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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
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【この小説が収録されている参考書籍】
あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全252件 21~40 2/13ページ
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ひねりのないきれいな話でした。日本は衰退したと言いますが、現在の日本がいかに平和で恵まれた状況なのかを気づかせてくれる話でした。 | ||||
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最初の四分の1は、不自然な急展開と、百合の性格が好きになれず、期待薄で読み進めていましたが、ツルさんや彰との絆ができるあたりから飲み込まれ、一気に読み終えました。 最後まで、可能性はゼロだとわかっていても、彰が百合と逃げ出してほしかった。そう思う気持ちと、涙の量が比例して、数年ぶりに思い切り泣きました。 マイナス1の理由は、全体を通して描写がすこし浅く薄い部分があり、その点で勿体無いなあと感じたからです。 物語自体は、真っ直ぐで心洗われるような素敵な作品だと思いました。 | ||||
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イメージ通りです | ||||
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若者向けで、またタイムスリップの話かと思ってましたが、周囲の評判も良いことから、気軽に買って読んでみました。 14歳の女の子からの視点で物語は進行していきますが、まさに若さ故の言動に引き込まれていきました。 時代考証や細部には、ツッコミ入れたくなる部分もありましたが、それを補って余りある感動がありました。 おススメです。 | ||||
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一部ネタバレが有るのでその点注意して読んでいただきたい。 この作品自体は映画化されたことで話題になったということで知りました。その映画のあらすじを読んで「強烈な既視感」があったのでいろいろと調べていた過程で「折原みと」さんの「あの夏に・・・」という作品にゆきあたりました。ただし、この「あの夏に・・・」も私の記憶に有る作品ではありませんでしたが、本作「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(以下本作)」に類似点が複数存在することが確認できました。 基本設定としては「タイムスリップ」「昭和20年の夏」「10代の女子学生」「タイムスリップ先での恋」と言ったところが一致。他にも、主人公が両作品ともに「母子家庭」ということも一致。主人公の名前は本作が「加納百合」で、「あの夏に」の方は主演映画で演じる役の名前が「宮本百合花(本名は暮林エリカ)」でタイムスリップ先では身の安全を優先して役名を名乗る。 主人公を助ける青年の名は、本作が「佐久間彰(さくまあきら)」で特攻隊員。対して「あの夏に」では「三島暁人(みしまあきと)」で特攻隊員として訓練中に怪我をして除隊している設定。主人公が映画で演じる相手役も特攻隊員で、出撃を見送るという設定。 他にも有る類似点としては「百合が警官に殴られそうになるシーン」で、「あの夏に」では暁人やその姉を侮辱した警防団長に殴られそうになるシーンがある。本作では彰がそれを防ぎ、「あの夏に」では暁人が割って入って殴られる。 また、本作では「百合の花の咲く丘」に主人公を連れて行くシーンが有り、「あの夏に」では「ホタルのいる川辺」に行くシーンが有る。場所こそ違うけれど、似たようなシチュエーションが随所に見られる。 異なるのは舞台で、本作はおそらくは鹿児島県知覧町辺りなのに対して、「あの夏に」は7月の広島。更にいうと、「あの夏に」では「バケツリレーの消火訓練」や「竹槍訓練」「軍需工場での労働」なども描かれているし、空襲の中防空壕に避難し、そこも危険と逃げるシーンも有る。これは書かれたのが戦後50年という時期的に「戦争を実体験した方々」の話を生で聞くことが出来た時代だったというのも大きいとは思う。 全体として、作品としての完成度は明らかに「あの夏に」の方が高い。読みやすさは本作ですが、裏を返すと「本来触れておくべき事が描かれていないのでは?」と感じる。全体的に会話部分が目立ち、状況や情景の説明になる部分が薄い。 「あの夏に」も、発表当時は少女向けノベルとして発表されたものですし、実際に「講談社ティーンズハート」の1冊ですからかなり読みやすい文体です。 まず、タイムスリップのきっかけと言うか「トリガー」になるものが本作では明確でない。