状や生きづらさが痛いほど伝わると同時に、支えるケースワーカーの方たちの日々を垣間見た気がする。身体の傷は見えるので治癒の程度も分かるけれど、精神疾患の苦しみは端からは分からない。でも彼らが「誰も自分のことを分からない」という真っ暗な孤独をずっと抱えて生きるのは辛すぎる。自暴自棄的な日々の中で彼は一人のケースワーカーと ほんの少しずつではあるが初めて心を通わせる経験をする。ささやかな共通の喜びが 彼も知らないうちに実はそのケースワーカーの心をも素直にさせ癒していた。 恋愛小説風に書いてはいるが一つの研究論文のようにも読める。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前置きに、統合失調症に関する記述があったので、もう少しその分野に重きを置いた小説なのかと思い読みましたが、月9のドラマにありそうな恋愛ストーリーでした。話自体は面白く読みやすいので一気に読めましたが、著者は精神科の医師なのにもったいない気がします。 さらに、主人公の女性が、表向きは控えめで(ごめんなさいを多発)、学級委員的な良い子ちゃんながら、結果的には人の好意を無にしたり、相手を振り回しては自分に酔って泣くという、嫌いなタイプでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
純愛小説と聞いていたが、ヒロインのパーソナリティが疑問だ。序盤ではひたむきで感じのいい健康的な女性という描き方になっているが、中盤以降に明かされる設定との矛盾がひどい。まったく共感できない。 また、統合失調症の青年の非現実性をむしろ美しく描いてくれるのかと期待していたが、そういうわけでもない。ただ競馬でよく当たるだけ。そういうことではなくて、もっと世界の悲しみを一身に引き受けて涙を流すような荘厳な場面が見たかった。 著者の精神疾患の解説書はどれも素晴らしいと思う。小説のほうも、いずれきっと名作のひとつくらい書いてくれると期待している。しかし本書ではなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私には統合失調症かもしれないと診断された子どもがいます。この小説の主人公のすがたに子どもの姿を重ねていました。 主人公の青年の回復と社会復帰をはらはらしながら応援しつつ一気に読みました。私にとってはとても有意義な内容で心から感動した一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者の精神科領域の著書が面白かったので、読んでみましたが。 読者を引っ張っていく力は確かにあると思いますが、いかんせん ヒロインの美知がビッチ。主治医の先生も利己的でイヤな男。 病気の時の晃は、人間離れしていて妙にカッコイイけど 後半、全く存在感無し。 その他脇を占める人々も魅力なく、無意味にいい人すぎたりして 誰にも共感できない。 競馬場の描写がダラダラ続くのにも、食傷。 一気に最後まで流し読みして、”ビッチ‼︎” とつぶやいてしまいました。 …後味悪い迷作?でした。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 15件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|