船上にて
評判
船上にての評価:
4.00/5点 レビュー 5件。 B ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1〜15 1/1ページ
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船上にての評価:
4.00/5点 レビュー 5件。 B ランク
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短編の名手たる作者が、“短編の王様”というべき先人に対する敬愛の念で作り上げたような一品。事件は大したことなく、最終的に謎が解けなくても口元を緩ませてくれる。これを読めただけでもこの本を買う価値があった。
勿論、他もバラエティに富んでいて、若竹さんらしい作品である。
「黒い水滴」は、「製造迷夢」の一条刑事が登場。美潮さんは出てこないが、二人のその後を匂わせる一文があり、ファン必読。渚という名の若い女性も出てくるがこちらは「クールキャンデー」の渚ちゃんとは別人。
【追記】
講談社文庫で読んだ後、光文社文庫も購入。
カバーは講談社版はやはり藤田新策氏。藤田氏による表紙絵の若竹さんの本は三作あるが、全て青が基調。円窓の向こうに夜空と海と物憂げな表情の女性が一人。珍しく正面を向いている。「船上にて」には該当する人物は出てこないので、イメージ画かと思ったが、「優しい水」の冒頭部に合致。
光文社版はお馴染み杉田さん。こちらはやはりくすんだ黄色ベース。丸テーブルの卓上にレターセットと万年筆。コーヒーカップから湯気が上がり、その向こうに船の影。「船上にて」の他、収録の手紙シリーズのイメージか。
講談社版は若竹さんのあとがきが2編も付いている。単行本刊行時と文庫化の際か。エッセイ風で面白い。
光文社の方はあとがきはなく、大倉崇裕氏の解説。