(短編集)

夜よ鼠たちのために

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夜よ鼠たちのためにの評価:

4.38/5点 レビュー 29件。 A ランク

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平均点4.38pt

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全82件 21〜40 2/5ページ
No.62
(4pt)

(2019年―第21冊)ひねった筋道の果てに起こる奇妙な事件の真相を描くミステリー短編集

1986年刊の『夜よ鼠たちのために』(新潮文庫)と1985年刊の『密やかな喪服』(講談社文庫)を底本として、1998年にハルキ文庫から刊行された『夜よ鼠たちのために―連城三紀彦傑作推理コレクション』(ハルキ文庫)を再編集したのがこの宝島社文庫版ということです。1981年から1983年にかけて「週刊小説」「小説推理」「小説現代」「ルパン」の4誌に掲載された短編9編が収録されています。

◆「ふたつの顔」
:画家の真木祐介は疎遠になった妻の契子を殺害して自宅の庭に埋めたる。するとそこへ新宿警察から電話があり、三丁目のホテルで契子が惨殺されたと聞かされる。現場に赴くとその遺体の顔は無惨につぶされていたが、指には真木が贈った指輪があり、しかも指紋は自宅で採取したものと一致した。それでは真木が殺した女は一体誰だったのか…。

 なんとも怪異な事件をどうやって着地させるのか。その興味にぐいぐいと牽引されて一気に読み通しました。背後には複雑な人間関係が巣くっていて、背筋の凍る結末に私は大いに心揺さぶられました。

◆「過去からの声」
:村川は刑事をやめて1年が過ぎた今、かつての先輩刑事・岩本に手紙を書く。あのとき発生した男児誘拐事件は奇妙な展開を見せ、村川の失態のせいでいったんは犯人を取り逃したかに見えたが、その後犯人は事故死していた。だが村川は岩本宛ての手紙の中で、事件の真相を書き綴っていた…。

 身代金目的の単純な誘拐事件と思われた事件の背後にあった事件のカラクリがまず読ませます。と同時に、村川が今になって岩本に手紙を書き送った理由もまた、人が人を思うその人間臭さを強く帯びていて、好短編を読んだという満足を与えてくれるものでした。

◆「化石の鍵」
:サワは息子の昌也と二人で暮らしながらアパート経営をしていた。ある日、住人の白井の娘で車椅子生活を送っている千鶴がネクタイで首を絞められた状態で発見される。幸い千鶴は一命をとりとめたが、現場となった部屋は窓もドアも鍵がかかった密室状態だった。しかもある事情から玄関のドアの鍵はその日取り換えられたばかりで、中に入ることができた人間はほとんどいない…。

 千鶴の首を絞めたのは一体誰だったのか。犯行の意外な経緯と、わずかな希望が見られる結末が心に残りました。

◆「奇妙な依頼」
:興信所の探偵・品田のもとに、土屋正治という男が自分の妻・紗矢子の浮気調査を依頼してくる。しかしいくら尾行しても紗矢子は男と密会する様子はない。しかも紗矢子は品田がつけてきていることをとうの昔から気づいていた。そして品田に奇妙な依頼をしてくる。夫・正治の浮気調査をしてほしい、と…。

 探偵は図らずも夫と妻の両方から互いの浮気調査を依頼されることになります。両者の言い分は真っ向から対立し、どちらかが<騙り手>であるようですが、真相はなかなか見えてきません。ねじれにねじれた尾行調査はやがて驚くべき殺人事件へと着地していきます。犯人の騙りに探偵・品田と同じく読者が見事に騙される一編です。

◆「夜よ鼠たちのために」
:二人の医師が殺害された事件を追う警察は、この医師二人によって妻が死に追い詰められたと恨んでいた津村という男を容疑者とにらむ。しかし津村の妻は重症な脳腫瘍患者であり、医師たちにも手の施しようがなかったのだ。果たして犯人は本当に怨恨から殺人に至ったのか…。

 恨みによる短絡的な犯行にしか見えなかった殺人事件ですが、そこはもちろん連城三紀彦ですから、一筋縄では終わりません。これまた読者を気持ちよく騙してくれる一編で、一度読み終えたところで、もう一度冒頭から読み直してみたほどです。そして読者がうっかり思い込みをしてしまうように連城が怠りなく精緻に計算したうえで言葉を選択していったことが見えてきました。きちんと読めば、事の真相からはずれるような言葉遣いは一度もしていないことがわかります。読者を欺く連城の手際の良さには本当にほれぼれとします。

