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橋ものがたり
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橋ものがたりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 1~20 1/3ページ
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藤沢周平の世界に没入 | ||||
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きれいで早く届きました。 | ||||
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男女の心のやり取り・機微がいい。余計なことに構わずに信念を貫く姿がいい。 | ||||
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友に薦められ久々の大ヒット | ||||
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最初の「約束」に感涙。こんな短篇小説がひとつでも書けたら、その作家は幸せだと思う。他も名作揃い。藤澤さんのひとりひとりの人間を見る視点がとてもあたたかい。また目の前に映画のスクリーンでも見てるかのように、情景が目に浮かぶ描写力、文章力が素晴らしいと思う。繰り返し味読したい傑作短編集だ。しんどい時、つらい時も読みたいような、心に染みる素晴らしい本だ。 | ||||
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時代物、人情物かと思って購入、読み始めたら意外にも色恋の話で多少戸惑いました。が、これはこれで面白かった。何よりも江戸の河辺の風景描写が美しい。当時の道を散歩してみたくなります。 | ||||
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橋を舞台にした、小篇が10、実に多彩でありながら、リアリティが少しも減じてなく、藤沢周平氏の冴えを強く感じた。人が行き交う橋、それに時間の軸を加えれば、そこを舞台に様々な人生模様を、陰影をもって描ける、この着眼に引き付けられずにはいられなく、切り取りの鮮やかさに、驚嘆させられた。 | ||||
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読むにも保存にも適していました | ||||
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ご存じ、藤沢周平氏の短編集です 氏には、青春物、サスペンス・・様々なジャンルがありますが、これなどは、著者お得意の市井人情物にはいるでしょうか さて、なぜ、「橋」なのかなあと思ったのですが、当時の「橋」は、現在の「駅」のような位置づけで、人間(本書では男女)の出会いの場だったんですね そんな10組の男女が橋が縁で出会った後の出来事が書かれています もちろん、ハッピーエンドもあれば、悲しいものもありますが、どれも、氏らしいもので、悲しいものでも、「人生色々だけど、明日からも元気に生きよう」という気持ちになってきます また、巻末の井上ひさし氏の解説も秀逸 1冊で2冊分、楽しめた本でした | ||||
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藤沢の作品をまた読む。これは、「本所しぐれ町物語」の系譜に位置づけられる作品だろう。 武士や悪徳商人は登場しない。剣が抜かれる場面もほとんどない。個々人の人生に潜む謎は別として、いわゆる謎解きものではない。 そして個人の生の軌跡がもたらす謎は解かされるのではなく、ただ時間の経過の試練にさらされて、次なる展開を待つだけ。甘ったるい結末もあれば、もう取り消しのつかない結末も存在する。 そこに今回は橋という象徴的な舞台というか仕掛けが設定されている。人間がすれ違い、そして会い別れる場所、その結果、思い出の中に遠近感を伴いながらも、くっきりと浮かび上がる情景、それが橋というわけだ。 おそらく、この種の作品こそ藤沢が一番描きたかったものではなかろうか。そして藤沢らしさがいい意味で一番出ている作品だろう。 | ||||
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素晴らしい短編集だから絶対に読むべし! 10編収録でどれも趣向が違い、どれも味わい深い。出てくる人間もさまざま、ちびっこが主人公のものもある。 自分が特に痺れたのは『吹く風は秋』 あらすじを少しだけ↓ 訳あって江戸を離れていた男・弥平が江戸に戻ってくる。男の職業は賭場のサイコロ振り。 「親分だってまさかオレを殺しやしねえだろ、罰を受けたら足を洗いてぇ」 ところが自分が思い描いたようには進まなくて、良からぬ方向へ流されていく。 以下、感想。ネタバレあるからまっさらで読みたい人はこの↓読まないでね。 * * * * ふと思い描いた淡い夢は露と消えた。足を洗うどころか人を刺して追われる立場になってしまった。 金は使い切った。歳もくってる。 それでも江戸を出て行く弥平の姿は眩しいくらいに晴れやかで希望に満ちている。 ---「こいつで足を抜きな」「あばよ、達者でな」(そうさ、そうでなくちゃいけねぇ) 自分の選択に微塵の後悔もしていない。 小説は自分にドンピシャなタイミングで読むと自分に問いかけてくる。 オレはこの小説に出遭えてほんとによかった。 | ||||
