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雨降りvega
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雨降りvegaの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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それは北極星のように動かず、悲しいほど変わらないままそこに在り続ける。〕 ヴェガとアルタイル。 3年間メールの付き合いだった、綺麗でまっさらな文人と・誠実な新開。 二人の間には、“文人の姉:夏那の婚約者” という越え難い障害が。 抑えよう・忘れようとするほどに、確かな輝きを強めてゆく恋心。 「星」に導かれて出会い・阻まれ・別れ・再会する、近年稀に見る純愛カプ。 教師と生徒の年の差カプであった『未完成』の ちょうど【対極】に位置するような、 【一対】として読むとまた味わい深い・・気がした1冊。 虚空の三日月のような阿南に惚れて、若さに任せて瀬名が激情をぶつける、熱を孕んだ『未完成』。 天の川(横たわる障害)を挟んで黙して向き合い、幾度も雨に降られ・涙に暮れ…… 冴え冴えとした空気の中で瞬き続ける一対の恒星、『雨降りvega』。 新開が語り手な巻末ショート「七年目の雨上がり」、 綺麗な文人に一目惚れした瞬間がリアルに語られる箇所が、◎で…… さもありなん、琴座のヴェガは 夏空で最も明るく輝き立つ恒星だから。 | ||||
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ゲイよりのバイでありながら結婚しようと思うリアルバイさんは 意外と多いのかもしれない。 たいていは、素知らぬ顔で結婚してステルスゲイ(バイ)として 生きていく道を選ぶと思うけど、そうしなかったのは小説だからと わかってはいるものの、なんとなくうれしかった。 | ||||
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読み初めてからずっと、マーラーの交響曲第5番第4楽章が聴こえて来そうな内容です。 文人と巧の二人の愛が、心にじわりじわりと染み渡ります。 そんな感じの物語です。 | ||||
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まずはぐっと引き込まれてゆく、表現力豊かで、素晴らしい作品です。 あまりにも切なくて、読み始めてからだんだん 苦しくなり泣きまくりでした。 ラストに入っているSSが最高にこの作品をもり立ててますね。これが入ったからこそ、この作品は最高傑作になったと思います。 この作家さんはいつも素晴らしい作品を生み出す素晴らしい作家さんです。 内容にはあえて触れません。 読まなきゃわかりません。 読んでください。泣いて下さい。 胸が苦しくなるけれど、私は読んで良かったです。 | ||||
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小説はじっくり読む派で時間がかかるのですが、夕べもこの本のおかげで寝たの3時近くになっちゃって・・・ とにかく主人公二人の切なすぎる関係がもどかしくて・・・! 何度心臓を千枚通しでグサグサやられたことか・・・ エロ度はさほど高くないのですが、とにかくいろんな事情が絡んできて お互いに惹かれあっているのに公然と恋人同士の関係にはなれない、でも忘れることができずに時間だけが流れていくっていう・・・あ~~~~~!!! 最後はハッピーエンドなので、BL女子のみなさん、安心して読んでください。おススメです。 | ||||
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ここ最近よんだ凪良さんの本にあまりヒットがなかったので ちょっと敬遠しかけていたのですが、これはとてもよかったです。 受攻ともに恋愛にならないよう、少しだけ近い他人でいられるよう 距離をはかりながら慎重にならざるを得ない、そんな関係。 それでも会話や仕草、何気ないものの端々にお互い切り捨てる事のできない想いが重なってしまう。 優しくないけど優しい話し。なんども読み返しています。 バイセクシャルである攻めの大人としての狡さ、しかしその狡さに対して誠実であろうとする姿など 序盤からしっかりと描写されているので、結果受け姉と婚約破棄というかたちをとらざるを得なくても 読者の攻めへの好感度が損なわれるような事はあまりないと思います。 気が早いですが、個人的今年買ってよかったBLの上位に入る本だと思っています(笑) | ||||