◆「二重生活」
:ホステスの牧子にはマンションに通ってくる16歳も年上の男・修平がいた。ある日、修平に別れてほしいと切り出された牧子は、修平と暮らしている静子に恨みを募らせ、修平もろとも静子を「葬る」計画を立て始めた。そのために利用するのは、静子が修平のほかに関係をもっていた鉄男だった…。

 この短編集をここまで読んでいれば、そろそろ連城の騙りの手管を察知する勘を養ってもよいころなのでしょうが、私にはその才覚がとんとないようです。今度もまた見事にしてやられました。
 またしても冒頭から読み直してみると、確かに連城は隙なく言葉の吟味を極めていて、読者が勝手に勘違いをするように仕向けていたことがありありとわかります。誠に見事です。

◆「代役」
:俳優の支倉竣と妻の僚子は一人息子の辰也を亡くしてから夫婦関係が冷え込んでいた。そして僚子は離婚を切り出すが、奇妙な提案をする。別れる前に竣の子供を身ごもりたいという。しかも竣そっくりの男をアメリカで見つけたと話、姿形の似たその男に身を任せても良いという…。

 少々設定をひねりすぎているかもしれません。竣と僚子と竣と瓜二つの男、しかもさらに竣の愛人の衣絵の4人の関係が一点につながっていくのですが、そもそも竣にドッペルゲンガー的存在がいるという前提に読者の心が乗っかることができなければ、荒唐無稽すぎて気持ちがさめてしまうでしょう。

◆「ベイ・シティに死す」
:東京のやくざであった男は、組仲間の谷沢が対立する組へと抜けようとしていることに気づいてしまう。そのため谷沢に拳銃を向けられ、それを奪おうともみ合った末に谷沢を撃ってしまう。しかし正当防衛を主張して出頭した男を待っていたのは、谷沢の遺体には二発の銃弾が撃ち込まれていたとする報告書だった。正当防衛が認められずに6年のムショ暮らしを強いられた男は出所後、自分を裏切ったとにらむ征二とかつての情婦・恭子を追ってある街に向かう…。

 遺体に撃ち込まれた二発の銃弾の真相が最後に明らかになる物語ですが、あまり納得がいきませんでした。男と征二と恭子の人間関係が谷沢殺害事件の背後にあるのですが、短編小説であるだけに三者の一筋縄ではいかない関係が十分納得できるほどに描かれる前に物語が幕を閉じてしまいます。銃殺事件の真相と、それを解消していく恭子の心模様が私の胃の腑には落ちませんでした。

◆「ひらかれた闇」
:私立聖英高校の体育教師・赤沢が殺害され、犯人不明のまま2日が過ぎた。そこへ音楽担当の教師・麻沙のもとへ元生徒の典子から電話がかかる。東京の別荘で友人らと5人で泊りがけで遊んでいたらそのうちの一人が刺殺体で発見されたという。典子らは暴走族グループを結成していて、そのせいで退学処分になった経緯がある。警察には通報したくないという典子の求めに応じて麻沙は単身、現場となった別荘へ向かう…。

 別荘での刺殺事件の犯人は誰なのか。そしてその犯人は赤沢殺害にも関与しているのか。謎めいた事件を麻沙が素人探偵よろしく解明していく短編です。
 真相が明らかになったとき、小説の前半部分に書かれた次の文章が印象深く記憶にのこっていたことを思い出しました。
「麻沙自身も、郷里にはシトロエンを持っていてスピード狂を気取ることもあるのだが、それも車体という枠に守られてのこと。空気に開かれた二輪車はただ恐ろしく、麻沙は、自分が今から向かうのが殺人現場であることも忘れ、ノン子の命令どおり、声一つたてられず黙っているほかなかったのだった」(376頁)
 そしてこの短編のタイトルが「ひかられた闇」となっている点も重要であり、上述の記述とあわせて伏線として機能していることに気づかされます。
 退学処分を受けた生徒たちを麻沙が親身になって力を貸すところが妙に心に沁みました。

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夜よ鼠たちのために (1983年) (Joy novels) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (1983年) (Joy novels)より
B000J7FEAA
No.61
(4pt)

(2019年―第21冊)ひねった筋道の果てに起こる奇妙な事件の真相を描くミステリー短編集

1986年刊の『』(新潮文庫)と1985年刊の『』(講談社文庫)を底本として、1998年にハルキ文庫から刊行された『』(ハルキ文庫)を再編集したのがこの宝島社文庫版ということです。1981年から1983年にかけて「週刊小説」「小説推理」「小説現代」「ルパン」の4誌に掲載された短編9編が収録されています。

