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(短編集)
闇は知っている
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闇は知っているの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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徐々にバレていく様が実にスリリング。梅安と比べたらおそらくランクは中級程度の仕掛人の人生。 | ||||
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池波正太郎の多くの作品の中でも、特に陰惨なムードが漂っている短編である。終始、非情なリアリズムに裏打ちされた、重たい展開だった。 | ||||
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歴史を学ぶことで現在の価値観を見つめ直す | ||||
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さすが池波正太郎というのが感想です。 悪事を重ねていく男の一生を興味深く描いています。 | ||||
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寺に 捨て子が。 小五郎 と言う名前があった。 和尚は 丁寧に育ててくれたが 小五郎は親の愛を知らない。 ある時 寺に来た女が 蛇に噛まれて それを処理することで 深い付き合いに。 純真さと 女体を知らないことで、 溺れていく。結果として 寺を出奔。 放浪の中で 知り合った浪人は 裏の家業を持っていた。 池波正太郎の お得い芸で 山崎小五郎が 請負の仕事を し始めるのである。 浪人を 父親のように慕う。 そして 『うまくいかないときは にげろ』という 遺書のようなものが託されて。 山崎小五郎の 出生の秘密。 父親のように思う 和尚との出会いと 老剣士の仇を討とうと思うが。 裏家業の元締めと跡目相続。 ふーむ。 山崎小五郎 無念と思って死ぬのだろうか。 | ||||
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歴史にイフは不毛な妄想だと思っている。同じように人生にも。 そうなのだけれど、この「闇は知っている」を読んだあとだけは、この山崎小五郎の人生を考えてしまった。 小五郎は捨て子であった。 それより、寺の和尚・隆浄に大事に育てられるが、後家の誘惑に負けて以来、転落の人生を送る。 ま、これが転落なのかどうかは見方考え方により異なるだろうが。 さて、小五郎は殺し屋になる。大金も手にする。 それは楽しかったのだろうか? もし、小五郎は後家の誘惑に負けてはしても、和尚の指示に従い、寺を移っていれば、血で汚れた人生は送ることはない。 人に尊敬される立派な和尚になっているだろう。 あるいは、藩に呼び戻され・・・。 それでも選んだのは小五郎。楽しいも辛いも小五郎の人生。 でも、どっちがいいんだろう。と考えてしまう小説なのだった。 | ||||
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人間の運命とはどこで決まるのだろう。 もし小五郎として生きず隆心として某かの寺の坊主となり人を救う道を選んでいたら・・・ 杉山弥兵衛と出会わず人の懐を漁る泥棒に毛が生えた程度の流浪人になっていたら・・・ 「悪銭身につかず」とはまさにこの小五郎の元へ入ってくるお金の事であり、 また人を信じようとも信じられず金しか信用できないような悲しい人生である。 唯一、信じていた杉山弥兵衛と隆浄和尚とは感謝の意を伝えられないままであり、 小五郎の人生とは誰にも感謝できないものであったのだろう。 時代小説だが、すんなり読める一冊である。 | ||||
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