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ホワイトバグ 生存不能
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ホワイトバグ 生存不能の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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個人差の範疇だと思いますが、この作家の作品で、初めて凡庸だなと感じました。リアリティの力点の置場がズレていて、昔どこかで見たような、安っぽいSFモノになってしまっているように感じました。あくまで個人的感想ですが。「国家が絶滅」とか「機種を下げる」等、日本語の違和感ばかりが目立ちました。兵器の型番や操作法より、まず日本語を調べるべき。一場面が数頁と短くて、移り変わりが頻繁過ぎて没頭できないのも一因かもしれない。 | ||||
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●南極海での津波、グリーンランドでの遭難、アフガニスタンと中国の国境での惨事・・・など開巻 直後から不気味な出来事が展開する。読者の恐怖心をあおるのが上手い。 地球138億年の無機質な歴史や地質学だけでなく、登場人物の苦悩や互いの信頼感など心のひだを も描いていて、バランスの良いものとなっている。 何と言ってもクライマックスは、終盤の自衛隊と○○○の博多市街での攻防戦。4年間博多で暮ら したことがあるので、天神や大丸デパート、渡辺通、博多駅など懐かしく又臨場感あふれる惨劇に鳥 肌が立った。 | ||||
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安生作品は大好きで過去作品も読ませて頂いています。この作品も冒頭から謎の展開に引き込まれ一気に読み進めていきました。しかし、本作品の敵が明らかになるにつれ、過去作品の「生存者ゼロ」と「レッドリスト」を足して2で割って、そこに温暖化問題を加えて焼き直した作品のように感じてしまい、後半は少々興ざめでした。ただ、ストーリー展開は過去作同様抜群で引き込まれてしまいます。 | ||||
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ミステリーとしては非常に面白く映像慣れした低年齢層向けには非常に入りやすい文章構成だ 下地に漫画でもあるのかな?と探してみたがどうやらオリジナルらしい とは言えありがちなストーリー構成と劇画調でケレン味たっぷりなセリフ回しといい文学的な要素は薄い 映画化するには持って来いの内容なので今流行りの若手俳優を配した作品が 直ぐにでも出来そうな内容と思える・・・てかそれを狙った作品なんだろうなと。。。 | ||||
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新型コロナ禍が続くなか、見えない敵だから怖ろしいとはよく云われる。でも、見える敵はもっと怖ろしい。ヒトの生理に訴えてくるからだ。 物語は南極海に突如発生した超巨大津波から始まる。続いてグリーンランド、ヒンドゥークシュ山脈の高原地帯で相次いで起こる凄惨な遭難事故。なんだか解らないけど世界に途轍もないことが起こっていると仄めかして「つかみはOK!」というところだろう。そうこうしているうちに本作の登場人物の一人から「擬似全球凍結」なる言葉が語られる。元祖「全球凍結(スノーボールアース)仮説」は文字通り地球全体が凍り付くことで、過去に地球で何度か起こった生物の大絶滅の一部はこれで説明できるのだが、“擬似” ってなんだよ。 地球の一部が凍るってこと? → 否、凍るのではない。地球が白くなるのだ。 白くなるって、何故? → 白い虫で地上が覆いつくされるからだ。 本書のタイトルはここからきている。“ホワイトバグ=白い虫” というわけだ(プログラムのバグじゃないのね)。さて、地上を覆いつくすほどの虫の群れがどこから、いかなる理由で現れたのかは本書のキモなので、触れない。結論だけ云えば、”白い虫” の大群が人類どころか大半の生物を死滅に追いやりかねない、正に累卵の危機を世界にもたらすお話。”白い虫” に襲われた人間の運命ははっきり云ってエグイ。よくもこんな気持ち悪い描写をするものだ。しばしば「映像化不可能」という煽り文句が使われるが、本作は技術面とは別の意味で不可能だろう。1970年代のアニマル・ホラー映画『スクワーム』辺りがイメージとして近いかも。 アイデアは秀逸で、ストーリー運びもよい。でもなぁ…。登山家で主人公の甲斐はともかく、地質学者の上條、経産省政務官の織田のような決してマッチョでもない面々が自己犠牲の精神を発揮して仲間を救う展開はヒロイズムが過ぎると思う。だって、生身の人間はそれほど格好よくないだろ? | ||||
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