◆「ふたつの顔」
:画家の真木祐介は疎遠になった妻の契子を殺害して自宅の庭に埋めたる。するとそこへ新宿警察から電話があり、三丁目のホテルで契子が惨殺されたと聞かされる。現場に赴くとその遺体の顔は無惨につぶされていたが、指には真木が贈った指輪があり、しかも指紋は自宅で採取したものと一致した。それでは真木が殺した女は一体誰だったのか…。

 なんとも怪異な事件をどうやって着地させるのか。その興味にぐいぐいと牽引されて一気に読み通しました。背後には複雑な人間関係が巣くっていて、背筋の凍る結末に私は大いに心揺さぶられました。

◆「過去からの声」
:村川は刑事をやめて1年が過ぎた今、かつての先輩刑事・岩本に手紙を書く。あのとき発生した男児誘拐事件は奇妙な展開を見せ、村川の失態のせいでいったんは犯人を取り逃したかに見えたが、その後犯人は事故死していた。だが村川は岩本宛ての手紙の中で、事件の真相を書き綴っていた…。

 身代金目的の単純な誘拐事件と思われた事件の背後にあった事件のカラクリがまず読ませます。と同時に、村川が今になって岩本に手紙を書き送った理由もまた、人が人を思うその人間臭さを強く帯びていて、好短編を読んだという満足を与えてくれるものでした。

◆「化石の鍵」
:サワは息子の昌也と二人で暮らしながらアパート経営をしていた。ある日、住人の白井の娘で車椅子生活を送っている千鶴がネクタイで首を絞められた状態で発見される。幸い千鶴は一命をとりとめたが、現場となった部屋は窓もドアも鍵がかかった密室状態だった。しかもある事情から玄関のドアの鍵はその日取り換えられたばかりで、中に入ることができた人間はほとんどいない…。

 千鶴の首を絞めたのは一体誰だったのか。犯行の意外な経緯と、わずかな希望が見られる結末が心に残りました。

◆「奇妙な依頼」
:興信所の探偵・品田のもとに、土屋正治という男が自分の妻・紗矢子の浮気調査を依頼してくる。しかしいくら尾行しても紗矢子は男と密会する様子はない。しかも紗矢子は品田がつけてきていることをとうの昔から気づいていた。そして品田に奇妙な依頼をしてくる。夫・正治の浮気調査をしてほしい、と…。

 探偵は図らずも夫と妻の両方から互いの浮気調査を依頼されることになります。両者の言い分は真っ向から対立し、どちらかが<騙り手>であるようですが、真相はなかなか見えてきません。ねじれにねじれた尾行調査はやがて驚くべき殺人事件へと着地していきます。犯人の騙りに探偵・品田と同じく読者が見事に騙される一編です。

◆「夜よ鼠たちのために」
:二人の医師が殺害された事件を追う警察は、この医師二人によって妻が死に追い詰められたと恨んでいた津村という男を容疑者とにらむ。しかし津村の妻は重症な脳腫瘍患者であり、医師たちにも手の施しようがなかったのだ。果たして犯人は本当に怨恨から殺人に至ったのか…。

 恨みによる短絡的な犯行にしか見えなかった殺人事件ですが、そこはもちろん連城三紀彦ですから、一筋縄では終わりません。これまた読者を気持ちよく騙してくれる一編で、一度読み終えたところで、もう一度冒頭から読み直してみたほどです。そして読者がうっかり思い込みをしてしまうように連城が怠りなく精緻に計算したうえで言葉を選択していったことが見えてきました。きちんと読めば、事の真相からはずれるような言葉遣いは一度もしていないことがわかります。読者を欺く連城の手際の良さには本当にほれぼれとします。

◆「二重生活」
:ホステスの牧子にはマンションに通ってくる16歳も年上の男・修平がいた。ある日、修平に別れてほしいと切り出された牧子は、修平と暮らしている静子に恨みを募らせ、修平もろとも静子を「葬る」計画を立て始めた。そのために利用するのは、静子が修平のほかに関係をもっていた鉄男だった…。

 この短編集をここまで読んでいれば、そろそろ連城の騙りの手管を察知する勘を養ってもよいころなのでしょうが、私にはその才覚がとんとないようです。今度もまた見事にしてやられました。
 またしても冒頭から読み直してみると、確かに連城は隙なく言葉の吟味を極めていて、読者が勝手に勘違いをするように仕向けていたことがありありとわかります。誠に見事です。

◆「代役」
:俳優の支倉竣と妻の僚子は一人息子の辰也を亡くしてから夫婦関係が冷え込んでいた。そして僚子は離婚を切り出すが、奇妙な提案をする。別れる前に竣の子供を身ごもりたいという。しかも竣そっくりの男をアメリカで見つけたと話、姿形の似たその男に身を任せても良いという…。

