チーム・バチスタの栄光

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

チーム・バチスタの栄光の評価:

3.85/5点 レビュー 327件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.85pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全267件 141〜160 8/14ページ
No.127
(4pt)

本当に面白くなるのは下巻

タイトルが『チーム・バチスタの栄光』なのに、バチスタ手術をする外科医ではなく、やる気のない内科医が主人公。
私はこれだけで読む気が起きた。
設定が面白い、文章にユーモアがある、キャラも立っている。筆者が現役の医師だけあって、医療現場の「今」がリアルに描写されている。
良作であることは間違いない。
ただ、この作品が本当に面白くなるのは下巻から。
濃ゆいキャラ万歳。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)より
4796661611
No.126
(4pt)

見どころはキャラ立てと、医療の現状

奇人・白鳥の行動が面白かった。あとはおまけか。
読み始めは、指示語の多い文体に戸惑ったものの、
だんだんとリーダビリティの高さと粋な表現に取り込まれた。
人間描写もうまいし、余韻の出せる人だ、この作者は。
前半は「藪の中」のような取り調べが続いて、やや退屈なものの、
白鳥が登場する後半は一転してスピーディに物語が展開していく。
医者やスタッフ面々の心理にメスを入れていく手法が非常に巧みだと思う。
オチよりも、白鳥と田口のやりとりが気になって、
道中すすんでいく感じ。医療モノとしての新鮮さは、
他作品や医療漫画などを見ているかどうかで個人差ありそう。
エンターテイメントとしては抜群の完成度だとは
思うけど、じゃあ200万部売れて作者は満足かというと、
そうでもないだろう。
作者の真の狙いは
「やっぱ、今の医療はやばいな…」と
読み手に感じさせることでは?
だとしたら、
読み方もだいぶ変わってくるんじゃないだろうか。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)より
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No.125
(4pt)

単線的だが意外におもしろい

 現役医師の手によるミステリーである。本屋で平積みになっていてぱらぱら繰ってみるとおもしろそうなので買ってみた。
 読み進むと分かるが、ミステリーなのかエンターテインメントか読者を当惑させる。
 ミステリーとしてみた場合、例えば、ホームズとかポワロのように切れ味鋭い超人的な探偵が鮮やかに物事を解決するかというとそうではない。
 謎も一度聞いてみたら、まあ、そんなものかとの感想である。むしろ、厚生省官房付技官の白鳥と一人称である田口との会話の軽妙さがむしろ痛快である。
 あと、現役医師ならではならの現場の緊張感を伝えるシーンが迫真である。
 手術室において生じる緊張と、心臓手術特有の再鼓動を待つ一瞬の肌に粟が生じる瞬間の興奮が医師冥利なのであろう。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)より
4796661611
No.124
(4pt)

タイトルに惹かれました!

 まず「バチスタって何?」とそのタイトルに惹かれました。
 裏表紙に手術名だということが書いてあっても、なんとなくその響きから、カーニバレスクな雰囲気を感じ取ったのは私だけではないと思います。
 田口先生がチーム内の聞き取りをしながら、少しずつ読者にもチームメンバーのキャラクター紹介をし、漠然と犯人予測をさせ、そこで、もう一人の主人公ロジカルモンスター白鳥の登場。
 下巻の始めに田口先生から早速「コイツ」呼ばわりされている白鳥の強烈なインパクトが、ぐいぐいと物語を引っ張っていきます。
 さらに、凡人には発想すら難しいと思われるアクティブフェーズで、犯人の絞込みに入る白鳥と読者。
 そして、カーニバルの終焉・・・。
 おもしろかった〜と素直に思える作品でした!!
チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)より
4796661638
No.123
(5pt)

おもしろい

キャラが立っていて面白いです。
冷静に考えるとトリックとしては単純極まりないので、ハラハラドキドキのミステリーというよりは、キャラとか雰囲気を楽しむ感じです。しかしこれって理屈っぽすぎて映画にできるのかなあと余計な心配をしてしまいました。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)より
4796661611
No.122
(5pt)

エンドロールの美しさ!