「あの夏に」では撮影中に原爆の閃光を表現する大量のフラッシュ光がトリガーです(現代に戻るトリガーの伏線でも有る) 対して本作は「母親と口論して家を飛び出し、一夜を明かした防空壕で目覚めたら昭和20年」ときっかけになる何かが全くわからない。もちろんのこと「現代に戻るトリガー(多分だけれど百合の花の薫り)」も明確でないし、過去へのタイムスリップとも状況が全く異なる。 タイムスリップものでは有るけれど、意図的に時間旅行をする「タイムマシンモノ」とは違うので「タイムスリップのきっかけ」は過去へも現代へも統一したほうが納得感が出るように思う。 タイムスリップ時における主人公の状況判断も「あの夏に」の百合花(=エリカ)の方が的確です。未来(エリカにとっては現代)の日本が戦争に負けることを話せばどうなるか、それならば百合花として生きるほうが安全と判断します。 本作の主人公「百合」はその点で思慮が足りていません。 ラストとの部分も、「あの夏に」の方が人と人の縁を感じられる終わり方になっています。輪廻転生を否定はしないですが、安易に使うと「ファンタジー世界」という感が強くなりすぎてしまいます。輪廻転生モノとしてみた場合、漫画作品ではありますし戦争はテーマでないですが「スピリットサークル〜還魂〜」は引き込まれます。輪廻転生を盛り込むならば「輪廻転生の必然性」を考えたほうが良いと感じます。 「あの夏に」と読み比べてみて感じたことだけれど、戦争を語り継ぐことの難しさというのを実感します。戦争を身近に体験した世代から直に話を聞けたのは50歳前後が最後の世代ではないかと感じる。50歳前後の人たちならば、親が戦中もしくは戦後すぐの生まれだろうからです。祖父母が健在なときに多少は実体験として聞いたことが有るだろうと思われます。 それだけ日本が平和な時代を過ごしてこれたということだけれど、生命を賭して戦った人たちが居たということを忘れてはいけません。 | ||||
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映画を観て余韻に浸りながら読みました。 映画より細かな描写で、物語に没入しとても満たされる1冊でした。 | ||||
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特攻のことも、二人の恋愛のことも不十分で、しかし、今風の若者には受けるのかなと思いました。もっと感動する悲痛な心をえぐる作品はたくさんあるのに。 なにより、小説は自由奔放でいいとは思うものの、百合が過去のあの時代のあの日にタイムスリップした理由と、あの瞬間に現代に戻ってきた事情が全く書かれていない。 話の設定のために、タイムスリップした、その都合よさだけのためのタイムスリップだ。いくら小説でも納得できない。うそでも無理やりでも、タイムスリップの理由と設定が欲しかった。だから、自分の無理やりの解釈は、防空壕に残っていた彰の怨念が百合を呼び寄せ、彰が死んだ瞬間に怨念が解けて百合は現代に戻ったということにしよう。 そして、しかし、映画では、本の最後の部分の彰が敵軍艦の米兵を見て、彼の命のことを思い、体当たりを避けたところの描写はなかったし、また新しい出会いの場面はカットされていた。彰が体当たりを避けた部分は、この物語の最大のテーマ「自分の命も敵の命も奪わない」というところなのに、映画監督は何を勘違いしたのだろうか? | ||||
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普段小説とか読まないのですが、友人に勧められ読んでみました。 映画や漫画では味わえない、1文字1文字から感じる思い、 脳内に勝手に描かれる物語、 僕にとって小説の魅力に気付けた作品でした。 | ||||
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タイムスリップものですが、現代知識無双はありません。先の大戦下の日本で、本当の気持ちを隠すことしかできなかった兵士たちと人々の心の叫び、非戦闘員でありながらアメリカ軍の無差別攻撃を受けて無残に殺されていく人々の様子など、戦争の悲惨さをごまかすことなく描き出した内容に汐見夏衛さんの誠実さを感じます。ただ、ひとつだけ、残念だったところは、きれいきれいのプラトニックラブは無いなと。数日後に死が定められている男とその男に惹かれる女、極限状態の男女の愛はもっと生なましいものだと思います。 | ||||
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漫画を先に読んでからこちらを読みました。 漫画の方でも号泣でしたがやはりこちらも号泣でした。 何十年か前の同じ日本で、たくさんの命が一瞬で儚く無惨に消えていった現実。 絶対に忘れてはならないし繰り返してはならないと改めて思いました。 ぜひまだ読んでない方に読んで頂きたいです。 | ||||
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映画見逃したので買いました | ||||
