ブレイクショットの軌跡

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評判

ブレイクショットの軌跡の評価:

4.15/5点 レビュー 53件。 B ランク

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平均点4.15pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全40件 1〜20 1/2ページ
No.40
(5pt)

面白すぎる

ほんとに面白かった。すべて散り散りに思われた物語群がすべて1つに収束したときのあの衝撃と面白さよ…

ハードカバーで高かったけど、読み終わった今、カイロスの前髪を掴むってこういうことなんだなぁと思いました。
ブレイクショットの軌跡 Amazon書評・レビュー: ブレイクショットの軌跡より
4152104112
No.39
(5pt)

この1年間で読んで面白かった小説ベスト1

おもしろかったー!
疾走感ある文章も、ラストに向けての伏線回収も、志高く気高い人物描写もとっても気持ちが良い小説でした。
時代のリアルを映した小説、というと「この価値観はダメ」「こういう行動はよくない」といった
説教臭く鬱々したエピソードが多く現代小説に辟易していたのですが、久しぶりにこの小説を読んでよかったと思えました。
それぞれの章を単独で読んでも心に染み入る話ばかりで、毎度目頭が熱くなりました。
「同士少女〜」もそうでしたが、人物が少々漫画的な印象なのはなぜだろう?感情表現が豊かだからかな?
それが嫌いじゃない人には、ぜひぜひ現代人に全員に読んでほしい。
ブレイクショットの軌跡 Amazon書評・レビュー: ブレイクショットの軌跡より
4152104112
No.38
(4pt)

1台の車とそのオーナーが辿る不思議な運命

まず読み始めて、「ブレイクショット」って車種名かよ!と心のなかで突っ込んだ。

最後まで読むとプロローグをもう一度読みたくなる、伏線にあふれた作品。
ブレイクショットの軌跡 Amazon書評・レビュー: ブレイクショットの軌跡より
4152104112
No.37
(5pt)

大作!

ブレイクショットを軸に様々な人生が繋がり、途中少し読み疲れとが辛さありましたが、最後のエピローグを読んだ読後感はとても良かったです。ありがとうございました。
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4152104112
No.36
(5pt)

いろんな意味のブレイクショットが存在しているようで、それらがつながるのが面白い

プロローグに登場する本田昴と鈴木世玲奈、そして二人がいるバーに集う人々・・・。プロローグの情報密度が濃いというのは、本作品を読み終わった後に分かった。ブレイクショットはビリヤードの最初に撃つ手だけではなく自動車の名前もある。車のブレイクショットがプロローグより後で奇妙な連鎖で登場する。人と仕事と生きる意味など車のブレイクショットが通る軌跡であり人生などと重なる。それらをどこまでどうコントロールできるかがビリヤードのブレイクショットにたとえられているような気がした。600ページ近い長編であるが、しっかりと最後まで一気に読まるエンタメ作品である。
ブレイクショットの軌跡 Amazon書評・レビュー: ブレイクショットの軌跡より
4152104112
No.35
(4pt)

現代の闇を描いた大作

壮大な群像劇だった。たくさんの人物の人生を、それもなかなか複雑に絡み合う複数の視点をわかりやすく描く力量に脱帽。長いけど読みやすかった。
一方で、後半は暗い気持ちになることも多くて、それなりにメンタルの負荷がかかった。その「影」のほうのエピソードにまつわる人たちの追い込まれる心理に感情移入するとなかなかキツかった。
ブレイクショットの軌跡 Amazon書評・レビュー: ブレイクショットの軌跡より
4152104112
No.34
(4pt)

複雑すぎる。アフリカのエピソードの意味が不明。

面白かったですが、アフリカのエピソードがどういう意味を持つのか、最後までわかりませんでした。

Youtube、投資のことはよく調べていると思いました。かなり勉強になりました。思いもつかない内容でした。

少し複雑すぎると思います。Youtube、投資の部分だけでも結構面白かったのでは?
ブレイクショットの軌跡 Amazon書評・レビュー: ブレイクショットの軌跡より
4152104112
No.33
(5pt)

爽快な気分になり登場人物に憧れを感じる小説

いくつもの破滅的な方向に向かう疾走感ある話が、どれも連関し合って収束されていく爽快感がある。ブレイクショットという軸を持ったストーリーなので繋がりを感じ、時空を超えて行き来しながら話が展開していく。登場人物の心理描写に納得感があり感情移入しやすい。聖書を引用したお金を元手に商いをしないで神様に叱られる話が印象に残った。人のために自分が持っているものを供していかないと幸せになれないという教訓を得た思いする。真剣に生きていこうとしても自分を見失うことはある。気づいたら立ち止まって、自分に正直になれる場を求めることが良いのかもしれない。人生はままならないけど、お天道様は見てくれている、と思わせる本だった。とても爽快な気分になり、憧れを感じる本だった。
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4152104112
No.32
(5pt)

面白すぎ

面白すぎ。門崎亜子と宮苑秀直が最高だった。
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4152104112
No.31
(5pt)

複雑だが抜群に面白かった!

