ひとり日和

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評判

ひとり日和の評価:

3.38/5点 レビュー 78件。 C ランク

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平均点3.38pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全48件 21〜40 2/3ページ
No.28
(3pt)

買いですが・・・。

芥川賞受賞ということで買っておいたものを、やっと読みました。「知寿」という女の子を視点に物語は展開しますが、これはまぁそのなんだ、あれに似ているなという気持ちにいきなりなって、しかしその肝心の「あれ」が思い出せないことと、しっかり書けていることで、芥川賞が得心できたように思います。いや、皮肉ではなく。「そうやって、知っている人を入れ替えていく。知らない人の中に自分を突っ込んでみる。楽観的でも悲観的でもなかった。ただ、目が覚めるとやってきているその日その日を、一人でなんとかこなしていく。」という「知寿」の自分の守り方も含めて、いい意味にも悪い意味にも「なにか」と「だれか」を思い出す、そんな作品でした。
ひとり日和 Amazon書評・レビュー: ひとり日和より
4309018084
No.27
(3pt)

買いですが・・・。

芥川賞受賞ということで買っておいたものを、やっと読みました。「知寿」という女の子を視点に物語は展開しますが、これはまぁそのなんだ、あれに似ているなという気持ちにいきなりなって、しかしその肝心の「あれ」が思い出せないことと、しっかり書けていることで、芥川賞が得心できたように思います。いや、皮肉ではなく。「そうやって、知っている人を入れ替えていく。知らない人の中に自分を突っ込んでみる。楽観的でも悲観的でもなかった。ただ、目が覚めるとやってきているその日その日を、一人でなんとかこなしていく。」という「知寿」の自分の守り方も含めて、いい意味にも悪い意味にも「なにか」と「だれか」を思い出す、そんな作品でした。
ひとり日和 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: ひとり日和 (河出文庫)より
4309410065
No.26
(3pt)

大して面白いとは・・・

芥川賞の時、村上や石原が激賞してたけど、そこまでなのかなあ、と。
お母さんとホテルで眠るシーンと壁にかけられた写真の裏に盗んだ物を放り込むシーンくらいしか印象に残っていない。
読んだのは南洋航海している船の上。半年も前ですが。
ひとり日和 Amazon書評・レビュー: ひとり日和より
4309018084
No.25
(3pt)

大して面白いとは・・・

芥川賞の時、村上や石原が激賞してたけど、そこまでなのかなあ、と。
お母さんとホテルで眠るシーンと壁にかけられた写真の裏に盗んだ物を放り込むシーンくらいしか印象に残っていない。
読んだのは南洋航海している船の上。半年も前ですが。
ひとり日和 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: ひとり日和 (河出文庫)より
4309410065
No.24
(3pt)

エッセイも上手そう。でも、小説を書いてね。

限りなくニートなフリーター生活、労働生活の象徴に使われる電車と駅、優秀な女性漫画作家が描くような軽めのモノローグ、崩壊した後の微妙な家庭、3世代に渡る女の恋愛、、etc.

 構成がしっかりしていて、ユーモラスで気取らないモノローグ調の文体が、等身大の20代女性の感情の機微を書く。地味でこじんまりとしてるが、技術がある若手作家だと思う。逆に、たとえこじんまりとしてても、この程度までカタと内面描写がきっちりできてれば、今の時代では芥川賞が取れちゃうという目安のような作品。業界が売り出す「新人女流作家」って結局イロモノ的に売り出された人だけが生き残ってるので、この作品と作者の地味なところは好感持てますね。

 村上龍がこの作品を褒めていたのは、短期間に一生懸命勉強したことを元に、チェスのコマのように登場人物を配して小説を書く彼には、こういう内面の機微をさらっと描く技術が無いからです。でも、逆に、彼のような小説世界や文章が暴発するようなスピード感は、この小説にはありません。(逆にそこだけが彼の魅力なのだが。)また、読者の人生観や文学観が変わっちゃうような壮大な世界観もそこにはありません。未だ小説にそういうものを求めてしまう僕は、星に3点をつけます。

 でも、きっと特に20代の女性には楽しめる良い作品でしょう。この作者は売れっ子エッセイストになるかもしれないけど、安直にそういう道には行ってほしくないですね。
ひとり日和 Amazon書評・レビュー: ひとり日和より
4309018084
No.23
(3pt)

エッセイも上手そう。でも、小説を書いてね。

限りなくニートなフリーター生活、労働生活の象徴に使われる電車と駅、優秀な女性漫画作家が描くような軽めのモノローグ、崩壊した後の微妙な家庭、3世代に渡る女の恋愛、、etc.