 少々設定をひねりすぎているかもしれません。竣と僚子と竣と瓜二つの男、しかもさらに竣の愛人の衣絵の4人の関係が一点につながっていくのですが、そもそも竣にドッペルゲンガー的存在がいるという前提に読者の心が乗っかることができなければ、荒唐無稽すぎて気持ちがさめてしまうでしょう。

◆「ベイ・シティに死す」
:東京のやくざであった男は、組仲間の谷沢が対立する組へと抜けようとしていることに気づいてしまう。そのため谷沢に拳銃を向けられ、それを奪おうともみ合った末に谷沢を撃ってしまう。しかし正当防衛を主張して出頭した男を待っていたのは、谷沢の遺体には二発の銃弾が撃ち込まれていたとする報告書だった。正当防衛が認められずに6年のムショ暮らしを強いられた男は出所後、自分を裏切ったとにらむ征二とかつての情婦・恭子を追ってある街に向かう…。

 遺体に撃ち込まれた二発の銃弾の真相が最後に明らかになる物語ですが、あまり納得がいきませんでした。男と征二と恭子の人間関係が谷沢殺害事件の背後にあるのですが、短編小説であるだけに三者の一筋縄ではいかない関係が十分納得できるほどに描かれる前に物語が幕を閉じてしまいます。銃殺事件の真相と、それを解消していく恭子の心模様が私の胃の腑には落ちませんでした。

◆「ひらかれた闇」
:私立聖英高校の体育教師・赤沢が殺害され、犯人不明のまま2日が過ぎた。そこへ音楽担当の教師・麻沙のもとへ元生徒の典子から電話がかかる。東京の別荘で友人らと5人で泊りがけで遊んでいたらそのうちの一人が刺殺体で発見されたという。典子らは暴走族グループを結成していて、そのせいで退学処分になった経緯がある。警察には通報したくないという典子の求めに応じて麻沙は単身、現場となった別荘へ向かう…。

 別荘での刺殺事件の犯人は誰なのか。そしてその犯人は赤沢殺害にも関与しているのか。謎めいた事件を麻沙が素人探偵よろしく解明していく短編です。
 真相が明らかになったとき、小説の前半部分に書かれた次の文章が印象深く記憶にのこっていたことを思い出しました。
「麻沙自身も、郷里にはシトロエンを持っていてスピード狂を気取ることもあるのだが、それも車体という枠に守られてのこと。空気に開かれた二輪車はただ恐ろしく、麻沙は、自分が今から向かうのが殺人現場であることも忘れ、ノン子の命令どおり、声一つたてられず黙っているほかなかったのだった」(376頁)
 そしてこの短編のタイトルが「ひかられた闇」となっている点も重要であり、上述の記述とあわせて伏線として機能していることに気づかされます。
 退学処分を受けた生徒たちを麻沙が親身になって力を貸すところが妙に心に沁みました。

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夜よ鼠たちのために (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (宝島社文庫)より
4800231736
No.60
(4pt)

(2019年―第21冊)ひねった筋道の果てに起こる奇妙な事件の真相を描くミステリー短編集

1986年刊の『』(新潮文庫)と1985年刊の『』(講談社文庫)を底本として、1998年にハルキ文庫から刊行された『』(ハルキ文庫)を再編集したのがこの宝島社文庫版ということです。1981年から1983年にかけて「週刊小説」「小説推理」「小説現代」「ルパン」の4誌に掲載された短編9編が収録されています。

◆「ふたつの顔」
:画家の真木祐介は疎遠になった妻の契子を殺害して自宅の庭に埋めたる。するとそこへ新宿警察から電話があり、三丁目のホテルで契子が惨殺されたと聞かされる。現場に赴くとその遺体の顔は無惨につぶされていたが、指には真木が贈った指輪があり、しかも指紋は自宅で採取したものと一致した。それでは真木が殺した女は一体誰だったのか…。

 なんとも怪異な事件をどうやって着地させるのか。その興味にぐいぐいと牽引されて一気に読み通しました。背後には複雑な人間関係が巣くっていて、背筋の凍る結末に私は大いに心揺さぶられました。

◆「過去からの声」
:村川は刑事をやめて1年が過ぎた今、かつての先輩刑事・岩本に手紙を書く。あのとき発生した男児誘拐事件は奇妙な展開を見せ、村川の失態のせいでいったんは犯人を取り逃したかに見えたが、その後犯人は事故死していた。だが村川は岩本宛ての手紙の中で、事件の真相を書き綴っていた…。

