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ロンドン謎解き結婚相談所



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【この小説が収録されている参考書籍】
ロンドン謎解き結婚相談所 (創元推理文庫)

ロンドン謎解き結婚相談所の評価: 4.04/5点 レビュー 26件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.04pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全26件 21~26 2/2ページ
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No.6:
(5pt)

二人の強き女性コンビ

読んでて楽しかった、そして時折垣間見る戦争後の傷あと。
笑えるシーンは満載で飽きない。何よりライトソーンを舞台に二人の女性
アイリスとグウェンコンビがたまらなく面白い。

自由奔放なアイリス、慎重派のグウェン。
この時代の結婚事情、戦争の爪痕、配給制度など読みどころ満載。
防犯ブザーのような役目かな、ホイッスルはナイスアイディア!だと思った。
そのホイッスルはラストには役立つし。犯人は意外な人物だった。
ロンドン謎解き結婚相談所 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ロンドン謎解き結婚相談所 (創元推理文庫)より
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No.5:
(3pt)

最後まで読むとなっとくです。

途中はダラダラして毎日ちょっとイライラしながら読みました。
ロンドン謎解き結婚相談所 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ロンドン謎解き結婚相談所 (創元推理文庫)より
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No.4:
(4pt)

第二次世界大戦直後のロンドンの雰囲気及び&lt;戦争と男>から解放された女性達の自由闊達な生き方をユーモア・ミステリ・タッチで描いた快作

ケンブリッジ大卒で第二次世界大戦中にスパイ活動の訓練を受けた独身のアイリスと上流階級出身(だが、観察眼が鋭い)の戦争未亡人のグウェンという好対照な2人が1946年に結婚相談所を設立し、相談所が紹介した相手に纏わる殺人事件に挑むというミステリ。より具体的には、美人女性会員のティリー(グウェンは持ち前の観察眼で初対面で彼女に後ろ黒さを感じ、実際、後に軽犯罪歴がある事が判明する)が刺殺され、2人がティリーに第一候補として紹介した会計士のディッキーが逮捕されるが、(主にグウェンの観察眼に依って)納得が行かない2人が真犯人を追求する姿をユーモア・タッチで描いたミステリ。そして、体裁はミステリではあるが、戦争直後のロンドンの雰囲気を描くと同時に、&lt;戦争と男>から解放された女性達の自由闊達な生き方を描いた作品ともなっている点が本作の魅力を高めている。

アイリスとグウェンとの会話は黒川博行氏のコンビ物の如く忌憚が全く無くてテンポ良く、哄笑を誘って頁を括る手を早める。また、アイリスはその経歴(守秘義務があるらしい)から警察に知人が居たり、工作に詳しい一方、グウェンはその出自故に義母からイジメを受けるという設定がストーリー展開中に巧みに織り込まれている。更に、スパイ活動中に何らかの失敗を犯して時折暗い面(を吹っ切るためにセックスに溺れたりする)も見せるアイリスと、今回の事件で初めてバスに乗ったという浮世離れした根っからの善人のグウェン(元々、一生労働不要な程に裕福)が捜査する姿との対比も本作の意匠に則している。本筋に戻ると、事件の鍵は、犯人が2人の名義(タイプライター)でディッキーへと手紙を送った点である。自然に考えれば、犯人は合鍵を持っているか手紙偽造のテクニックを持っている上にディッキーへと手紙を渡す手段を持っていて、ティリーと関係のある人物としか思えない。

終盤になると犯人は自明となるが、そこへ至るまで、ワザと紆余曲折した展開にしているのも作者の意匠だろう。第二次世界大戦直後のロンドンの雰囲気及び&lt;戦争と男>から解放された女性達の自由闊達な生き方をユーモア・ミステリ・タッチで描いた快作だと思った。
ロンドン謎解き結婚相談所 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ロンドン謎解き結婚相談所 (創元推理文庫)より
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No.3:
(5pt)

最後まで犯人がわからなかった、

アイリスとグウェンの会話、やり取りが良かった。
次の本の発行が待ち遠しいです。
ロンドン謎解き結婚相談所 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ロンドン謎解き結婚相談所 (創元推理文庫)より
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No.2:
(5pt)

優れたミステリー、そして戦争からの人間復活の物語!

第二次世界大戦 終戦直後のロンドンを舞台に、結婚相談所を営む2人の女性が、顧客を殺害した犯人を追う…翻訳の文章も読み易く軽快なテンポで進みます。
空襲の残骸が残る街、衣服も配給制、戦争は2人の人生にも傷を刻みますが、変化も。ミステリーであるとともに、戦争からの人間復活の物語でもあります!
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No.1:
(5pt)

対照的な二人、アイリスとグエンの活躍する、終戦後ロンドンの結婚相談所ミステリー第一作。大満足。

〇覆面(?)女性作家による女性探偵の時代ミステリー新シリーズ第一作。原題はThe Right Sort of Man(2019年)
〇時は終戦後の1946年。舞台はロンドン。探偵役はライト・ソート結婚相談所を共同経営するアイリス・スパークスとグェン・ベインブリッジ。
〇アイリスはブルネット。戦時中情報部に関わり、小柄なのに格闘武闘に強く、瞬時の判断が正確。人脈も豊富で恋多き女。
〇グエンはブロンドの長身。貴族の妻となるが、夫の戦死の悲しみに錯乱して、子供の親権を義母に取り上げられてしまい、義母の家で子供と暮らす。優しい女性で推理力は高い。
結婚相談所は登録した会員の中から、会員の希望に沿い、女性に男性を、男性に女性を紹介する。もちろん認可を受けている。登録金が5ポンド。結婚に至ると、男女それぞれから20ポンドいただくという仕組み。開業3ヶ月で7組のカップル成立の実績がある。
〇成約料を支払わないカップルの所には、アイリスの友人のサリー・ダニエリが債権回収に行く。劇作家志望の大男。
〇第1作では、登録した美女に会計士の青年を紹介したところ、美女が殺され、会計士の青年が犯人として逮捕されてしまう。新聞記者が相談所に押し掛け、面白おかしく報道され、経営の危機となる。また、二人には青年が犯人とは思えず、殺された美女のほうが怪しい。そこで、葬式に出て美女の身辺を探り始めると・・。
〇事件の捜査で犯罪組織に入り込んでいくのがなかなか危うく、意外なアジトへの侵入もスリリング。二人のそれぞれが自分の抱えている問題に取り組みつつ、友情が深まっていくのも良い味である。。
〇最後に、事件の意外な真相と、グエンの問題のハッピーな解決が待っている。
大満足。
〇しかし、これだけ頑張ってしまうと、次作が大変かな。
その次作は、エリザベス王女の恋の相手フィリップ王子の身辺調査を王室から依頼される話とのこと。
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