■スポンサードリンク
笑犬楼vs.偽伯爵
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
笑犬楼vs.偽伯爵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
汚れはありましたが、読むには問題ないです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
筒井康隆(1934-)と蓮實重彦(1936-)両氏のあいだでおこなわれた、本書前半では対談、後半では往復書簡が収められています。 対談は「同時代の大江健三郎」と題されているところからわかるようにもっぱらその日本のノーベル賞作家大江健三郎(1935-2023)が話題になっています。なお、本書出版(2022.12)のあと大江氏は亡くなっています(2023.3)。 蓮實さんはともかく、筒井康隆がこれほど『万延元年のフットボール』の小説家を評価しているとは知りませんでした。ともあれ、この対談のほうはそれぞれの大江健三郎体験を語っていて、それなりに面白く読めました(蓮實さんは、自分が大江健三郎から嫌われているのではないかとずいぶん気になっているようですが)。 いっぽう、本書後半は、最初に述べたように両氏の往復書簡になっているのですが、やはり手紙というフォーマットではどうしても相互のペンに抑制と慎重さが生まれがちで、ときにはさらに追従めいたものも混じるようなところも感じられ、対談ほどには楽しめなかったかな。 ただ、両氏が手紙の中で互いに披露しあう戦中から戦後にかけての少年時代の思い出話、とくに観た映画の鮮明な記憶や学校時代の話は興味深いものがありました。 家庭環境の違いという以上に、年齢差がわずか2歳差であっても戦中から戦後にかけて過ごした少年時代の互いの経験、たとえばいま言った学校体験や映画体験などがかなり違っていることを両氏は互いに驚きをもって確認し合うのですが、そういうところは読んでいるこちらも、こんなに違うものなのかと少々驚いたしだい。 それにしても、蓮實さんが筒井康隆を読んでいるとは知りませんでした。なお蓮實さんの弟子筋にあたる松浦寿輝も、筒井康隆と対談しており、なかなかの愛読者だと知って、こちらのほうもちょっとびっくりでしたが。しかし、浅田彰はたしか… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
筒井康隆×蓮見重彦二大巨頭が蝶々 ♪ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全部の本を読み返したくなる おもしろさ。 のめりこんでしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
週刊誌みたいな | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
老い先短い2人による興味深い言葉の数々 貴重な内容 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容で理解できない部分があっても、お二人の美しい文章、リズム感などで十分に癒されます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
蓮實による『時をかける少女』論が筒井文学への新たな視野を開いてくれるし、老境に達した2人の時代におもねらない、そして適度に肩の力の抜けた批評が、新鮮に響く書物である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
令和5年最初の収穫。最近の「文学」の貧弱さがよく解かる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
蓮實重彦さん、伝説の「映画表現論」初回講義だけ拝聴しました。さらにそれから数10年後、渋谷のスクランブル交差点でタクシーから降りられるところをお見かけしました。 ちなみにまさかおふたりとも大評価をされているとは知らなかった大江健三郎氏さんは今はなき東急東横のれん街の高級和菓子店へ「必殺お詫びの品」である桐箱入り羊羹を買いに行った際、後ろに並んでおられました。ノーベル文学賞作家でもお詫びの羊羹を買うんだ、と変に感心しましたがただ甘いもの好きだったに違いありません。 文学、映画、音楽、演劇に造詣が深いのは当たり前でしょうが「老人の役割としては、もう忘れ去られようとしている文化を書き残し語り継いでいくこと。」という思いのもとに「戦前、あるいは戦中のしかるべき日本人は、他人の目にはたやすく触れないけれど、どなたも、そこだけは絶対に譲れないという揺るぎない信念のようなものを持っておられる。」と鋭く指摘されています。 「伯爵夫人」の執筆で「晩節を穢した」という評価こそが最高の賛辞であるというある意味での「開き直り」もお見事です。ぜひ第二作でもっと過激な「ご長寿対談・往復書簡」をお願いいたします。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!