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イニシエーション・ラブ
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イニシエーション・ラブの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全367件 261~280 14/19ページ
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登場人物同様、バブル期に青春を過ごしてきた拙私にとって、 「くだらないけど、こんな感じだったわ」って身につまされる 実にぬるい話の展開。 事前情報をもってしても、脇を甘くさせる軽い表現。 「タック」「男女七人」「国鉄とJR」「新しい水着」「便秘?」・・・。 何か違和感があるけど、そのままスルー。 そもそも「薄くてすぐに読み終わっちゃうじゃん」という 安易な思い込み。 この作品を読もうと思った時点で、取り組み方が負けを 決定づけていたなぁ。 他の方も書いている通り、話の内容が希薄であればあるほど、 最後の2行で仰天するわけです。 最後の2行の真意を理解できずに、読み終わる人の方も多いのでは ないかとも思った。 拙私は、幸いながら?仰天した方の読者だったので、読み返すわ、 サイトで調べまくるわ、他の奴に聞くわ・・・。 テーマはただ「女って怖いな」なんだけど、逆に 「男って単純」って言われているんだろうな。 この作品を読ませて、すぐにトリックに気付く女子には 注意しないとヤラレますぜ! | ||||
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裏の「最後の2行は絶対に読まないで!」に、かなり吸引された。 すごいレビューの数に驚きながら、未読の時はあえて読まなかった。 正解ですね。 もし、読んでたら 面白みが100%無くなってました。 この最後の2行を読んでも、すぐにはピンとこなかった鈍い私ですが じわじわと、え??一体、何??どういうこと?? そこで、拾い読みをもう一度。 1回目に読んでる途中所々に、ひっかかる部分があったのは確か。 恋愛小説にしては、あまりにも ありふれていますし そこが賛否両論があるんだと思いますが やはりこの小説の醍醐味は、最後の2行。 正直に言えば”騙された”…というより ズルイ!…って言う感想を最初に感じましたが 人間の思い込みを上手く利用してくれました。 未読の方もいると思うので、細かなことは伏せますが とにかく、色々なものが全てミス・リードに繋がっているのには 正直、驚きました。 後になれば成る程この細かなミス・リードに気がつき その度に「あぁ…」と唸らせてくれるので ストーリー性よりも、そちらの方がインパクトが強すぎますが。 この小説を時系列を説明してくれている、親切なサイトもあり その細かな付箋の貼り方に脱帽です。 | ||||
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本作は乾くるみ氏による一風変わったミステリー。 最初は何の変哲も無い恋愛モノだと思って読み始めた。 どこがミステリー? と思いながら最後までたどり着く。 マユの行動に不可解さがあるものの、とにかく読み進める。 そして……後は皆と同じ感想。 どうせ読むなら、「見破ってやるぜ!」的な意気込みは排除して読みましょう。もったいないから。 少し甘い恋愛小説として楽しみましょう。 恋愛小説として楽しみましょう。 そしてどうせ読むなら、素直にだまされましょう。 言いたいことはそれだけです。 きっと楽しめるはず。 | ||||
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読むなら文庫よりもこっちのハードカバーの方をお勧めする。読者は表紙・表紙裏・目次から既に試されています。 ちなみに文庫には後ろの方に解説がついているが、ネット上でとても丁寧に解説しているサイトがあるので、結局どういうことなの? と思った人も大丈夫。 あと、「必ず二回読みたくなる」って煽り文句があるけど、「全貌を理解するための確認のために二回」読みたくなるのであって、「話自体が面白いから」二回読みたくなるというわけではない、ということも注意すべき点であろう。 恋愛小説としてみるとどうであろうか。 あまりにも普通すぎるし、じゃあミステリーとしてはどうかというと殺人とかトリックとか探偵が解決とかもないし、結論は「仕掛け本」というところで落ち着きそう。 でもこんな恋愛も読む分には嫌いじゃない。むしろ好き。リアルっぽくて良いじゃない(いつも恋愛アドベンチャーゲームばかりやっている俺には新鮮だった)。でも可愛い顔している分マユは怖いよ。 | ||||