『ブレイクショットの軌跡』は抜群に面白かった。期間工の青年、中央アフリカの子供、証券会社の副社長とその息子、板金工の父と息子など、多数の一人称視点が連鎖しながら影響し合い、伏線が回収されていく構成がとにかく巧い。
ただ、登場人物と論点が多いぶん、もう少し削ってどこかにフォーカスしても良かったのかもしれない。『同志少女よ敵を撃て』がテーマ一貫でシンプルだったのに対して、本作は意図的に複雑化されていて、ここは好みが分かれると思う。個人的にはもう少しシンプルな方が好みだが、それでも面白さは揺るがなかった。

※※以下ネタバレ含む

この作品で特に強く描かれていたテーマは「資本主義の歪み」だと感じた。門崎亜子と後藤晴斗が語り合う場面の後、受講生が「カフェを叶えたい」という目的よりも「お金を効率よく貯める」こと自体に支配されていく流れは象徴的だった。
物語を通して見えてくる資本主義社会のデメリットは、たとえば次のようなものだ。
- お金は道具のはずなのに、効率よく稼ぐ・貯めることが目的化しやすい
- 過度な競争が「他を出し抜いて自分たちだけ良ければいい」という思考を生みやすい
- ルールを破ってでも勝ち残る、という誘惑が現実味を帯びる
- 資本が労働より速く増え、真面目に働くだけでは構造的に不利になりやすい
ただ本作は、低賃金でも懸命に働くことや、資本主義をゲームとしてルール内でお金を増やすこと自体は否定していない。否定しているのは、ルールから外れること、そして「目的と手段が入れ替わってしまうこと」だと思う。さらに、XやYouTubeなどで単純化されたコンテンツを盲信する態度も、否定的に描かれていた。
いろいろな要素が盛りだくさんで、ここで語り切れていない“作者の狙い”もまだあるはずだが、それも含めて詰め込みまくった群像劇として印象に残る作品だった。
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4152104112
No.30
(5pt)

天才か?

時間と場所を自在に往き来して、多数の登場人物を因果の流れに混ぜ込んでいくその手際は、まるで魔術師のごとし。初めて伊坂幸太郎を読んだとき以来の衝撃だった。この本に出会えた幸運に感謝する。
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4152104112
No.29
(4pt)

人物描写が丁寧

この人はどういう考え方をするのか、
何故そういう考え方をするようになったのか、
そのような考え方をする人はどういう行動をとるのか

人物描写がとても丁寧なので、登場人物それぞれの行動や気持ちに納得できます。
長編の群像劇なので登場人物は多いですが、誰が誰だか分からなくなることは一度もありませんでした。

突飛な行動をとらせたり、
美人で巨乳で華奢で〜といった物語に不要な外見で安易にキャラ付けしたりしていないので
前作までにあったマンガ感が無くなっています。

元々、堅苦しい言い回しや馴染みのない言葉を使わない読みやすい文章ですが
非現実的なマンガ感がなくなって更に読みやすくなっており、
長編ですがすらすら読み進められます。

ラストはちょっとくどかったですが、
これだけ登場人物の内面を書ききった作者本人も、彼らとの別れが寂しくなってつい長引いてしまったのでは…と思ってしまいました。
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4152104112
No.28
(5pt)

個人的オールタイム・ベストの1冊

著者のこれまでの作品も面白かったし、この作品も各所で話題になっていたので面白いのだろうなと思ってはいたけど、内容はまったく知らずに読み始めて、タイトルや装丁から「ビリヤード」の話なのかなぁと思っていたらまさかこんな話とは。
本当に読んでよかった。
私の貧弱な語彙力ではとても表現できないので、とにかく興味のある人は読んでほしい。
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4152104112
No.27
(5pt)

誠実に生きましょう。

著者の過去作は途中離脱したのですが、今作は今年楽しんだ小説の中でも1、2を争う面白さでした。
底辺社会から中流階級の真理をうまく表現し、その階層にいる私にはグサッと刺さるメッセージが込められています。
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4152104112
No.26
(4pt)

2025年末にして最高の怪作

正直同作者さんの過去作はあまり楽しめなかったのですが、今作はディテールやキャラ立ちの良いモダン群像型犯罪小説となっていて大いに楽しめました。
日本人のネット活動が◯◯◯の危機を招く、という他ではまず見られないタイプの事件が起こるところに作品の本気度が伺えます。
一方設定には女性向け狙いすぎてやり過ぎと思わされる所もありますが、それらは裏世界に対抗できるような力としては描かれず、個々人の設定に留まっているため、リアルさを損なわない味付けとして機能しています。

