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どんまい
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どんまいの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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状態でした | ||||
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重松清さんの作品は心温まる作品が多く感動しました | ||||
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2021年度で3本の指に入りました。心が温まる物語でした。 | ||||
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人目をはばからずと言いたいところだが、はばかる場所だったので困ってしまった。野球などやった事のない私でも、少しも意味がわからない所は無くて、すんなり感情移入できる。面白かったです。 | ||||
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図書館本で読了後に手元において置きたくて購入しました。親子愛と友情に満たされますね。 重松先生の作品の中で一番好きな作品になりました。 | ||||
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重松作品にまた傑作誕生です。草野球が主軸ですが、そのなかに心に残る友情、親子愛、介護問題とそれぞれの人世があり、お薦めです。 | ||||
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普通の人が抱える悩みや苦悩とともに、草野球に情熱を傾ける一つのチームを描いた素敵な物語だった。 草野球チーム「ちぐさ台カープ」のカントクは、原爆で家族や友人を全て失った男なのだが、広島の復興と共に歩んだ広島カープをこよなく愛し、広島愛を貫く男。そんなカントクに惹かれて集まった野球好き、カープ好きの男たちの平凡な生き方が、じんわりと丁寧に描かれていて心が温かくなった。 特に、田村が両親の介護で広島に帰省した際に行われた、ウズマキの取引先との特別親善試合が楽しめた。その試合でカントクが言った言葉が印象的だった。 「世の中には理屈の通らんこともぎょうさんあるわい。ひとの情が通っとればええんじゃ、草野球いうもんは」 「草野球に『迷惑』いう言葉はないんじゃ!エラーしても三振しても『どんまい』の一言ですむんが草野球なんじゃ!あんたがベンチに下がったら、誰が香織ちゃんの球を受けるんな!あんたは残っとらんといけんのじゃ!」 また、英明と離婚して二人で生活することになった洋子と香織の母子家庭の雰囲気が好きだった。洋子の顔色を伺って大人びる香織と、香織の微妙な変化に敏感になる洋子。二人だけで生きていかなければという熱い想いが、ちぐさ台カープのショーダイや沢松、田村や、プロ選手の吉岡に影響を与えていくのがおもしろかった。 | ||||
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重松清さんの『家族愛を主軸に野球愛とチームの絆』を描いた、人生再生感動作品です(^-^*)/ 僕は日本中がプロ野球の熱気に溢れていた昭和に生まれたので、父親からの巨人戦テレビ中継教育と、漫画でも様々な野球漫画がヒットし、 水島新司さんの有名作品の『ドカベン』は再放送でハマって全巻買いましたし、 『野球狂の詩』も読んでいて、今作品を読みながら思い出しました(^-^*)/ そんなふうに今作品を楽しむ下地は充分に備えており、 そこに重松さんのいつもの家族愛・友情・絆等、丹念に優しく描かれる人間ドラマが加われば、面白くなって感動に溢れて当然です! ちなみに僕は知識はあるものの、運動音痴で体育の授業の野球は心底嫌な時間でしたが、存分に楽しめましたし、 あまり野球を知らなくても、きっと存分に楽しめて感動出来る、人生再生感動作品に仕上がっています(*^-゜)⌒☆ 重松さんは今作品の後に出版された『木曜日の子ども』を発売日に読みましたが、重松さんにしては珍しいダーク性を評価しつつも、普段の素直な温かな人間作品に比べると、完成度に欠けるなとは思った次第ですが、 今作品を読むと、個人的には明らかに今作品の方がトータル的に素晴らしい名作だとは思います! 面白く感動的な人間ドラマを読みたい時に、是非オススメです(^-^*)/ | ||||
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草野球チームに参加することにした離婚したての母娘。 2人が一歩進むために、野球を通して何かを求めるが、もちろん素人が簡単に手にできるものはない。 他にも親の介護で広島と東京を往復しながら、野球が心の支えになったり、野球部を辞めたしぶいプレーの中学生、野球は上手いものの性格に難がある不動産屋の息子など、それぞれ現実に翻弄されながらも必死に生きている。 決してきれいごとではなく、悪戦苦闘する日々の少しの希望に草野球を絡ませる手腕が素晴らしい。 重松清らしい、人間の姿の描き方が染み入る。 何より広島の原発で独り者となったカントクの姿が象徴的な物語。 | ||||
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重松清の小説は、どこか、あたたかい。救いがある。しかし、空想小説ではない。現実の厳しさを作家はかなり知っている。それをリアルに描いている。けれども、それだけではない。やさしさがある。 離婚、親の離婚、単身赴任、親の介護、スポーツの挫折、家族の死、街の壊滅。11連続四球。奇跡は起こらない。ファンタジーではない。まるで、読者の人生そのものだ。これらの舞台のどこに希望があるのか。 作家は、死者と子どもを動かし語らせる名手だ。舞台となる草野球チーム「ちぐさ台カープ」のひょうひょうとした老監督は、広島原爆で家族を失くした。あたたかだが、不思議な人だ。彼自身死者に近いのかもしれない。 離婚したばかりの洋子四十才の娘香織中学二年生は良くしゃべる。しかも鋭くしゃべる。重松作品に出てくる子どもたちは、読者が同じ年齢だったころより、ものごとをずっとよく見たり、分析したり、それを言葉にしたりする。 死者と子どもたちを案内人に、カープが起こす奇跡。いや、奇跡は起こらなかった。起死回生の大逆転劇は野球の試合にも、人生にも起こらない。 ただ、彼らにはチームの仲間がいた。そんなに熱くもない。べたべたでもない。でも、解散となると涙が出るような仲間。いまどき、チームなんてものがあるだろうか。仲間がいるだろうか。そんな草野球チームがある。それこそが、奇跡であり、ファンタジーだ。 でも、それだったら、もしかしたら手が届くかもしれない。見てないだけで、じつは、そこにあるかも知れない。だから、絵空事ではなく、希望なのだ。死者と子どもたちがそれを教えてくれる。 聖書を読むと、イエスは「神の国が近づいた。しっかりそれを見なさい」と言う。神などいるものだろうか。けれども、やはり、見てないだけで、そこにいるかも知れない。やさしい友がいると、そう思う。 | ||||
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