ミステリー小説でありながら、事件解決後の話が長めに描かれています。とても美しいエンドロールでずっと読んでいたい気分に浸れます。
チーム・バチスタの栄光 Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光より
4796650792
No.121
(4pt)

変人白鳥から学ぶ

 “チーム・バチスタ”による原因不明の術中死は、田口医師一人の力ではどうすることもできない。そこで唐突に現れるのが、厚生労働省の役員白鳥である。「大臣官房秘書課付技官(医療過誤死関連中立第三者機関設置推進準備室室長)」というからまことに怪しい職位であるし、一大学病院の術中死の内部調査を、役人がただ一人乗り込んで行うということ自体、現実的にはありえない展開であるが、そんなことは全く気にならないぐらい白鳥の個性は強烈であり、読者の関心は術中死の謎の解明にひきつけられる。
 ミステリーゆえに謎は最後に解決する。しかし、本書の魅力は、ミステリーの意外性や用意周到な伏線ではなく、不定愁訴外来田口と変人白鳥の調査プロセスにあると思う。そういう意味でも、本書は稀有なミステリー本であるといえよう。
チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)より
4796661638
No.120
(4pt)

田口医師の話術が面白い

 「東城大学医学部付属病院の“チーム・バチスタ”は心臓移植の代替手術であるバチスタ手術専門の天才外科チーム。」ここで発生した原因不明の連続術中死について、病院長が万年講師の田口医師に内部調査を依頼するところから物語は始まる。
 上巻は、この田口医師がチーム・バチスタの一人ひとりにインタビューを重ね、実際のオペに立ち会うところまでが描かれている。
 出世欲がなく何とも頼りない田口医師が、神経内科専門(正確には、神経内科から外れて不不定愁訴外来の専門医に落ち着いている)の本領を発揮して、チームメンバーに老獪なコミュニケーションを展開するところが面白い。
 立会い後2ケース目のケース32が術死となったところで上巻は終わる。次なる展開は下巻を開かない限り予想できない。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)より
4796661611
No.119
(4pt)

映像化にはもってこいの作品

とてもエンターテイメント性が高く、主要キャラの個性がしっかりしているのでドラマ化や映画化にはもってこいの作品だな〜と思いました。ただ犯人の動機があまり理解できませんでした。それならば桐生医師と鳴海医師のゆがんだ関係にもう少し焦点をしぼってそちらだけで話をすすめてほしかったと思います。最後までだれが犯人かわからないようにするというためだけにつけたしかのように最終的な犯人を登場させたようでどうも不自然な感じがしました。
チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)より
4796661638
No.118
(4pt)

ミステリー好きには疑問が残るかも。映画は必見!

設定が面白い、文章にユーモアがある、キャラも立っている。筆者が現役の医師だけあって、医療現場の「今」がリアルに描写されています。良作であることは間違いないです。
ただ、「犯人は誰か?動機は?犯行の方法は?」を考えながら読むミステリー好きの方には疑問が残るかもしれません。
さて、主人公キャラを完膚なきまでにブッ壊すキャスティングをした映画はどうでしょうか?
とても楽しみです。きっと笑わせてくれることでしょう。
チーム・バチスタの栄光 Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光より
4796650792
No.117
(4pt)

初めて読んだ医療ミステリです。

以前から書店で気になっていたのですが、「医療モノ」=「堅苦しい」という偏見的なイメージを持っていたため、手を出しませんでした。映画が公開されると知り、こちらのレビューを読んで面白そうだなと思ったのが読むきっかけです。
東城大学病院のバチスタ手術で術中死が立て続けに発生。病院長が不定愁訴外来の田口に内部調査を依頼。チーム・バチスタのメンバーに聞き取り調査を開始した田口は術中死に異変を感じるが、その原因を突き止められない。医療過誤か殺人か?
最初は病院の仕組みとか専門用語に慣れなくて読むのに時間がかかりました。しかし読んでいくうちに読む手が止まらなくなってしまった。これは面白い!後半から登場する厚労省の白鳥の豪快な調査方法も始めは抵抗があったけど、読み終われば面白かったと思えてしまう。リアルな医療現場に個性的な登場人物、ラストも悪くない。ちょっと切なくなったけど。田口・白鳥コンビの続編も読んでみようと思った。
驚いたのは本編の月日・曜日が、今年と同じって事。それで今年映画公開なのかな?
チーム・バチスタの栄光 Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光より
4796650792
No.116
(5pt)

とにかく面白い

映画が面白いと浜村淳が絶賛していたので、新幹線のお供に新大阪で購入。
あまりに面白くて寝るのも忘れて、仕事が終わったら速く読みたいと
思ってしまった。
医学関連の小説は読むと後味が悪い(医者が嫌いになる)ので積極的では
ありませんでしたが、帯のセールストークや平積みになってるので外れは
ないだろうという軽い気持ちだった。
内容は他の方が書かれているので書きませんが、とにかく面白いの一言です。
題材は病院や医者ですが不快感もなく万人に受け入れられる作品だと思います。
ひさしぶりに小説の醍醐味を充分堪能させてもらいました。
作者はこれが初めての小説でおまけに本業は医者と聞いて
あまりの才能にびっくりしました。
他の作品も早速読んでみようと思います。
久しぶりに完全にノックアウトされた素晴らしい作品でした。
文句なく星五つです
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)より
4796661611
No.115
(5pt)