 身代金目的の単純な誘拐事件と思われた事件の背後にあった事件のカラクリがまず読ませます。と同時に、村川が今になって岩本に手紙を書き送った理由もまた、人が人を思うその人間臭さを強く帯びていて、好短編を読んだという満足を与えてくれるものでした。

◆「化石の鍵」
:サワは息子の昌也と二人で暮らしながらアパート経営をしていた。ある日、住人の白井の娘で車椅子生活を送っている千鶴がネクタイで首を絞められた状態で発見される。幸い千鶴は一命をとりとめたが、現場となった部屋は窓もドアも鍵がかかった密室状態だった。しかもある事情から玄関のドアの鍵はその日取り換えられたばかりで、中に入ることができた人間はほとんどいない…。

 千鶴の首を絞めたのは一体誰だったのか。犯行の意外な経緯と、わずかな希望が見られる結末が心に残りました。

◆「奇妙な依頼」
:興信所の探偵・品田のもとに、土屋正治という男が自分の妻・紗矢子の浮気調査を依頼してくる。しかしいくら尾行しても紗矢子は男と密会する様子はない。しかも紗矢子は品田がつけてきていることをとうの昔から気づいていた。そして品田に奇妙な依頼をしてくる。夫・正治の浮気調査をしてほしい、と…。

 探偵は図らずも夫と妻の両方から互いの浮気調査を依頼されることになります。両者の言い分は真っ向から対立し、どちらかが<騙り手>であるようですが、真相はなかなか見えてきません。ねじれにねじれた尾行調査はやがて驚くべき殺人事件へと着地していきます。犯人の騙りに探偵・品田と同じく読者が見事に騙される一編です。

◆「夜よ鼠たちのために」
:二人の医師が殺害された事件を追う警察は、この医師二人によって妻が死に追い詰められたと恨んでいた津村という男を容疑者とにらむ。しかし津村の妻は重症な脳腫瘍患者であり、医師たちにも手の施しようがなかったのだ。果たして犯人は本当に怨恨から殺人に至ったのか…。

 恨みによる短絡的な犯行にしか見えなかった殺人事件ですが、そこはもちろん連城三紀彦ですから、一筋縄では終わりません。これまた読者を気持ちよく騙してくれる一編で、一度読み終えたところで、もう一度冒頭から読み直してみたほどです。そして読者がうっかり思い込みをしてしまうように連城が怠りなく精緻に計算したうえで言葉を選択していったことが見えてきました。きちんと読めば、事の真相からはずれるような言葉遣いは一度もしていないことがわかります。読者を欺く連城の手際の良さには本当にほれぼれとします。

◆「二重生活」
:ホステスの牧子にはマンションに通ってくる16歳も年上の男・修平がいた。ある日、修平に別れてほしいと切り出された牧子は、修平と暮らしている静子に恨みを募らせ、修平もろとも静子を「葬る」計画を立て始めた。そのために利用するのは、静子が修平のほかに関係をもっていた鉄男だった…。

 この短編集をここまで読んでいれば、そろそろ連城の騙りの手管を察知する勘を養ってもよいころなのでしょうが、私にはその才覚がとんとないようです。今度もまた見事にしてやられました。
 またしても冒頭から読み直してみると、確かに連城は隙なく言葉の吟味を極めていて、読者が勝手に勘違いをするように仕向けていたことがありありとわかります。誠に見事です。

◆「代役」
:俳優の支倉竣と妻の僚子は一人息子の辰也を亡くしてから夫婦関係が冷え込んでいた。そして僚子は離婚を切り出すが、奇妙な提案をする。別れる前に竣の子供を身ごもりたいという。しかも竣そっくりの男をアメリカで見つけたと話、姿形の似たその男に身を任せても良いという…。

 少々設定をひねりすぎているかもしれません。竣と僚子と竣と瓜二つの男、しかもさらに竣の愛人の衣絵の4人の関係が一点につながっていくのですが、そもそも竣にドッペルゲンガー的存在がいるという前提に読者の心が乗っかることができなければ、荒唐無稽すぎて気持ちがさめてしまうでしょう。

◆「ベイ・シティに死す」
:東京のやくざであった男は、組仲間の谷沢が対立する組へと抜けようとしていることに気づいてしまう。そのため谷沢に拳銃を向けられ、それを奪おうともみ合った末に谷沢を撃ってしまう。しかし正当防衛を主張して出頭した男を待っていたのは、谷沢の遺体には二発の銃弾が撃ち込まれていたとする報告書だった。正当防衛が認められずに6年のムショ暮らしを強いられた男は出所後、自分を裏切ったとにらむ征二とかつての情婦・恭子を追ってある街に向かう…。