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内容そのものもとても感動的で申し分なかったし、何より読んでいて違和感がほとんどないというのは、著者がとても膨大な調査や取材をしたからでしょう。そこに最も感銘を受けました。戦時中の人々と現代人の精神性の違いは筆跡を見れば一目瞭然です。私たちは彼らに精一杯の感謝をし、後世に伝えていくのが使命。そんなことを考えさせられる最高の一冊でした。 | ||||
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今の時代だからこそグッとくるものがありました。 当たり前だけど、今が幸せであるという事。目の間に幸せな日常が日本にあるんだなと再確認できました。 めっちゃ影響されてるけど、生き方を見直そうかなって思えました。 一気読みしちゃった。いい本。 | ||||
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人生の全てに苛立ち、学校の先生は勿論、母親にまで反抗的な態度をとっていた主人公〔百合〕。ある日、母親とケンカして家を飛び出し、今は誰も訪れない防空壕で一夜を明かします。目が覚めるとそこは1945年の日本。現代とまるで違う景色に驚き戸惑いますが、終始百合を悩ませるのが当時の日本人の考え方。皇国のためにその身を犠牲にすることが美徳とされ、公の場で戦争を否定する人がいない。そのような状況の中で百合は特攻隊員〔彰〕と運命の出会いをします。彰や他の特攻隊員の考え方に触れ、特攻の愚かしさや戦争の理不尽さを懸命に訴えるも彼らの、故郷の家族や日本のこれからのためにその身を犠牲にすることを厭わない崇高な精神に、現代人には無い『何か』を見いだします。死ぬ定めを負いながらも優しさと思いやりで百合に接する彰。そんな彰に惹かれていく百合。二人の間に〔時代を越えた愛〕が生まれるもやがて二人を永遠に分かつ〔その時〕がやって来ます。『戦争によって引き裂かれる愛』あらゆる媒体で取り上げられてきたシチュエーションは若干14歳の百合にはあまりにも辛いものでした。 「でもね、俺は……ほかの奴が征くのを見送るより、自分が征ったほうが、百倍も千倍も気が楽なんだ」 | ||||
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ラストは涙が溢れて… 最後は寝る前に読みましましました。 今では考えられない日本の姿。 今は平和ボケしていて、愛に欠如しているこたに気づかない人が多いと思います。 スマホを手放して得られるものはたくさんあると思います。 | ||||
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映画のチケットを頂いたので期待せずに何も内容すら知らずに久しぶりに映画館へ足を運びました。きっとつまらなくて30分以内に寝てしまうだろうと思っていたのですがいい意味でかなり裏切られました。この映画を見てから更に2回映画館へ足を運びました。毎回泣きました。良い作品だったので手元に置いておきたくてこちらの本を購入しました。やはりとても良い作品です。ブルーレイも購入するほどどハマりしました。 | ||||
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語彙力を上げる為に拝見しました。1冊目 活字は苦手だったけど、読みやすかったです。 個人的に好きなシーンがクラスの子にチョコレートを貰って「フルーツ飴」をお返しにあげる場面(そこ!?) 最初フルーツ飴とか渋いなと思ったけど、きっと場面外でたまに佐久間さんやツルさんに貰って知らず知らずの内に好きになったのかなあ… | ||||
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戦争は今の時代は他所の話しという感覚で過ごしてるんですが、この本を読んで思ったのは時代が違ってもみんな1人の普通の人間なんだなって思いました。普通に恋愛もするし死に対する恐怖も今と一緒だと思ったら、とてもやるせない気持ちになりました。 | ||||
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すごく感動しました。 戦争時代の人々の気持ちが、本からひしひしと感じれて涙なくては読めない作品だと思いました。 思っていても言えない辛さ、仕方ないですまさなければならない無念さ。 なんとも言えないです。 | ||||
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若い方向け、若い方ほど読んで欲しいと沢山レビューがありましたが、小説をあまり読まれない方にも、お勧めしたいです。 主人公 百合の気持ちに感情移入しやすく、読み進めていく中で、百合を通してたくさんの優しさに触れられましたし、特攻の事や当時の状況をとてもわかりやすく説明されていて、理解しやすかったです。 暫く活字離れしていた私ですが、一気に読み進めてしましいました。 ティッシュやハンカチ、水分補給必須です。 素敵な作品に出会えて満足です。ありがとうございました。 | ||||
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