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メナハウス・ホテルの殺人
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メナハウス・ホテルの殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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同じエジプトを舞台としたクリスティの作品といえば、「ナイルに死す」です。 推理小説としての鮮やかで大胆なトリックに加えて、愛憎の複雑に入り組んだ人間関係と、大勢の登場人物たちのそれぞれ見事な性格描写と的確な設定は読み物として申し分なく、さらにエジプト観光物としても一級品でした。 その傑作と比較するのは気の毒ではありますが、ゆかりある賞を受賞したからには、どうしても連想せずにはいられなくなります。そして残念な結果となってしまいました。 犯罪のトリックや設定はこのくらいで良しと出来ますが、とにかく主人公のジェーンの設定が暗いのです。アメリカ人という先入観からすると、もっと明るく溌剌とした女性を期待していたのですが、ここも奇しくもクリスティの「茶色の服の男」(ジェーンが作中で読んでいる)のヒロインが、父を亡くしたことを悲しみつつも、それはそれ、として、これまで叶わなかった大胆な冒険に踏み出しているのとは、かなり対照的になってしまっています。作品を読み進めるにつれ、ジェーンの暗さの理由も分かってはくるのですが、叔母との関係がまたこじれているのがもどかしいところです。 これが義理の叔母であるとか、叔母と呼んでいても実は再従妹程度の遠縁であるとかならば、納得もできるのですけれど。 | ||||
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表紙のイラストが素敵なので、旅行気分に浸れるかな?と期待していたが、全体的に暗い印象。 | ||||
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