ブレイクショットの物語はここで完結したようですが、周りの人物たちは善人も悪人も新たなスタートを切ったばかり。あるとすれば続編も大変楽しみです。
ブレイクショットの軌跡 Amazon書評・レビュー: ブレイクショットの軌跡より
4152104112
No.25
(4pt)

飽きずに読めるエンタメ長編

ブレイクショットの様に散らばったショートストーリーが波及して連鎖し、一つに繋がる。長編だけに中盤演出過剰になりかけた様に感じたが、一つ一つのストーリーは良く考えられているし、とくに序盤は引き込まれた。90年代のネットワークビジネスの現場を見てきた世代こら令和世代の若者まで楽しめるエンタメ小説だった。
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4152104112
No.24
(5pt)

とても良い

とてもとても良い。
とてもとてもとてもとても良い。
まだ言わすのか。
とても良いよ。この小説は。
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4152104112
No.23
(5pt)

SNS見てる現代人みんな読みましょう

以前なら絶対に手に取らなかったであろう、570ページの分厚い小説。
それでも舞台が現代だからか、抵抗なく最後まで読めました。

『同志少女よ、敵を撃て』の作者・逢坂さんの最新作。
いろんなバックグラウンドの人の気持ちや葛藤を
想像して描けるのが本当にすごい。

登場人物が等身大で、
Xでフォロワー2000人いる地方の工場で働く期間工の人だったり、
リベ大っぽいYouTubeにハマっている人だったり。
身近にいそうな人々の物語としてリアルに感じられました。

個人的にこの作品で伝えたいのは、
個人的にこの作品で伝えたいのは、
「想像力を働かせること」
「自分の行動・発言に責任を持つこと」
「わかりやすい肩書きや数字に騙されないこと」
「一人ひとりの勇気と行動が社会を変えること」
なのかなと思いました。

紛争地域の実情や不動産投資、特殊詐欺、反社会的勢力など、
普段あまり触れないテーマにも触れられて、
とても勉強になりました。

まじでSNS見ちゃう現代人全員読んでほしい。おすすめです。
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4152104112
No.22
(5pt)

2025年ベスト小説

めちゃくちゃ面白かった。一作目から著者の大ファン。戦争ものかと思いきや、現代の今の日本を舞台にしていて、読みながら社会勉強にもなる。
冬馬さんが小説を通して理想とする世界や人間の姿や正義感に私はすごく共感する。
天才だわ。少しでも本が好きなら、面白い本に出会って本が好きになりたいなら、絶対に読むべき本。自分の周りの大事な人にもおすすめしたい。
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4152104112
No.21
(4pt)

人生はブレイクショット!一つの車が世界を繋ぐ奇跡の群像劇

発売前から話題になっていて、直木賞候補にもなったと聞いて、これは絶対読まなくちゃ!と購入しました。以前の作品が戦時下の物語だったのに、今回は現代日本が舞台ということで、どんな展開になるのかワクワクしながらページをめくりました。

読んで本当に良かったと感じるのは、その構成力の素晴らしさに尽きます。一台のSUV車「ブレイクショット」をめぐって、自動車期間工、悪徳不動産屋、板金工、そして遠く離れたアフリカの少年兵まで、全く違う境遇の人々の人生の断片が、まるでビリヤードのブレイクショットのように弾かれ、やがて驚くべき形で繋がっていくんです。登場人物それぞれの生活の泥臭さや、現代社会が抱える問題がリアルに描かれていて、読んでいて「自分もこの世界のどこかにいる一人だ」という感覚に引き込まれました。

注意すべき点としては、登場人物が非常に多く、しかも次々と視点が変わっていくので、序盤は「誰が誰だっけ?」と混乱しやすいかもしれません。ただ、物語の核心に近づくにつれて、それがすべて計算された構成だと分かって鳥肌が立つので、最初の数章で投げ出さずに、流れに身を任せて読み進めることをおすすめします。他者の意見として、「登場人物が多いが、読み進めるうちに繋がっていくのが快感」という感想もありました。

他の群像劇との差別化ポイントは、この小説が単なる「偶然の連鎖」で終わらないところです。一つの車に埋め込まれた小さな「ボルトの置き忘れ」という、ささいなミスが、登場人物の倫理的な選択を迫るきっかけとなり、彼らの人生の「軌跡」を動かしていきます。この「何を見過ごし、何に向き合うか」という人間の不可解な選択にフォーカスしている点が、他の作品にはない深みを生み出しています。

現代社会のひずみの中で生きる人々のドラマに興味がある方、そして何より、奇跡のような構成力の物語に驚嘆したいミステリ好きの方に強くおすすめします。読後、自分の日常の行動が、見えない誰かの人生に影響を与えているかもしれない、なんて考えてしまうような、深く、そして温かい読後感が残る一冊です。
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4152104112