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獣たちの葬列



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【この小説が収録されている参考書籍】
獣たちの葬列 (ハーパーBOOKS)

獣たちの葬列の評価: 3.60/5点 レビュー 5件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

良かったです(A Song For The Dying )

死者たちへの祈り、という名の小説。

被害者の腹部に人形を埋め込む猟奇犯。殺人罪で服役中の元刑事アッシュが、犯人捜しのために出獄するが、アッシュを狙う高利貸しの女マフィアとの二正面作戦は過酷を極める。
果たしてアッシュはインサイドマンを追い詰めることができるのか、という話。

英国小説らしい、荒々しい言葉遣いと、皮肉の利いた遣り取り。
天然系の女性心理学者や、屈強な女看守、とんでもないアウトロー達とキャラの立った登場人物達。
個人的には最後までドキドキしつつ愉しめました。

次回作も楽しみです。
獣たちの葬列 (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:獣たちの葬列 (ハーパーBOOKS)より
4596015333
No.1:
(5pt)

ごつごつの傑作。

スチュアート・マクブライド初めて読みました・・いいじゃないですか!、最高じゃないですか!・・即物的に描写されるスコットランドの自然や街中の様子・・外部調査・考察ユニット、オールドカースル署犯罪捜査部、専門刑事部捜査班という3つの警察組織がもたらす軋轢・・これでもかと飛び散らかされる悪態とジョークの数々、汗と臭いとオノマトペ(擬音語)の連発・・TVや電話の向こう側とこちら側が錯綜して同時進行する緊迫感・・きわめて人間くさい「体育会系スコットランド人」主人公アッシュ・・その相棒は純情にして深酒ぐだぐだのアリス(たとえばジョセフ・ノックス、刑事エイダン・ウェイツの相棒ナオミの薄っぺらな人物造形に比べてずっと立体的)、そのほか親友シフティを始め悪役を含めた登場人物それぞれが筋金入りの個性派・・訳者があとがきで「荒々しくもユーモラス、酷薄さと人情味の入り混じる作風」と作者を評しているのは的を得ています・・久々のごつごつハードボイルドでした。
獣たちの葬列 (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:獣たちの葬列 (ハーパーBOOKS)より
4596015333

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