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イニシエーション・ラブ
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イニシエーション・ラブの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全145件 141~145 8/8ページ
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| ミステリーと言えばミステリーになるのかな。でも、世間一般にいわれているミステリー小説とは、ちょっと違うんじゃなかろうか。最後の4行ぐらいで、女性というものが、何を考えているのか、よく分かります。 | ||||
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| 静岡の大学の4年生である「僕」は合コンで繭子と知り合う。彼女とはマユ、たっくんと呼び合う相思相愛の仲だ。 マユのために静岡の会社に就職したたっくんは東京勤務を命じられ、遠距離恋愛を強いられる。そのたっくんに同僚の石丸さんが思いを寄せ始め、彼の心は二人の女性の間で揺れ動く…。 恋愛小説としては凡作。文章に深みはないし、登場人物の中には誰一人として私が感情移入できるような人がいません。手前勝手な言い分で自らの不明を正当化するような言動に、げんなりしてしまいます。「イニシエーション・ラブ」という言葉にしたところで、236頁に書かれている説明に私はしっくりしませんでした。この言葉は、失った初恋を自分に納得させるための方便でしかない気がします。 「誰でも、この愛は絶対だって思い込む。(中略)でもこの世の中には、絶対なんてことはないんだよって、いつかわかるときがくる。それがわかるようになって初めて大人になるっていうのかな」(236頁)。 石丸さんのこの言葉にしても老成感が強すぎて、私の心に添うところがありません。皆が皆、恋愛にどことなく疲れを感じているようで、読んでいて気分が乗らないのです。 それもこれも、これがミステリー小説であって、純然たる恋愛小説ではないからでしょう。20代の男女の心の機微をじっくりと描きこむことに、十分な手間が割かれていないという印象を持ちます。 そしてミステリーとしての出来はといえば、確かに最後の2行が登場するに至って驚かされはしますが、こういう仕掛けもあるのね、というぐらいなものです。騙されたという思いはしても、この驚きを味わうためにえんえんと失恋日記ブログ風の文章を我慢して読み続けるのは楽しいことではありませんでした。 恋愛小説とミステリー小説との融合作品としては、北村薫の「円紫さんと私」シリーズや佐藤正午の「ジャンプ」の方がお薦めです。 | ||||
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| ミステリーは普段読まないのですが、恋愛系かな?と思って読んでみました。普通に、深く考えず読んでいた私は最後のひとことに「あれ?」と思いました。確かに、途中でも不思議に思った箇所はあったものの深く考えてなかった私は「ああ!そういうことだったのね!」とやっとわかった感じ。たしかに、二度読まないと私には理解できませんでした。でも、それが必ずしも二度読みたくなる!という意味ではないと思います。勘のいい人ならすぐに気づくかもしれないし、私のように理解できなかった人でももう一度読みたいと思うかは読者の性格しだいだと思います。 | ||||
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| おかしい。「この人」はなんかおかしい・・・。と、本の冒頭から疑っていた。それが最後の1ページで正解だったとわかる。だてに今までたくさん本を読んできたわけじゃぁなかった。自分で自分に感心する。と、おそらくそう思った人はたくさんいらっしゃることだろうと思います。ただのラブストーリーで終らせるか、ミステリーにするかはあなたしだい。頭の中の雑念を払ってからお読みになることをオススメします。 | ||||
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| ミステリというジャンルを普段まったく読まないのですが、偶然書評を見て手に取りました。確かに最後の文章に(特にミステリ素人の私は)目が点になり、二度読み返してもまだ意味が分からずネットのネタバレ書評を読んでやっとどういうことだったか分かったという体たらくでした。これはよく出来ているんじゃないかと思います。けれど、その仕掛けが無かったら、本当に面白い話だったかと言うと私はすごく疑問です。ネタがよく出来ていればそれだけで良いのでしょうか?ネタが面白くて、かつ話にも深みがあってこその名作だとミステリ初心者の私は思うのですが、それを全ての作品に求めるのは不可能なのでしょうか。確かに一度はびっくりしましたが、話が分かってしまうとその後読み返すような作品ではないと思いました。 | ||||
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