■スポンサードリンク
(短編集)
時雨のあと
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
時雨のあとの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私の好きな藤沢周平氏の作品でまだ読んでいないものを探して購入した。やはり面白い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ファンだから | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なぜ、今まで読んでこなかったのか、時代小説を食わず嫌いしていた自分に嫌気がさすほどの傑作です。 直前に読んだ「たそがれ清兵衛」は、全ての短編が武士の決闘に行き着く物語でした。それも良かったのですが、本作は決闘ものあり、人情ものあり、恋愛ものあり、ミステリーありと盛りだくさんでした。 これからしばらく、時代ものから離れられなくなりそうです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『雪あかり』で、由乃が嫁ぎ先でむごい仕打ちにあっているのを、主人公が世間体もはばからずに助け出すというシーンは、映画「隠し剣鬼の爪」で使われていました。松たか子がいじらしく、不覚にも涙したのを思い出しました。 『時雨のあと』の、どん底にあっても再起を誓う姿は、頼りなげでありながら、心に暖かなものを感じさせます。 心を洗われるような珠玉の短編集です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文庫本ではありますが、藤沢氏の作品は何度も同じものを買ってしまいます。この文庫本は何故か4冊目。今回は、人間として大事な事は忘れないようにね、と教わりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人情、その多面・多様な相貌を、時代小説に託して描く。しかしこの本の7篇だけでも、実に様々で、幸せを導くかと思えば、不幸に引きずり込み、或いは断つことにより次を促したり、それら諸相を読み味わう楽しさが、ここにある。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文庫収録の中で、特に好きな話は、鱗雲である。冒頭の熱い夏の情景から、秋風の吹く季節まで、鱗雲を見上げる中で、ラストのセリフに涙します。山田洋次監督に映画にしていただきたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中期の傑作集。精緻な文章であり、終わり方に余韻があるのでその後を想像する楽しみがある。登場人物の人情の機微が細やかに描かれており単なる決闘・果たし合いものではない。 「雪明かり」「果し合い」は、恋い慕う男女が武家社会の柵や掟を破って夫婦になろうとすれば、駆け落ちするしかないという物語り。二つの物語りとも男女の慕情が実に味わい深く描かれている。 「闇の顔」は、普請組の二人が斬殺された犯人を探し出すミステリアスな中編で、最後に思いがけない結末が待っている。又互いに恋い慕うのだが何かぎこちない幾江と鱗次郎のやりとりは少々滑稽でユーモラスでさえある。この二つの主題が精緻な筆によって描かれている傑作である。 「鱗雲」は、父の敵を討とうとする娘雪江が峠で行き倒れそうになっていたのを助けた新三郎だが、雪江はまた敵を追って旅立って行く。新三郎の許嫁であった娘利穂は藩の派閥争いの犠牲になって自害してしまう。平穏には生きにくい武家社会だが、最後にほんのりと明日への光が差し、読後に深い余韻が残る。ところで、文庫本は1ページ17~18行だが、この本は16行で活字も読みやすい。この程度の読み易さが最小限必要と思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
身体を悪くして以来、すさんだ日々を過ごす鳶の安蔵。妹みゆきは、兄の立ち直りを心の支えに、苦界に身を沈めた。客のあい間に小銭をつかみ、兄に会うみゆき。ふたりの背に、冷たい時雨が降り注ぐ…。表題作のほか、「雪明かり」「闇の顔」「意気地なし」「鱗雲」など。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
鱗雲は私自身、二年前に妹と姪を亡くした自分にとっては共感出来る物語です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
それぞれ素晴らしい作品ですが、特に「雪明り」にしびれました。血のつながらない義妹に対しての肉親としての愛と淡い慕情、あけすけに恋愛ものにしていないところに風格を感じます | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
しみじみとして、下級武士や市井の人々の情感が味わい深く伝わってきます。 心の細胞が生き返るようでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
藤沢周平のほとんどの作品を購入して繰り返し読んでおります。非常に満足しております。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ドラマ化された「果たし合い」の原作が読みたくて購入した。劇化された多くの作品がそうであるように、原作が持つ深みや余韻は映像を遥かに凌ぐものだった。 この本に納められている短編の中で、勿論どれも素晴らしいものなのだが、もっとも印象に残っているのは、最後の作品、「鰯雲」であった。淡々とした語り口の中に、男女、親子それぞれの葛藤や悲しみや運命を受け入れようとする強さが表れているように思う。読後の余韻が心地好い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
藤沢さんの作品は、人の心のなにげない感情が細やかに綴られているのが好きなのですが、タイトルがまだがなんともそそられるものばかりです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語が短かしぎて読後にさらっとした物は残るが充足感がない。それが藤沢氏の特色だが・・・ (吉川英治の黒田如水を読んだあとだから特に感じる) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語は江戸を舞台に展開しているが、登場人物の言動が我々の心の琴線に触れる珠玉の作品集。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
感想は奔り雨と同様です。何回でもくりかえして読みたくなります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
再読しても、面白く読める、姿、形は違うが、現在となんら変わらない、人の生き様を描いて、短編7個すべて、いっき読み! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつものことながら、最後まで気持ちよくお取引できました。ただ、マーケットプレース店は配送状況の確認ができないのが残念。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!