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この作家さんの新装版の単行本は、めずらしい事。たしか、作者もこの作品には思い入れが強いような事をあとがきで、おっしゃっていたと思います。余韻の残る良い作品集です。 | ||||
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赤い夕日がとても好きです。 登場人物がみな魅力的。男にも女にも惚れてしまいました。自分の身を恥じるようないじらしさが品なんだと思いました。朗読CDもとても良いです! | ||||
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様々な人間が日毎行き交う江戸の橋を舞台に演じられる、出会いと別れ。男女の喜怒哀楽の表情を瑞々しい筆致に描く傑作時代小説。 | ||||
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短編10篇、それぞれの人生が有る、なんど、読み返してもそれぞれ、素晴らしい、出来栄え。 | ||||
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読んでもわからないと思うよ?ソシャゲー、パチンコ、ポケモンGoなどお勧めします。 (以下引用) 夫婦になろう 、と誓ったわけではない 。だがそれは 、二人が若くて 、それを言うのがこわかった 、というだけのことに過ぎない 。二人はあのとき 、言葉以上のものを誓い合ったのだ 。 本当に痺れます。沈黙は多くを語る。 | ||||
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江戸下町の人情を下地に各編が描かれており、軽い読み物として楽しめます。しかし、短編集なのでそれぞれの編に深みがないのはぬぐえないという印象を持ちました。 | ||||
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ある程度折り目や、キズはありましたが、読めるので満足しています。 | ||||
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本書巻末に収録されている藤沢周平の長女展子さんの<特別エッセイ>によれば、藤沢はこの作品で市井物のスタイルを確立できたそうだ。本書に収録されているのは10の佳品だが、藤沢の清々しい文章を読みながら心静かに至福のひとときを過ごしたい自分としては、やはり「ものがたり」は、主人公が博奕打ちなどではない堅気の職人であって、過酷な運命に耐え忍んできた幸せ薄い女性と結ばれ出直しの人生を静かに歩み出すところで終わって欲しい。 収録されている10の「ものがたり」で上記に適うのは第一話「約束」(主人公は錺師(かざりし)にお礼奉公中の通いの職人)と第十話「川霧」(主人公は蒔絵師にお礼奉公中の通いの職人)である。以下に引用するように第一話と第十話ともに二人を朝の日の光が静かに包む場面で「ものがたり」は終わる。これは偶然ではなく「日の光」を用いた作者の周到な仕掛けだろう。 第一話「狭い土間に、躍るように日の光が流れこんでくるのを眺めながら、幸助は、ここに来たのは間違っていなかった、と思った。」 第十話「言いながら、おさとはまだすすり泣いていた。橋の上には、ほかの人影は見えなかった。遠ざかる二人の背に、その日のはじめての日の光が、静かにさしかけて来た。」 | ||||
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一日の勤めを終えて眠りにつく前、枕元の藤沢周平の小編を手に取る。日本人でよかった、と思えるひとときです。 「約束」はつらい遠回りを経ながらも、再びめぐり会えた男と女の物語です。 ”狭い土間に、踊るように日の光が流れこんでくるのを眺めながら、幸助は、ここに来たのは間違っていなかった、と思った。お蝶の悲痛な泣き声が、その証しだと思った。お蝶が泣く声は、真直幸助の胸の中に流れこんでくる。幸助は自分も少し涙ぐみ、長い別れ別れの旅が、いま終わったのだ、と思った。” ここに、幸助の万感の想いが込められています。何度読み返しても、物語の中の懸命に生きて来た二人に幸せになってもらいたい、と願わずにはいられなくなります。 一日の終わりに藤沢周平を読みながら眠りにつけることは、この国に生まれた人間のささやかながら、たしかな幸せのひとつです。 | ||||
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