 遺体に撃ち込まれた二発の銃弾の真相が最後に明らかになる物語ですが、あまり納得がいきませんでした。男と征二と恭子の人間関係が谷沢殺害事件の背後にあるのですが、短編小説であるだけに三者の一筋縄ではいかない関係が十分納得できるほどに描かれる前に物語が幕を閉じてしまいます。銃殺事件の真相と、それを解消していく恭子の心模様が私の胃の腑には落ちませんでした。

◆「ひらかれた闇」
:私立聖英高校の体育教師・赤沢が殺害され、犯人不明のまま2日が過ぎた。そこへ音楽担当の教師・麻沙のもとへ元生徒の典子から電話がかかる。東京の別荘で友人らと5人で泊りがけで遊んでいたらそのうちの一人が刺殺体で発見されたという。典子らは暴走族グループを結成していて、そのせいで退学処分になった経緯がある。警察には通報したくないという典子の求めに応じて麻沙は単身、現場となった別荘へ向かう…。

 別荘での刺殺事件の犯人は誰なのか。そしてその犯人は赤沢殺害にも関与しているのか。謎めいた事件を麻沙が素人探偵よろしく解明していく短編です。
 真相が明らかになったとき、小説の前半部分に書かれた次の文章が印象深く記憶にのこっていたことを思い出しました。
「麻沙自身も、郷里にはシトロエンを持っていてスピード狂を気取ることもあるのだが、それも車体という枠に守られてのこと。空気に開かれた二輪車はただ恐ろしく、麻沙は、自分が今から向かうのが殺人現場であることも忘れ、ノン子の命令どおり、声一つたてられず黙っているほかなかったのだった」(376頁)
 そしてこの短編のタイトルが「ひかられた闇」となっている点も重要であり、上述の記述とあわせて伏線として機能していることに気づかされます。
 退学処分を受けた生徒たちを麻沙が親身になって力を貸すところが妙に心に沁みました。

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夜よ鼠たちのために (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (新潮文庫)より
4101405026
No.59
(5pt)

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夜よ鼠たちのために (1983年) (Joy novels) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (1983年) (Joy novels)より
B000J7FEAA
No.58
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夜よ鼠たちのために (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (宝島社文庫)より
4800231736
No.57
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夜よ鼠たちのために (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (新潮文庫)より
4101405026
No.56
(5pt)

『ベイ・シティに死す』『過去からの声』が良かったかな!

40歳ごろ直木賞作品の『恋文』を初めとして『宵待草夜情』、『戻り川心中』、『変調二人羽織』などの著者の一連の作品を読み漁った懐かしい思い出があります。
最後の意表を突くどんでんがえしの味わいと抒情性にあふれた瑞々しい文体には魅了されました。まさに新鋭出現という感じでした。作品名は忘れましたが文庫版のあとがきであの林真理子さんが激賞していたのを覚えています。

私の推理小説の好みは、いわゆるトリックを重視する本格派でなく、抒情性のある作品が好きで北村薫さんの『円紫さん』シリーズや粋でクールなハードボイルド系の原寮さんの私立探偵沢崎シリーズの『そして夜は甦る』、『私が殺した少女』、『さらば長き探偵』などが好きなんですね。ですから本格派の練りに練ったトリックであっても非現実的に見えしらけてしまう場合が多いんですね。

さて、この短編集『夜よ鼠たちのために』、9編の短編ですが最初に表題作の「夜よ鼠たちのために」を読んだのですがその情念の暗さにはまず閉口しました。
他の8編を読んでも<いわゆるどんでん返し>と言われる超絶技巧には感心しました。「代役」などは巻末で語り手が逆転し、幻惑されました。著者の<どんでん返し>には、重層的にして左右反対の鏡像を見せられたような、難しいロジックの世界に迷い込まされたような気持ちにさせられたりしたことがしばしばでした。

本格派の方々にとっては、多彩な仕掛けでかつ様々な情趣の楽しめる垂涎の短編集であると確信しますが、抒情派の私にとっては、ハードボイルの味わいのある『ベイ・シティに死す』や一部書簡体が入る懐かしい味わいの『過去からの声』が印象に残っています。
本格派の方には、呆れられるでしょうが。
夜よ鼠たちのために (1983年) (Joy novels) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (1983年) (Joy novels)より
B000J7FEAA
No.55
(5pt)

『ベイ・シティに死す』『過去からの声』が良かったかな!

