■スポンサードリンク


(短編集)

闇は知っている



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
闇は知っている
闇は知っている (新潮文庫)

闇は知っているの評価: 4.29/5点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.29pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

人生の選択について考えさせられる

歴史にイフは不毛な妄想だと思っている。同じように人生にも。

そうなのだけれど、この「闇は知っている」を読んだあとだけは、この山崎小五郎の人生を考えてしまった。
小五郎は捨て子であった。
それより、寺の和尚・隆浄に大事に育てられるが、後家の誘惑に負けて以来、転落の人生を送る。
ま、これが転落なのかどうかは見方考え方により異なるだろうが。

さて、小五郎は殺し屋になる。大金も手にする。
それは楽しかったのだろうか?

もし、小五郎は後家の誘惑に負けてはしても、和尚の指示に従い、寺を移っていれば、血で汚れた人生は送ることはない。
人に尊敬される立派な和尚になっているだろう。
あるいは、藩に呼び戻され・・・。

それでも選んだのは小五郎。楽しいも辛いも小五郎の人生。
でも、どっちがいいんだろう。と考えてしまう小説なのだった。
闇は知っている (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:闇は知っている (新潮文庫)より
4101156115

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!