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裏表紙のコメントに惹かれ手に取りました。著者も静岡県生まれだからでしょうか、作品内に静岡県の地名が出てきて親近感を覚えながら読み進めました。終盤から違和感を感じながら「最後から二行目」に達した時、本書の帯にも書いてあるとおりすぐに読み直してしまいました。ただ「仕掛け」を確認しながらの2度読みは、少々疲れますね。 | ||||
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読んでいる途中、ときどき何か不自然なものを感じるのですが、結局最後までそれが何なのか分かりませんでした。 最後のページで「え?え??」と、なり、解説のあとに用意されている用語辞典を読んでもまだピンと来ず、二度目を読んで、「おお。」とうなってしまいました・・・ 不自然なものを感じたところが、見事に伏線になっていました。 | ||||
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前半は、マユとたっくんの純愛物語で、後半は、マユとたっくんに美弥子を加えた三角関係の恋愛模様になっていく、、という恋愛小説。男ってやつぁよぉ、なんて感想を抱く。最後の章までは。そして、最後のページをめくった後は、女は怖い、という感想に早変わりの叙述トリックが仕掛けられているミステリ小説でもある。 伏線の張り方もなかなか上手であり、思い出す場面場面で、なーる、と思う。もう一度見直してもいいかも、なんて思った。ちょっと読み直して「タック」の話が出たときなんか、「おおーここでっ」とか思うのである。章の分割がSIDE-AとSIDE-Bに分かれているところも、「そういうことっ」なのである。 近ごろ流行っている純愛小説のようで、実はまるでそうではなく、逆に生々しささえ感じられる秀作。まぁ、自分が叙述トリック好きというのもある。最後に「なにーーー」と驚きがあると、こう、読んだなー、っていう気にもなるし。 | ||||
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帯の「必ず二回読みたくなる小説など そうそうあるものじゃない。」に 惹かれて購入しましたが、確かに再読したくなります。(と言うか再読します!) 帯でここまで謳っている以上、ミステリー的な要素があるのだろうと 読み進めましたが、そんなことはすっかり忘れ、初めて彼女ができた時の ことを思い出し、時に懐かしく、時に恥ずかしくなりました。。。 また、恋人が全てという夢から覚めてしまった後のことも描かれており、 ある年齢以上の方であれば、誰しもが甘酸っぱい気持ちになると思います。 ”最後から二行目”という部分には触れませんが、いわゆる”オチ”が 無くても十分に楽しめる作品です。もちろん、強烈な”オチ”が 待っていますので、それは読んで確認してください! 今考えると、携帯電話が無かった頃の方が、恋愛は楽しかったと思います。 そして、いつの時代も男より女の方が一枚も二枚も上手です。。。 | ||||
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普通の恋愛小説のような感じだけど、最後にどんでん返し!! 確かにもう一度読みたくなりました◎好き嫌いはあるかもしれないけど、女性は結構好きな人が多いんじゃないかなと思います。 | ||||
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「2回読みたくなる」っていう煽り文句が気になって購入。 ■1度目 普通に恋愛小説として読みました。イニシエーションラブの意味ってそうなんだ、へえ〜。ぐらいの感覚です。 読み終わって、最後のところで「んん??」ってなり、「あれ?ちょっとまって!え?どこから?」って気になって、2度目へ。 ■2度目 1回目に読んだときと、まるで読んでるときの感情が異なります。 登場人物に対する思いが、1度目とは全然違うので、まるで別の話を読んでるような感覚に。 この不思議な感覚が、個人的にはとても面白かったので、オススメです。 ネタバレする前に、素直な気持ちで読んでみてください。 私は友達にも薦めて、友達も面白かったと言っていました。 ただ、3度読みたくなるものではないかなぁ・・・ | ||||