40歳ごろ直木賞作品の『恋文』を初めとして『宵待草夜情』、『戻り川心中』、『変調二人羽織』などの著者の一連の作品を読み漁った懐かしい思い出があります。
最後の意表を突くどんでんがえしの味わいと抒情性にあふれた瑞々しい文体には魅了されました。まさに新鋭出現という感じでした。作品名は忘れましたが文庫版のあとがきであの林真理子さんが激賞していたのを覚えています。

私の推理小説の好みは、いわゆるトリックを重視する本格派でなく、抒情性のある作品が好きで北村薫さんの『円紫さん』シリーズや粋でクールなハードボイルド系の原寮さんの私立探偵沢崎シリーズの『そして夜は甦る』、『私が殺した少女』、『さらば長き探偵』などが好きなんですね。ですから本格派の練りに練ったトリックであっても非現実的に見えしらけてしまう場合が多いんですね。

さて、この短編集『夜よ鼠たちのために』、9編の短編ですが最初に表題作の「夜よ鼠たちのために」を読んだのですがその情念の暗さにはまず閉口しました。
他の8編を読んでも<いわゆるどんでん返し>と言われる超絶技巧には感心しました。「代役」などは巻末で語り手が逆転し、幻惑されました。著者の<どんでん返し>には、重層的にして左右反対の鏡像を見せられたような、難しいロジックの世界に迷い込まされたような気持ちにさせられたりしたことがしばしばでした。

本格派の方々にとっては、多彩な仕掛けでかつ様々な情趣の楽しめる垂涎の短編集であると確信しますが、抒情派の私にとっては、ハードボイルの味わいのある『ベイ・シティに死す』や一部書簡体が入る懐かしい味わいの『過去からの声』が印象に残っています。
本格派の方には、呆れられるでしょうが。
夜よ鼠たちのために (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (宝島社文庫)より
4800231736
No.54
(5pt)

『ベイ・シティに死す』『過去からの声』が良かったかな!

40歳ごろ直木賞作品の『恋文』を初めとして『宵待草夜情』、『戻り川心中』、『変調二人羽織』などの著者の一連の作品を読み漁った懐かしい思い出があります。
最後の意表を突くどんでんがえしの味わいと抒情性にあふれた瑞々しい文体には魅了されました。まさに新鋭出現という感じでした。作品名は忘れましたが文庫版のあとがきであの林真理子さんが激賞していたのを覚えています。

私の推理小説の好みは、いわゆるトリックを重視する本格派でなく、抒情性のある作品が好きで北村薫さんの『円紫さん』シリーズや粋でクールなハードボイルド系の原寮さんの私立探偵沢崎シリーズの『そして夜は甦る』、『私が殺した少女』、『さらば長き探偵』などが好きなんですね。ですから本格派の練りに練ったトリックであっても非現実的に見えしらけてしまう場合が多いんですね。

さて、この短編集『夜よ鼠たちのために』、9編の短編ですが最初に表題作の「夜よ鼠たちのために」を読んだのですがその情念の暗さにはまず閉口しました。
他の8編を読んでも<いわゆるどんでん返し>と言われる超絶技巧には感心しました。「代役」などは巻末で語り手が逆転し、幻惑されました。著者の<どんでん返し>には、重層的にして左右反対の鏡像を見せられたような、難しいロジックの世界に迷い込まされたような気持ちにさせられたりしたことがしばしばでした。

本格派の方々にとっては、多彩な仕掛けでかつ様々な情趣の楽しめる垂涎の短編集であると確信しますが、抒情派の私にとっては、ハードボイルの味わいのある『ベイ・シティに死す』や一部書簡体が入る懐かしい味わいの『過去からの声』が印象に残っています。
本格派の方には、呆れられるでしょうが。
夜よ鼠たちのために (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (新潮文庫)より
4101405026
No.53
(4pt)

雰囲気がいい

どんでん返しの意外な展開を見せてくれる短編集です。
それだけではなく、濃密な雰囲気が魅力です。
特に表題作「夜よ鼠たちのために」は震えるような孤独の根性が胸に迫ってきて、秀逸です。
もうひとつ、「ベイ・シティに死す」がノワール小説の雰囲気がよくて、しびれました。
逆に、ラストの「ひらかれた闇」は場違いな感じで、個人的には除外した方がよかったのではないか、と思いました。
夜よ鼠たちのために (1983年) (Joy novels) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (1983年) (Joy novels)より
B000J7FEAA
No.52
(4pt)

雰囲気がいい

どんでん返しの意外な展開を見せてくれる短編集です。
それだけではなく、濃密な雰囲気が魅力です。
特に表題作「夜よ鼠たちのために」は震えるような孤独の根性が胸に迫ってきて、秀逸です。
もうひとつ、「ベイ・シティに死す」がノワール小説の雰囲気がよくて、しびれました。
逆に、ラストの「ひらかれた闇」は場違いな感じで、個人的には除外した方がよかったのではないか、と思いました。
夜よ鼠たちのために (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (宝島社文庫)より
4800231736
No.51
(4pt)