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とても清潔感のある上品なBLです。 序盤から何度も泣きスイッチがあって ヘトヘトになりながら一気に読みました。 2人ともとにかく 自分の気持ちを抑え込んでて 時に、はがゆくなりましたが・・・ ただ手を伸ばせばいいのに、 お互いが周りや色んなことを考え過ぎて 留まる事でどんどん苦しくなる感情 気持ちは通じ合っているはずなのに 寄り添うことを認めない どんなに我慢しても堪えきれなくなっていく恋心・・・ 誠実さが邪魔をして終盤になっても なかなか核心に触れない大人のやりとりが 主人公の心理と合わさり切なさMAXでした。 これでハッピーエンドじゃなかったら 不憫すぎるでしょ。 | ||||
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ゆっくりじわじわ胸が締めつけられました。ただ好きなだけなのに、誰も悪くないのに、どうしても気持ちが止められない…。みんな優しい人達だから苦しくて辛い感情を持て余してしまうんだけど、最後には心温まる一冊でした。 久しぶりに泣いた!!! 短編「七年目の雨上がり」のラストが大好きです(*^ ^*) | ||||
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あまりの誠実さ穏健さゆえに安易な行動がとれなかった、巧と文人、遠回りをしてしまった切ない恋、 歯がゆい想いを抱きながら読ませていただきました。 登場人物は皆、常識人であり、少しだけあった官能シーンも、それにふさわしい品格ある文章でまとめられていて良かったです。 あとは、他の方々が書かれている感想に賛同します。 ただ、ここまで内容、心理描写がしっかりと表現されている中で、少しだけ違和感を持ったところがあります。私だけでしょうか? それは、巧と夏那(文人の姉)との関係です。 たまたまネットで知り合い、想いを寄せた相手が姉の恋人だった!? あまりにも簡単で出来過ぎ、不自然で説明不足!三年間の中で何か気づくものがあったはず。 確かにBLでは、無理や過激な設定、矛盾や違和感は日常茶飯事、それを承知で愛読しているのですが、この作品は、 あまりにもリアルだったので、どうしても気になってしまいました。批判しているのとは少し違います。 今まで読んだ作品の中で、私の最も理想に近かった、アダルトリーマンの世界を地味に描いた『契約不履行』の次ぐらいに心に残りました。 | ||||
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序盤からずっと、胸が苦しくて、切なかった。 3年間メールのやり取りだけの関係だったけれど、どうしようもなく辛い時 一晩傍にいてくれた彼に惹かれていく気持ちはとても自然で、 私も文人と一緒に恋に落ちていくような気持ちになりました。 だからこそ、名前や素性を教えて貰えないこと、 もう会うことも、メールも終わりにしたいと言われたことがとても悲しかった。 でも、文人に惹かれていく自分を抑えてようとしている彼の葛藤もよくわかったし、 彼がそれだけ誠実で優しい人なのだということ、そういう彼だからこそ文人も惹かれたのだと 想うと、もうどうしようもない。 だから、お互いに忘れようとしていたけれど、あんな再会。 文人も彼も、文人のお姉さんもみんな可哀想で、誰も悪くなくて、誰の気持ちも想像出来て、 とても悲しかった。 人を好きになって、その人と想い合えるということは 同時に知らず知らずのうちに誰かを傷つけたり、悲しませたりすることなんだということに 改めて気づかされました。 ジャンルも結末も違うけれど、島本理生さんの「ナラタージュ」を思い出す切なさでした。 | ||||
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私は、10冊程をまとめて読むので、 数日経つと内容を忘れてしまうのですが、 今回、唯三?ストーリーが記憶として残ったのがこの作品でした。 H少なめ、せつないストーリーが好きな方には、お勧めです。 ネタばれですが、○年愛?って感じです。 ちなみに、唯三のうちの残り2作品は、『眠り王子にキスを』と『王様と二人の料理人の話』です。 | ||||
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