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最後まで読み終えたあと、解説を読んで愕然とするミステリーです。 途中から違和感を覚え始めるのですが、それはあなたが読者だからでしょう。 もしも、現実であなたが主人公だったなら、切なく美しいラブストーリーの思い出となるのでしょうが、 人の心ほどミステリーなことはありませんね。 振り返ると、実はあなたの人生にも「SIDE−B」が存在しているのでは? 真実を知らないほうが、幸せなのかも知れませんね... | ||||
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ラストに近づくにつれ、あれ??と思う個所がいくつか出てくるんですが、最後の2行でえっ!?と頭の中大混乱ができました。 確かに2回、きちんとではないですがAとBを何度も行ったり来たりしました。 知り合いにもすすめて読んでもらって、「どうやった!?」と感想を言い合いたくなる作品です!! 一見よくある?二股恋愛小説がですが、いかにAからBへ平行に見せるか、叙述トリックさすがでした!! そして、これで「叙述トリック」なるものを初めて知りました。 また、80年代とゆう時代背景も新鮮でした。 | ||||
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この小説を、一度読んだだけで、陳腐な恋愛モノだと切り捨ててしまったあなた。 そんなあなたはこの小説の5%しか理解出来ていません。 え、そんな馬鹿はいないって? あんなトリックくらいは誰でも気づくだろ、って? ええ、まあそうでしょう。そんな大馬鹿な人は流石にいないでしょうね。 では次。 一度読了して、トリックに気づけたあなた。 おそらく軽い再読で仕掛けを確認し「まあそこそこ面白かったな。でもプロットは平凡だし、所詮は一発芸だったな」という感想を抱いたのではないでしょうか。 そんなあなたはこの小説の20%しか理解出来ていません。 え、20%だけなの?売り文句の通りにちゃんと再読したのに……って? ええそうです。たったの20%です。ただ再読するだけじゃダメなんです。 しかし悲しいことに、ここでの評価を見る限り、そういう人が多いようですね。実に勿体無い。 では、どうすればいいか。 紙とペンを持ちましょう。そして伏線らしき描写を片っぱしから紙に書き上げ、整理してください。 そうして全ての伏線とその繋がりを明らかにしたとき、そこに現れてくるものが、この小説の100%の姿なのです。 そこまでやれば、あなたは最初の評価に少なくとも☆を二つ付け加えたくなるはずです。 が、しかし、時間のない現代人。一つの小説のためにそんな労力を使う暇がある人は多くないでしょう。 ですから、せめて、ネットにある考察サイトを覗いてみてください(もちろん二回読了した後に)。 きっと、この小説の真価に気づくと同時に、小説というものに対する見方を見直す機会になることでしょう。 | ||||
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※ネタばれがありますので、未読の方はお気を付けください。 彼女いない歴22年、ウブな大学生鈴木クンは ピンチヒッターとして初参加した合コンで、 かわいらしい歯科衛生士、マユと恋に落ちる。 時代設定が古いため「あぁ、バブルだねぇ」と思う箇所はあるものの、 A面はかわいらしいラブストーリーとして読めます。 恋のスタート時の相手の一挙手一投足に一喜一憂するところ、 ちょっとほほえましい。 B面は、、、仕事の都合で鈴木クンは東京に転居。 マユとは遠恋になる。 社会人になって世界が広がり、大人になっていく鈴木クン。 誘惑もあったりで、林真理子なテイストが加わってくる。 そして二人の間に大きな事件があり。。。 ラストの2行には特に驚きませんでした。 最初の合コンから違和感はあったもの。 女性なら気づくんじゃないかな? でも、、、作者の乾くるみ氏は男性だそうですね。 そこに脱帽。 | ||||
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ちょっとわかりにくいけど注意深く読んでけばオチはわかんなくないですね。読み終えてすぐ前の章見てなるほどーって感じだった。でもリピートには劣るかな。でもこの作品十分にうまい | ||||