雰囲気がいい

どんでん返しの意外な展開を見せてくれる短編集です。
それだけではなく、濃密な雰囲気が魅力です。
特に表題作「夜よ鼠たちのために」は震えるような孤独の根性が胸に迫ってきて、秀逸です。
もうひとつ、「ベイ・シティに死す」がノワール小説の雰囲気がよくて、しびれました。
逆に、ラストの「ひらかれた闇」は場違いな感じで、個人的には除外した方がよかったのではないか、と思いました。
夜よ鼠たちのために (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (新潮文庫)より
4101405026
No.50
(5pt)

濃密な短編集ゆえの読み疲れに注意。

トリックに関しては若干の出来不出来はあるものの、
圧倒的な文章力でどれも読まされる。
いわゆるページターナー的なスイスイグイグイ読ませるタイプではなく、
ギチギチに詰まった文章なので、一気に通読しようとすると流石に疲れてくる。
そういう意味では『戻り川心中』よりは入門書としてのハードルは高いが、
表題作のクオリティなどそんなことはどうでもよくなるくらいにすさまじいので、
みんな読めばいいと思うよ。
夜よ鼠たちのために (1983年) (Joy novels) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (1983年) (Joy novels)より
B000J7FEAA
No.49
(5pt)

濃密な短編集ゆえの読み疲れに注意。

トリックに関しては若干の出来不出来はあるものの、
圧倒的な文章力でどれも読まされる。
いわゆるページターナー的なスイスイグイグイ読ませるタイプではなく、
ギチギチに詰まった文章なので、一気に通読しようとすると流石に疲れてくる。
そういう意味では『戻り川心中』よりは入門書としてのハードルは高いが、
表題作のクオリティなどそんなことはどうでもよくなるくらいにすさまじいので、
みんな読めばいいと思うよ。
夜よ鼠たちのために (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (宝島社文庫)より
4800231736
No.48
(5pt)

濃密な短編集ゆえの読み疲れに注意。

トリックに関しては若干の出来不出来はあるものの、
圧倒的な文章力でどれも読まされる。
いわゆるページターナー的なスイスイグイグイ読ませるタイプではなく、
ギチギチに詰まった文章なので、一気に通読しようとすると流石に疲れてくる。
そういう意味では『戻り川心中』よりは入門書としてのハードルは高いが、
表題作のクオリティなどそんなことはどうでもよくなるくらいにすさまじいので、
みんな読めばいいと思うよ。
夜よ鼠たちのために (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (新潮文庫)より
4101405026
No.47
(3pt)

期待したほどでも・・・。

脅迫電話に呼び出された医師とその娘婿が、白衣を着せられ、首に針金を巻きつけられた奇妙な姿で遺体となって発見された。なぜこんな姿で殺されたのか、犯人の目的は一体何なのか…?深い情念と、超絶技巧。意外な真相が胸を打つ、サスペンス・ミステリーの傑作9編を収録。『このミステリーがすごい!2014年版』の「復刊希望!幻の名作ベストテン」にて1位に輝いた、幻の名作がついに復刊!
夜よ鼠たちのために (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (宝島社文庫)より
4800231736
No.46
(3pt)

期待したほどでも・・・。

脅迫電話に呼び出された医師とその娘婿が、白衣を着せられ、首に針金を巻きつけられた奇妙な姿で遺体となって発見された。なぜこんな姿で殺されたのか、犯人の目的は一体何なのか…?深い情念と、超絶技巧。意外な真相が胸を打つ、サスペンス・ミステリーの傑作9編を収録。『このミステリーがすごい!2014年版』の「復刊希望!幻の名作ベストテン」にて1位に輝いた、幻の名作がついに復刊!
夜よ鼠たちのために (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (新潮文庫)より
4101405026
No.45
(3pt)

まあまあ

アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。
夜よ鼠たちのために (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (新潮文庫)より
4101405026
No.44
(3pt)

まあまあ

アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。
夜よ鼠たちのために (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (宝島社文庫)より
4800231736
No.43
(3pt)

なんとも

脅迫電話に呼び出された医師とその娘婿が、白衣を着せられ、首に針金を巻きつけられた奇妙な姿で遺体となって発見された。なぜこんな姿で殺されたのか、犯人の目的は一体何なのか…?深い情念と、超絶技巧。意外な真相が胸を打つ、サスペンス・ミステリーの傑作9編を収録。
夜よ鼠たちのために (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: 夜よ鼠たちのために (宝島社文庫)より
4800231736