 構成がしっかりしていて、ユーモラスで気取らないモノローグ調の文体が、等身大の20代女性の感情の機微を書く。地味でこじんまりとしてるが、技術がある若手作家だと思う。逆に、たとえこじんまりとしてても、この程度までカタと内面描写がきっちりできてれば、今の時代では芥川賞が取れちゃうという目安のような作品。業界が売り出す「新人女流作家」って結局イロモノ的に売り出された人だけが生き残ってるので、この作品と作者の地味なところは好感持てますね。

 村上龍がこの作品を褒めていたのは、短期間に一生懸命勉強したことを元に、チェスのコマのように登場人物を配して小説を書く彼には、こういう内面の機微をさらっと描く技術が無いからです。でも、逆に、彼のような小説世界や文章が暴発するようなスピード感は、この小説にはありません。(逆にそこだけが彼の魅力なのだが。)また、読者の人生観や文学観が変わっちゃうような壮大な世界観もそこにはありません。未だ小説にそういうものを求めてしまう僕は、星に3点をつけます。

 でも、きっと特に20代の女性には楽しめる良い作品でしょう。この作者は売れっ子エッセイストになるかもしれないけど、安直にそういう道には行ってほしくないですね。
ひとり日和 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: ひとり日和 (河出文庫)より
4309410065
No.22
(3pt)

淡々とした描写の中に時々非常にリアルな描写がある佳作

数年ぶりの日本社会復帰に際して、日本適応のための一つとして、
「最近の小説を読んでみる」を実行中。
本作は2007年上半期芥川賞、もはやジャンルとして確立されたという
噂もある綿谷りさ系作品だそうです。

芥川賞対象作品らしく、分量も少なくあっという間に読めました。
都会で、親戚のおばあさんの家で淡々と生きる20代女性の生活を、淡々と描いています。
部分的には会話が非常にリアルだったり、家から駅のホームが見えるおばあさんの
家の描写がはっと驚くほどきれいだったりするのですが、全体的にはあまりにも
淡々としすぎている上に、肝心の主人公の考え方が、30歳の自分にはあまりリアル
には思えませんでした。

例えば中学生のとき読んだ、池澤夏樹の芥川賞作品「スティルライフ」の方が、
話自体はかなり現実離れしているし、主人公たちの年齢は当時中学生だった
自分とはだいぶ離れていましたが、非常にリアルに感じられました。

とはいえ、本作も最後の短い章の描写は素晴らしく、読後感は悪くないし、
読んだあと、小さいけど心に何かを残してくれる良作だとは思います。
ひとり日和 Amazon書評・レビュー: ひとり日和より
4309018084
No.21
(3pt)

淡々とした描写の中に時々非常にリアルな描写がある佳作

数年ぶりの日本社会復帰に際して、日本適応のための一つとして、
「最近の小説を読んでみる」を実行中。
本作は2007年上半期芥川賞、もはやジャンルとして確立されたという
噂もある綿谷りさ系作品だそうです。

芥川賞対象作品らしく、分量も少なくあっという間に読めました。
都会で、親戚のおばあさんの家で淡々と生きる20代女性の生活を、淡々と描いています。
部分的には会話が非常にリアルだったり、家から駅のホームが見えるおばあさんの
家の描写がはっと驚くほどきれいだったりするのですが、全体的にはあまりにも
淡々としすぎている上に、肝心の主人公の考え方が、30歳の自分にはあまりリアル
には思えませんでした。

例えば中学生のとき読んだ、池澤夏樹の芥川賞作品「スティルライフ」の方が、
話自体はかなり現実離れしているし、主人公たちの年齢は当時中学生だった
自分とはだいぶ離れていましたが、非常にリアルに感じられました。

