家が呼ぶ
評判
家が呼ぶの評価:
4.56/5点 レビュー 9件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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家が呼ぶの評価:
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有名作家が多いし、ホラーを専門にしている作家も多い上に、発表年代もマチマチなので、期待していたのだが...。「物件」ホラーという事で実録系ホラーの定跡通りで曲がない短編が多い。その中で、中島氏の短編はキチンと人間模様の因果を織り込んでおり一応の佳作。高橋氏の短編は逆転の発想が光る。小松氏のホラーとは珍しいが、むしろ、戦争の悲哀と旧家の劫を描いた物悲しい短編。平山氏の短編は珍品と言って良い。そして、京極氏の短編は"正体不明の伯母"と「恐怖=予感」論議を重ねながら、最後に主人公が恐怖・諦観を覚えるという、"怖いモノ"を登場させずにレトリックだけでホラーを書くという新機軸の秀作。ホラーに"理"があっては困るが、書き手には理性が必要という事が良く分かる。
編者が"傑作選"という程の出来ではなく、各短編の出来に凸凹はあるものの、秀作や珍品も含まれているので、ホラー好きの方のみならず、広く文学好きの方には楽しめるアンソロジーとなっているのではないか。