白鳥−田口ラインが正直面白い

■ 始めの数ページは退屈しますが、そこを過ぎると一挙に下巻の終わりまで読めます。
主人公の印象は以下の通りです。
・不定愁訴外来の田口のヒヤリング方法(聞き遂げる)は絶妙!
・白鳥の"アクティブフェーズ"は現実離れしているようで稀にこういう人もいるようで不思議

■ 警察小説の新境地を開いたのが横山秀夫なら、医療小説の新境地を開いたのは海堂尊と言ってもよいでしょう。
共に適度に、組織やマネージメントの問題の描写があり隠し味として効いていますが、横山秀夫のそれは想像し得る範囲でありかつ勇気付けられますが、「チーム・バチスタの栄光」のそれは想像の範囲を越えており複数回読み直して勉強すべきところがありました。

■ 上巻が静なら、下巻は動。
下巻の途中の闇・失望感から、最後は明日に向かって頑張ろうと思わせる変化はすごいと思いましたが、如何でしょうか?

<43歳会社員>
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)より
4796661611
No.114
(4pt)

キャラとディテールで読ませる「このミス大賞」受賞の傑作

「第4回『このミステリーがすごい!』大賞」大賞受賞作。最終選考委員が全員一致で即座に決定したというだけあって、歴代の大賞受賞作の中でも出色の出来の作品である。
東城大学医学部付属病院の臓器統御外科ユニットで、桐生助教授率いる手術チーム、通称“チーム・バチスタ”は難度の高い心臓手術で成功率100%を誇る栄光のチームだった。ところが最近3例続けて術中死が発生。‘俺’こと神経内科・不定愁訴外来の万年講師・田口は危機感を抱いた病院長の特命を受け、畑違いの分野ながら内部調査に乗り出す。しかし田口の目の前でまたしても術中死が起こる。そして厚労省のユニークな調査官・白鳥が加わり、ふたりは隠された“チーム・バチスタ”の裏側に迫る。はたしてこれらの術中死は医療ミスか、殺人か・・・。
ディテールまでしっかりと描かれた手術の場面や、‘俺’が大学病院、ひいては現在の医療現場が抱える問題点を述べる部分などは、さすが現役の勤務医である著者ならでは、と思わせる。
また全編にわたってシリアスでスリリングな展開とユーモア・ギャグとの違和感のない融合、加えて、白鳥調査官に代表される登場人物たちのキャラクター造形の面白さは秀逸。また日記仕様の短い章立てによる構成はテンポよく読み進むことができる。
私の想像だが、このあたりは、著者が呻吟の末に、時間をかけてやっとの思いで産みだしたというより、もって生まれたエンターテインメント作家としてのセンスの成せるところではないかと思う。
本書は私にとって、今まであまり読んだことのない、新鮮なタイプのミステリーだった。
チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)より
4796661638
No.113
(4pt)

キャラとディテールで読ませる「このミス大賞」受賞の傑作

「第4回『このミステリーがすごい!』大賞」大賞受賞作。最終選考委員が全員一致で即座に決定したというだけあって、歴代の大賞受賞作の中でも出色の出来の作品である。
東城大学医学部付属病院の臓器統御外科ユニットで、桐生助教授率いる手術チーム、通称“チーム・バチスタ”は難度の高い心臓手術で成功率100%を誇る栄光のチームだった。ところが最近3例続けて術中死が発生。‘俺’こと神経内科・不定愁訴外来の万年講師・田口は危機感を抱いた病院長の特命を受け、畑違いの分野ながら内部調査に乗り出す。しかし田口の目の前でまたしても術中死が起こる。そして厚労省のユニークな調査官・白鳥が加わり、ふたりは隠された“チーム・バチスタ”の裏側に迫る。はたしてこれらの術中死は医療ミスか、殺人か・・・。
ディテールまでしっかりと描かれた手術の場面や、‘俺’が大学病院、ひいては現在の医療現場が抱える問題点を述べる部分などは、さすが現役の勤務医である著者ならでは、と思わせる。
また全編にわたってシリアスでスリリングな展開とユーモア・ギャグとの違和感のない融合、加えて、白鳥調査官に代表される登場人物たちのキャラクター造形の面白さは秀逸。また日記仕様の短い章立てによる構成はテンポよく読み進むことができる。
私の想像だが、このあたりは、著者が呻吟の末に、時間をかけてやっとの思いで産みだしたというより、もって生まれたエンターテインメント作家としてのセンスの成せるところではないかと思う。
本書は私にとって、今まであまり読んだことのない、新鮮なタイプのミステリーだった。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)より
4796661611
No.112
(4pt)