とはいえ、本作も最後の短い章の描写は素晴らしく、読後感は悪くないし、
読んだあと、小さいけど心に何かを残してくれる良作だとは思います。
ひとり日和 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: ひとり日和 (河出文庫)より
4309410065
No.20
(3pt)

好みではないけれど

個人的に好きなタイプの話ではなく、主人公のキャラが鼻につくまま終わったので★2下げましたが、人物描写のうまさに感服しました。
最初の1ページで、すごくうまい人だな、と感じます。
もっとも、一人称が少しひとりよがりで、風景がよくわからない場面もありました。

ただ作者・主人公と同世代ですが、共感はまるでできません。
あまりにも共感出来ないと、話に乗れないです。
主人公以外に共感、もしくは気に入るキャラクターがいればまだしも、それもなく。
ただ最後、主人公が少しだけ成長する所で救われた気がしました。
ひとり日和 Amazon書評・レビュー: ひとり日和より
4309018084
No.19
(3pt)

好みではないけれど

個人的に好きなタイプの話ではなく、主人公のキャラが鼻につくまま終わったので★2下げましたが、人物描写のうまさに感服しました。
最初の1ページで、すごくうまい人だな、と感じます。
もっとも、一人称が少しひとりよがりで、風景がよくわからない場面もありました。

ただ作者・主人公と同世代ですが、共感はまるでできません。
あまりにも共感出来ないと、話に乗れないです。
主人公以外に共感、もしくは気に入るキャラクターがいればまだしも、それもなく。
ただ最後、主人公が少しだけ成長する所で救われた気がしました。
ひとり日和 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: ひとり日和 (河出文庫)より
4309410065
No.18
(3pt)

文学としての広がり

若い女性の世間に出る間際の視線。この題材はひとつのカテゴリーになっている。最近の話題作に多い。というのは、このカテゴリーに対して芥川賞、直木賞の選考委員が非常に甘いということなのだ。もちろん、内容は面白いが、文学として発展性、広がりがあるかといえば、疑問である。ちまちましすぎてないだろうか。作品の評価としては星4と思うが、傾向への警鐘として星3としたい。
ひとり日和 Amazon書評・レビュー: ひとり日和より
4309018084
No.17
(3pt)

文学としての広がり

若い女性の世間に出る間際の視線。この題材はひとつのカテゴリーになっている。最近の話題作に多い。というのは、このカテゴリーに対して芥川賞、直木賞の選考委員が非常に甘いということなのだ。もちろん、内容は面白いが、文学として発展性、広がりがあるかといえば、疑問である。ちまちましすぎてないだろうか。作品の評価としては星4と思うが、傾向への警鐘として星3としたい。
ひとり日和 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: ひとり日和 (河出文庫)より
4309410065
No.16
(3pt)

う〜ん、もう少し

なんとも普通の日常を描いた作品。

20歳の知寿と71歳の吟子さんとの奇妙な同居生活。

そこにあるものは・・・

はて、なんなんだろう?

なんだか知寿のやるせない毎日が痛いです。

色んなトラウマがあるんだろう

ちょっとした盗癖や

恋人との関係を悪い方悪い方へ考えてしまう癖。

マイナス思考の強い女の子、そんな感じだけど、

吟子さんとの1年間の同居で彼女が得たものは、

何者にも変えがたい者だったような気がする。

結局人は去っていく。

その寂しさを乗り越えて人は生きていかなければならない。

その切なさを改めて思い知らされる作品でした。
ひとり日和 Amazon書評・レビュー: ひとり日和より
4309018084
No.15
(3pt)

う〜ん、もう少し

なんとも普通の日常を描いた作品。

20歳の知寿と71歳の吟子さんとの奇妙な同居生活。

そこにあるものは・・・

はて、なんなんだろう?

