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【若竹七海】
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親切なおばけの評価:
4.50/5点 レビュー 2件。 - ランク
Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点4.50pt
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
若竹さん&杉田さんのコラボ絵本
切ないです
絵は若竹作品の文庫本での表紙絵でお馴染みの杉田比呂美さん。いつもは本のカバーのそで(内側に折られた部分)にひっそりとお名前が書かれているが、今回は表紙に二大主役の一人として原作者名と並んでいる。
「目は口ほどにものを言う」というが「絵は文ほどにものを言う」。
勿論、文章が最初にあって、絵は後付けだと思うが、一度読んだ後、今度は絵だけ見ていくと文章化されていない情報、行間に込められた思いなどが描かれていることに気付く。
この本で特に気に入ったのは、見開き頁で陽だまりの中でおじいちゃんと孫娘ノノコちゃんがお話している絵(というか頁全体)と、次頁で暗転、夜のノノコちゃんの寝室にドアから一筋電気の光が差し込む図(これも頁全体)。それからおじいちゃんの部屋のイメージ画。おかあさんがノノコちゃん達を家から連れ出す絵も笑える。
文庫の表紙でも杉田さんの絵は、シンプルな筆致ながら奥深く、カラッとした明るさの中どことなく寂しさがあって、若竹さんの世界観と合っている。
個人的に一番のお気に入りは「バブル島」の表紙絵。
また葉村シリーズは、葉村さん(とおぼしき女性)が後ろ姿だったり俯いたりして顔がはっきり描かれていないのがいい。最近の光文社文庫の「黒い越流」では表紙は写真になっていたが絵ではなくなったのだろうか。