キャラクターの完成度が高い。

現役医師の初の著書とは思えないほど
人物造詣が完成されていて、
結果的にシリーズ化されていることも
十分納得できる。
多くのレビュアーも書いてあるように
前半と後半にアンバランスな部分があることは
否めない。
厚生労働省担当官の白鳥を
もう少し早い段階で登場させればよりバランスが
よくなったのでないだろうか。
とはいえ、それを差し引いても、
一気に上下巻を読み通させるだけの
魅力をこの小説は持っており、
映画を見る予定の人も、
そんな予定のない人も
買って損はない本だと自信を持って勧められる。
また、文中に現在の医療に対する
実際の問題点が数多く提示されているので、
この本をきっかけに医療問題に興味を持ってもらえたら
著者としては本望なのであろう。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)より
4796661611
No.111
(4pt)

医療ミスか殺人か

久々におもしろいと思ったミステリーもの。
展開もテンポもよく、一気に上下刊読みました。動機がちょっと弱いなあと思ったので星マイナス1。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)より
4796661611
No.110
(5pt)

話題作だけに様々な人がレビューしていますね

おもしろい!まず、題名がふざけていて良い。栄光という言葉は、科学としての医学からは最も遠い言葉だ。主人公の田口は、現在の医局崩壊した大学ではありえない存在なのだが、かつては存在したであろう牧歌的な人物だ。小説ならではである。映画では竹内結子が演じる様だが、できれば荒川良良でやっていただきたかった。チームバチスタの面々は、よくいそうなタイプの人間ばかりでリアリティがあり、田口の存在とは対照的である。下巻になっていきなり登場する厚労技官の白鳥は、絶対にありえない役人で、レビューアーからは賛否のある人物だ。しかし、作者は現実の医師であり、もしもこういう役人がいてくれたら、もっと医療現場は良くなったのではないか、という思いが見え隠れする。田口・白鳥ペアでシリーズ化されている様だが、続編を読んでみたくなった。通勤電車で読むので、できれば早く他の作品も文庫化して欲しいものである。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)より
4796661611
No.109
(5pt)

最高!

映画化されるのを知ってから読み始めましたが、
どきどきする展開に最後まで引きずられました。
映画では主人公田口が女性ですが、
男性の原作の方が、リアルな目線に感じて
仲間の医師達とのコミュニケーションに深さがあるし。
完璧だと思っていたものが、ひとつのほころびからするすると
解決へ向かう、途中までの謎が全て解けた時のスッキリ感
で読後の清涼感溢れた作品。
映画も期待大。
チーム・バチスタの栄光 Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光より
4796650792
No.108
(5pt)

白鳥登場!しかしこのキャラ、必要ないと思います。

田口によって密かに行われた調査が壁にぶち当たり、
厚生労働省技官の白鳥圭輔が登場。
白鳥が謎を解いていく。
ここからが通常の意味での推理小説だと思います。
白鳥のキャラは、横紙破りで多弁だが意味不明。
どこかに似たキャラクターがいたようなと感じました。
だから田口に比べて凡庸に感じられます。
田口だけで謎解きしてもらいたかったと・・・。
白鳥の登場は成功しているとは思いません。
シリーズものにしたいのなら、
主人公は田口でいくべきでしょう。
(作家は田口をワトソンに見立てている気配がありますが、
田口がこんなに有能ならホームズ役でしょう)
謎解きの方はと言えば、
最後に犯罪が暴かれ、
学内のリスクマネジメント委員会や記者会見が続きます。
この事件後の一連の動き(第三部)が面白い。
リアルだし、ハピーエンドに向かうテンポがいいと思う。
ちなみにここは田口の物語であって、
白鳥は登場しません。
医療界の闇も描き、完全犯罪を描いた本作は、
(色々書きましたが)面白い小説であることは間違いありません。
お勧めです。
チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) Amazon書評・レビュー: チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)より
4796661638