なんだか知寿のやるせない毎日が痛いです。

色んなトラウマがあるんだろう

ちょっとした盗癖や

恋人との関係を悪い方悪い方へ考えてしまう癖。

マイナス思考の強い女の子、そんな感じだけど、

吟子さんとの1年間の同居で彼女が得たものは、

何者にも変えがたい者だったような気がする。

結局人は去っていく。

その寂しさを乗り越えて人は生きていかなければならない。

その切なさを改めて思い知らされる作品でした。
ひとり日和 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: ひとり日和 (河出文庫)より
4309410065
No.14
(3pt)

満ちている気配

ここ数年の受賞作のなかにも、たびたび同じ空気を感じることがある。

「時代が持つ閉塞感とか気だるさ」・・・

多くの人が手を変え品を変え、小説の題材にしているようだ。

たとえば、それを若い言葉で綴ると綿谷りさのようになり、

成熟した表現で綴るとこのようになるのかと思った。

その意味では24歳という年齢にしては、非常に成熟した文章を書く人だと思った。

ただ、面白く読めるのだけれど、あとに何も残らない。

何でもそうだと思うけれど、何かを追究している人の話には説得力がある。

だから、それが自分にはわからない世界のことであっても、いつの間にか聞き入っている。

あとに残るのは専門知識ではないけれど、その専門知識というフィルターを通して

語り手の熱意とか姿勢が伝わってきて胸が熱くなる。

この作品自体にはそういうものは感じられなかった。

しかし、要所要所にさまざまな気配が込められていて、言葉にせずに読む者を納得させる

説得力は強く感じた。そう考えると、平凡な題材をよくここまで・・・とも思えてくる。

賞というのは時代を反映するものだと思うし“今後”に期待して贈るものでもあると思うから

これからこの人がどんな作品を書いていくのかちょっと興味がある。
ひとり日和 Amazon書評・レビュー: ひとり日和より
4309018084
No.13
(3pt)

満ちている気配

ここ数年の受賞作のなかにも、たびたび同じ空気を感じることがある。

「時代が持つ閉塞感とか気だるさ」・・・

多くの人が手を変え品を変え、小説の題材にしているようだ。

たとえば、それを若い言葉で綴ると綿谷りさのようになり、

成熟した表現で綴るとこのようになるのかと思った。

その意味では24歳という年齢にしては、非常に成熟した文章を書く人だと思った。

ただ、面白く読めるのだけれど、あとに何も残らない。

何でもそうだと思うけれど、何かを追究している人の話には説得力がある。

だから、それが自分にはわからない世界のことであっても、いつの間にか聞き入っている。

あとに残るのは専門知識ではないけれど、その専門知識というフィルターを通して

語り手の熱意とか姿勢が伝わってきて胸が熱くなる。

この作品自体にはそういうものは感じられなかった。

しかし、要所要所にさまざまな気配が込められていて、言葉にせずに読む者を納得させる

説得力は強く感じた。そう考えると、平凡な題材をよくここまで・・・とも思えてくる。

賞というのは時代を反映するものだと思うし“今後”に期待して贈るものでもあると思うから

これからこの人がどんな作品を書いていくのかちょっと興味がある。
ひとり日和 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: ひとり日和 (河出文庫)より
4309410065
No.12
(3pt)

普通の現代小説

普通の現代小説でした。

他にもいると思いますが、私は石原慎太郎、村上龍が絶賛したと聞き、これは(!)と思い受賞後すぐに読みました。

ですが。。。わからない!

今の人たちはこういう作品を文学と呼ぶのだろうか。

確かに現代人が抱えている孤独感、生きることに対する空虚さがひしひしと伝わってくる作品だった。言葉もきれいで、主人公と同居する吟子さん、中国でがんばるお母さんなど、登場人物の何人かには魅力も感じた。

しかし、、、、今は選ぶ側に回った石原慎太郎が書いた太陽の季節やその他にも歴代の作家が、本でしか表せえない悩み、苦しみ、人間の美しさ、汚さ、青春の輝き、などなどを表現し、読者はそれに同調し感動を覚えるのが、、、本だと思う。という私の意見は決して外れすぎていないと思う。"本”だと期待して読んだ私にはすべてが薄められているように感じた。

現代小説としては十分読めるが、なぜこれほど絶賛されたのかはとても疑問です。芥川賞受賞作とあまり構えないで読んだ方が期待を裏切らないと思う。
ひとり日和 Amazon書評・レビュー: ひとり日和より
4309018084
No.11
(3pt)

普通の現代小説

普通の現代小説でした。

他にもいると思いますが、私は石原慎太郎、村上龍が絶賛したと聞き、これは(!)と思い受賞後すぐに読みました。

ですが。。。わからない!