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「ラストでびっくり!」 ということを、なんだか会う人ごとに言われていたため、ちょっと身構えて読みすぎたのかもしれない。 だからいざその場面になっても、 「ああ、なるほどね・・・」 くらいにしか思えませんでした。 でも確かに、予備知識ナシで読んだとしたら、「なんだこりゃ」と思ったはずで、そういう意味では損した気分でいっぱいです(笑)。 この仕掛けがなければ「凡庸な恋愛小説」という評も多いようですが、私は意外と楽しめました。 冴えない男が女性にアプローチしていく過程とか、遠距離恋愛の難しさとか、意外と胸に迫ってくる。 そうして、最後の最後でまた違った視点が与えられ、これまたいろいろと考えさせられる。 というわけで、二重、三重に楽しめる一冊です。 | ||||
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「最後から二行目で、本書は全く違った物語に変貌する」−− という、裏表紙の宣伝文句に以前から気になっていた作品ですが、 遂に読みました。 舞台は静岡。青春の只中にいる僕は、 合コンで成岡繭子、通称マユという女性と知り合います。 やがて、二人は恋に落ちて…という物語。 作品を彩るのは、80年代へのノスタルジーを感じさせる設定。 各章の名称には、当時のヒット曲が名を連ねているし、 本文中にも80年代のテレビドラマなどの 時代風俗が巧く織り込まれています。 この作品、確かに読んでいくと、 恋の経験浅き男女のほろ苦い ラブ・ストーリーという体裁で綴られています。 さて、肝心の「最後の二行」ですが…。 正直なところ、いろいろな趣向が凝らされている 現代ミステリ群の中にあっては、 勘のいい読者は気づいてしまうのではないか、という印象を受けました。 ただ、この作品の面白いところは、 その「最後の二行」が分かったときに浮かび上がる 新しい「物語の構図」です。 しかしながら、残念なのは、その作者の意図が 読者に誤って伝わってしまう場合があるかも、 というところ。 かく言う私も、いくつかの解釈が思い浮かんで、 「ネタバレ」のサイトで確認してみたというのが実態です。 しかし、作者の意図する「物語の構図」を正しく理解すると、 なるほどなと思わせるものがあります。 恋模様を巡る人間の心理と行動が 巧みに織り込まれているのが分かるからです。 こうした裏に秘めた事柄が、 最後に浮かびあがってくるというのは、 正にミステリならではの手法と言えるのではないでしょうか。 作中、優れた「恋愛ミステリ」を執筆している推理作家の 「連城三紀彦」と「泡坂妻夫」の名前が出てきます。 新しい「恋愛ミステリ」の傑作を、 というのが作者の目論見だとすれば、 その目論見は、十分に成功している作品なのではないかと思いました。 | ||||
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恋愛小説として読みました。最後まで。 出会いからして私たちとシチュエーションがそっくりなので。 だからこそ、トリックに気付いた時は(読んでから数日たってからだけど)、ぞっとしました。 自分に置き換えてしまいました。 面白いけど、ハマりすぎていただけにショックでした。 文章で表現する小説でしかできないこのトリック! ただし乾くるみに期待して他の小説を一通り読んだけど、すべて今ひとつでした。 なんでこれだけ秀逸なんだろう。 | ||||
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なんか変やな・・と思いつつ、自分の暗記力のせいかと思って読み続けました。 最後の2行の謎もわからないまま・・何か吹っ切れない想いだけが残りました。12時間ほどたって「なんじゃこりゃー」と謎が解けた時、私の感想も激変!しました。とりあえず読んでみてください。数々の仕掛けを・・後で楽しめます。恋 (新潮文庫) | ||||
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最後の2行目〜の煽りに興味があったので読んでみた。ところどころに違和感はあったものの、純粋にどんでん返しを楽しみたかったので気にしないようにして読んでみた。確かに2度読み返したくなる。殺人事件が絡んでくるようなミステリーだとこれは伏線だなと気付くことも多いが、この作品は伏線を伏線と気付かせないような巧妙さ。思わず人に勧めたくなる作品だと思う。 | ||||
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