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限界国家
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限界国家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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コメントの評価がよかったので購入しましたが300ページには収まりきらない内容なのか文字が小さいです。 B6判程度で1ページ19行で1列42文字程度です。眼の良い人なら問題はない。 全部というより1/4も読んでいませんので内容があまり理解できていませんので勝手に★3つにしました。 作者には申し訳ありません。 | ||||
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内容のいちいちが腑に落ちる。 この国は既得権益を持った過半数の「老人」に牛耳られている。 そして高齢化が加速し、その状態が激化する。 つまり救いなし! なんつー未来だ。 最後に「世界に出て戦おう」という学生ベンチャー起業家が登場して、やや救われる。 だが、それで救われるのはごく一部の人間だけだろう。 大多数の日本人は、泥船に乗って沈むのを待つだけだ。 まあ、それもいいかもしれない。みかんの収穫の仕事とか浄化槽の点検員なんて仕事はIT化・機械化しようがないので、そんな仕事をしながら田舎でのんびり暮らせばいいかもしれない。 人口3000万人くらいになれば仕事なんかいくらでもあるから、田舎でタダの家に住んでのんびり生きるってのも良いなぁ。田んぼと畑で自給自足。時々、イノシシなんか獲っちゃったりしてさ。 実際、すでにそうやって暮らしている人も多数いる。 ただ、小説の筋として弱いのは、前嶋会長は有名なシンクタンクの会長でありながら、なぜLACというコンサルタント会社に未来予想のレポート作成を依頼したのか? 自前でできるのでは? またプロローグで前嶋会長が「日本にはびこる老害」に言及していながら、エンディング近くで学生起業家にそのことを指摘されて激高するのか? 充分にわかってたことでは? もう一つ細かいことを言えばP.66で西川口は中国人の街になってしまい、繁体字の看板だらけになったとあるが、それなら「繁体字」ではなく「簡体字」では?台湾人が多ければ繁体字でしょうが。 ともかく若い人は読んだ方が良い。高校生~20代くらいまで。 | ||||
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小説という体をとっているが、登場人物達が筆者の代わりに日本社会や経済の問題点をひたすら述べている。 その内容は賛否両論もあるだろうし、専門的に正しいのかどうか、見解はあるだろう。さらに小説の体をとっているので、間違った事を書いてもフィクションであると逃げることができる。まさに書き散らかしてると言える。 小説としては登場人物はほとんど個性もなく、特に主人公の女性コンサルタントなんて、これでコンサルタントできるのかというくらい社会にも経済にも、経営にも疎い。 未来の技術の代表として描かれているメタバースやNFTが既に下火になっている現在ではいささか説得力を欠く部分もあるが、少子高齢化を放置して、高齢者の高齢者による高齢者のための政治というのは全くその通り。 小説としても問題提起部分に比重がかかり過ぎている上、様々な分野の問題点を書いているので焦点がぼやけている。一部、ソリューションがほんの少しだけなので、読んでいてもカタルシスがない。 この小説の良し悪しは別として、シルバー民主主義のひとつのソリューションとして平均寿命から現在の年齢を引いた数字が投票数となる余命投票権については言及してほしかった。 | ||||
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楡さんの書籍はほとんど読んでいます。 ネタバレになるとまずいのであまり書けませんが依頼者の最後はちょっとかな | ||||
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小説の体裁ですが、ビジネス書を読んでいるかのようでした。外資系コンサル会社のコンサルタントたちが、あるクライアントからの依頼を受けて20-30年後の日本の将来像を予想するというプロジェクトに着手し、その過程で日本に巣食う問題点の数々が明らかになっていくというもの。データをもとにしたフィクションとありますが、人口予測をはじめ中身はかなり具体的で信憑性が高そうです(メタバースとNFTのブームが去ってしまいましたが)。コンサル業界に身を置く立場からすると、いくつかツッコミどころはあります。そもそも大手コンサルなら1億円に満たないプロジェクトはやりませんから個人からの依頼は受けませんし、こんなに筋の悪いプロジェクトも受けないでしょう。しかし、これを差し引いても中身は素晴らしいです。登場人物の口をついて出るのは、日本の課題や諸悪の根源、業界の暴露話的な話で同意することばかりです。自動運転やテクノロジーが変えうる未来像もイメージできます。 | ||||
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○ 限界集落→限界国家 ○ EV&自動運転 ✖︎ 原発推しと太陽光への無理解 財界の長老と若きベンチャーとの対話、それを繋いだコンサルタントを通して、日本が丸ごと「限界集落」化、すなわち「限界国家」となるであろう行末を描き出したリアリティ小説。とりわけ本質と全体像を一言で表現する「限界国家」という言霊の「発明」は高く評価できる。 また、著者自身がかつてコダックに在籍し、産業が丸ごと消える様を間近で見たことから、EVや自動運転化への日本の遅れを忖度なく描き、既存産業や社会に与える影響の甚大さを記述している点も良い。ただし自動運転の核となるAIの理解は甘い。 EVを評価する一方で「原発推しと太陽光への無理解」の記述に、著者のエネルギー分野の不勉強が露呈しているのは残念。最初は元経産官僚の口を通してが出てきたので、日本中枢に漂うエネルギードグマを描いているならスゴイと思って読み進むと、そうではなく、そもそも著者自身が今進行しているエネルギー領域での破壊的変化を理解していないことが分かり、残念過ぎた。ここは大きな失点なので、★を2つ減じた。 | ||||