今の人たちはこういう作品を文学と呼ぶのだろうか。

確かに現代人が抱えている孤独感、生きることに対する空虚さがひしひしと伝わってくる作品だった。言葉もきれいで、主人公と同居する吟子さん、中国でがんばるお母さんなど、登場人物の何人かには魅力も感じた。

しかし、、、、今は選ぶ側に回った石原慎太郎が書いた太陽の季節やその他にも歴代の作家が、本でしか表せえない悩み、苦しみ、人間の美しさ、汚さ、青春の輝き、などなどを表現し、読者はそれに同調し感動を覚えるのが、、、本だと思う。という私の意見は決して外れすぎていないと思う。"本”だと期待して読んだ私にはすべてが薄められているように感じた。

現代小説としては十分読めるが、なぜこれほど絶賛されたのかはとても疑問です。芥川賞受賞作とあまり構えないで読んだ方が期待を裏切らないと思う。
ひとり日和 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: ひとり日和 (河出文庫)より
4309410065
No.10
(3pt)

芥川賞と構えずに読むべき。

タイトルが全てを物語る、まさに「ひとり日和」な小説。

首尾一貫して主人公の一人称視点で描かれていて彼女で目線で世界は切り取られ、表現されている。2時間もかからず読めるので、サラッとどうぞ。

フリーターで20才の主人公、居候先の70才の老婆との邂逅が本作のメインテーマ。その他、主人公の母や、恋人など周辺の人々に刺激されながらも日常は淡々と進む。主人公と老婆の会話はまるで言葉遊びのようにポンポンと進み、その点では心地良い。現実的な感じではないけどね。ところどころ描かれている主人公と老婆の妙なライバル、対抗心は興味深かった。期待しすぎたのかな、芥川賞と構えずに読めば少しは変わったんだろうか。

個人的には芥川賞受賞は「???」だった。

何でもない日常に目を向け、そこに登場するのは特別ではない普通の人。それを卓越した感性で切り取りって表現している。独自の表現と感性…でもその手の作家は近年増えてきている。すでに芥川賞を受賞している伊藤たかみや綿矢りさも同タイプの作家ではあるが、あちらとは読後感が明らかに違う。残念ながら「ひとり日和」は何も残らなかった。

これで芥川賞なら、どうせなら柴崎友香に賞を取ってほしかった。

「わたしは思春期のころから、母の若々しさとかなれなれしさが、心の中ではいちいち気に障っていた。理解されないことではなく、理解されることがなんとなくいやなのだった。」 本文80ページより
ひとり日和 Amazon書評・レビュー: ひとり日和より
4309018084
No.9
(3pt)

芥川賞と構えずに読むべき。

タイトルが全てを物語る、まさに「ひとり日和」な小説。

首尾一貫して主人公の一人称視点で描かれていて彼女で目線で世界は切り取られ、表現されている。2時間もかからず読めるので、サラッとどうぞ。

フリーターで20才の主人公、居候先の70才の老婆との邂逅が本作のメインテーマ。その他、主人公の母や、恋人など周辺の人々に刺激されながらも日常は淡々と進む。主人公と老婆の会話はまるで言葉遊びのようにポンポンと進み、その点では心地良い。現実的な感じではないけどね。ところどころ描かれている主人公と老婆の妙なライバル、対抗心は興味深かった。期待しすぎたのかな、芥川賞と構えずに読めば少しは変わったんだろうか。

個人的には芥川賞受賞は「???」だった。

何でもない日常に目を向け、そこに登場するのは特別ではない普通の人。それを卓越した感性で切り取りって表現している。独自の表現と感性…でもその手の作家は近年増えてきている。すでに芥川賞を受賞している伊藤たかみや綿矢りさも同タイプの作家ではあるが、あちらとは読後感が明らかに違う。残念ながら「ひとり日和」は何も残らなかった。

これで芥川賞なら、どうせなら柴崎友香に賞を取ってほしかった。

「わたしは思春期のころから、母の若々しさとかなれなれしさが、心の中ではいちいち気に障っていた。理解されないことではなく、理解されることがなんとなくいやなのだった。」 本文80ページより
ひとり日和 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: ひとり日和 (河出文庫)より
4309410065