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二十年後、三十年後の日本がどうなっていくのかについて、高齢者と若者の視点から小説形式で描かれていて考えさせられることが多かった。 人口減少、産業構造の変化、雇用基盤の脆弱化など、今の日本が直面している問題が、いかに深刻かがよく分かる小説になっていた。 現在の政治家や役職についていた高齢者世代は、自分の出世や昇進、既得権益の保守ばかり考えていて先のことなんて知ったこっちゃないと思っている、という話は共感できた。 過疎高齢化が進む地域から代々受け継がれてきた伝統行事や祭りがなくなっていくという話も、人口が維持できなかったり、スポンサーになっていた商店が廃業してしまったりで、どんどん廃れていくというのも、すでに起きていることだと思う。 今の若い世代は、代々の政治家が行ってきた政治の延長線上で作られた国に生きていて、少子化、過疎高齢化はずっと前から問題視されていたのに改善どころか悪化しており、それを若い世代になんとかしろと押し付けられるのはたまったものではないという意見はもっともである。 だからこそ、今のネットネイティブ世代は国とか伝統への思い入れは少ないし、国境という概念のない世界で生きていくことが当たり前になっている。 IT技術が世の中をものすごいスピードで変えてしまい、今までの経験や知識が全く通用しない世界でいかに生き延びていくのか、これからの世の中はもっと大変になっていくと感じた。 また、人類は産業革命を経験してきているが、過去の火を用いた産業革命と現在のコンピュータ、インターネットの出現による情報化社会の革命では、前者は新たな産業を創出し膨大な雇用を生んだのに対して、後者では雇用の創出どころか縮小させ労働の集約化が図られるという考え方は納得できる話だった。 技術の進歩は「人間の労働からの解放」であり、革新的な技術の誕生は効率化や人件費の削減に繋がる。 これから先の時代は人口減少に伴い、人手を減らす技術が導入され、「職業寿命」がどんどん短くなるという考え方は間違いないと思う。 では、職を失った人がどうなるかというと、その答えはなかなか見つからない。 これからの日本が、ひいては世界がどうなっていくのか、その未来に向けて何を考えておくべきか、改めて考えるきっかけとなる一冊だった。 | ||||
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メタバースもNFTも下火になってる今この本を読むと正直笑えてしまうが皮肉にも本書の正しさは証明されている。 | ||||
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初めの3分の2は日本の少子高齢化、既得権益と高齢者のための高齢者による高齢者の政治により今の若者が嫌気をさすほどの為体社会の解説文、後半は日本の未来を憂え、冷静に自身のベンチャースピリッツを持った21歳と75歳の大手コンサルタント会長の会話で、なかなか面白い。「現代は先を読めないものにとっては悲劇、先が読めるものにとっては喜劇」 | ||||
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本書の表紙の赤い帯を外すとそこには「メタバースに乗り遅れる日本」とある。「限界国家」に日本の危機を救う重要なキーワードとして登場するのが「メタバース」と「NFT」だ。ここですでに「プッ」と笑ってしまうが、笑いを堪えて先を読んでみる。この本が出たのはつい最近の2023年6月なのだが、著者の楡周平氏がこの本の企画をしていたと思われる2021年という年はFacebookが社名をMetaに変更したり、NFTというブロックチェーンを使った新種のねずみ講が流行っていた時期と重なる。流行りのキーワードを鵜呑みにして大上段に構えたが、単行本初版が出た頃には死語になっていて大恥をかいたというオチか。 | ||||
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読んでいてなるほどと頷くことばかりで、ひじょうに精緻な近未来予想は「うんうん」と頷いたり、「そこまでになるのか」と、多少極論に思えたりで、一気に楽しく読めました。 自分が感じていることが間違っていないと確信を得ることが出来ました。 しかし、、、、 しかしです。 これを小説と言ってもいいのかと問われると首を捻らざるを得ません。 起承転結に乏しく、ラストのオチもカタルシスもありません。 数十年後の日本の姿を描くのですから、突拍子もないことを書きたくないというのが作者の誠意かもしれませんが、それなら小説という体裁をとる必要があったのかという疑問が残ります。 社会学の物語を読んだと思えば内容には納得ですが、評価の難しい作品ですね。 | ||||
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が 熱中した 数々の 日本の小説 音楽 更には 芸術作品 ともいえる 日本語 ( 若い頃はやはり 外国語に 情熱を向けたが 最近は日本語の素晴らしさを感じる 特に文章の語尾変化の多様さ ) も いずれ消え去るのか そんな日本 生きながらえても楽しくない。 考えてみると 地球規模でいえば ビートルズの名曲たち 更には 人類至宝の芸術作品たる バッハ ベートーヴェン モーツァルトでさえ いずれは この宇宙から 消え去る訳だ 千年先か 一万年先か それとも 百万年先かは。 どこかの宇宙人が 昔 地球(何語?)とかいう惑星があって このような文化 芸術を持っていたと 大英博物館のようなものを作って伝えてくれる てなことはないだろうから 殺伐な気分になってきた | ||||
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久しぶりにとても面白い小説?でした。 人口が減るが宇宙でまた爆発?ガンダムな世界です。 でも、真剣に考えさせられます。 | ||||
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