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漂流
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漂流の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全217件 61~80 4/11ページ
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「人は気持ちで生きることができる」を証明した内容だった。気が遠くなるほど、信じられないほど長い時間を不自由な状況で過ごしているはずなのに、主人公からはいつもエネルギーが沸いているのを感じる。また、同じ状況に陥って島にやってくる人たちがいる事も信じがたい。残された人間が幸せなのか不幸なのか、最初から最後までハラハラドキドキ、恐怖と希望のひかりが交互にやって来る、そんな一冊でした。 | ||||
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まだ序盤を読んでいますが、本の中に引き込まれます。続きをよみたくなります。 | ||||
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無人島で生き抜く過酷さが伝わってきて、何度も泣きました。日本帰還できたのは、奇跡としか言いようが有りません。これか史実とは…。 | ||||
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渡り鳥しかやってこない無人島にたどり着いた漂流船。 江戸時代にあった史実を元に人々の人間性や生き様がリアリティーをもって描かれ ぐいぐいと引き込まれ一気に読んでしまった。 生き延び生還した男,力つきて命を落とす者、極限状態でこそ人間の知恵や精神力が試されるのだなと、 あらためて考えさせられた。 吉村昭は史実を丹念に調べ上げ深く考察し、先人たちがあたかもそこに生きているような筆致で書き上げている。 久しぶりに心に残った一冊だった。 | ||||
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初めは?でしたが読み出すとたまらなく おもしろいです ただ、昔の人の名前がややこしくて、年配者は覚えにくいかな | ||||
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As a foreigner, I have been studying Japanese for a while, this is one of the earliest books that I read through on kindle in Japanese. It's a long story but very well written, easy to understand, deeply impressed. Human beings can make miracle, especially with a group, this is what differentiate us from animals. | ||||
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ネットで何か面白い本がないか調べていましたら吉村 昭の「漂流」 がランキングしていましたので、早速、買って読みました。 読み始めたら止まらなくなりました。 単行本で500ページほどありますが、一気に読みました。 江戸・天明年間、シケに逢って黒潮に乗ってしまった 男達は、絶海の火山島に漂着します。 なにもない無人島の島で、仲間たちは、次々と死んでいきます。 土佐の船乗り長平は、ただひとり生き残って、12年に及ぶ 苦闘の末、ついに生還する長編ドキュメンタリー小説。 実話に基づいています。 補足させていただきますと、島は伊豆諸島の鳥島で 渡り鳥である「アホウドリ」の大群がおりました。 火はありません。火山島のため、草花は育ちません。 水は、出ません。魚をとる道具もありません。 絶対的な絶望の中で、どうやって生きて本土に戻った のか最後まで分からなく、楽しませてくれました。 | ||||
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素晴らしいです。生きる力が湧いてきます。途中涙涙でしたが、長八は悟っていると思った。そしてやはり生きるとは こういう事だと身体中が悲鳴をあげた | ||||
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先が見えず何も希望が無くても、正しい行いをしながら生きていればチャンスがやってくる。 そんなことを思わせてくれる小説でした。 読んでよかった。 | ||||
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面白かったと言ってはちょっと不謹慎か、ほぼ実話なのですから。 漂流記はいくつか読みましたが、とても参考になりました。 | ||||
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和製ロビンソンクルーゾーですね。人間の生きていくのに宗教のような信念が必要なんですね。実話と言うことですが、すさまじい内容ですね。とても良い本でした。 | ||||
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ときに絶望しながら生き続けた彼らの人生は、現代の生半可な人間では到底及ばない境地だと思う。辛いとき、逃げたいとき、再びこの作品を読み返したいと思う。 | ||||
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たいへん面白かった❗️初めノンフィクションかと思って読んでたけど、そうではなさそうなのでこんなことも有り | ||||
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本の購入については特にジャンルは問わずランダム選んでいます。特にベストセラーとして店頭に強調した陳列本の裏に記載の説明の内容で気に入ったものを買っています。Amazonで購入するようになってからは店頭に立つこともなく楽にいろんな本の説明の記載から選ぶことが出来て便利になりました。今回、購入の吉村昭「漂流」は今までに読んだ本では、最も感動した充実感のある小説でした。 ラッキーエンドに終わり読後はほっとします。嵐で難破し孤島にたどり着いた無人島で数人の助けあい、励ましあって生き抜く情景が実にリアルに表現されているのは作者の素晴らしいところです。一人また一人と病に倒れ結局主人公一人だけで過ごし何度も自殺も考えて数年間、新たに難破してたどり着いた漂流者が加わり、新たに故郷に帰ることを目標にそれぞれが必死に協力し合いながらの生き様に感動を得られました。昨今、ミステリーもので殺人事件を扱ったものが多い中で、この作品は生命の大切さが感じられる良い作品と思慮します。 | ||||
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江戸時代、無人島に漂着した男の12年間を描いた長編小説。 12年間とは言いつつも物語自体はテンポよく進んでいて冗長な印象は全くなかった。 科学も教育も十分発達していなかった時代に、貴重な食料となるアホウドリが渡り鳥であること、そして偏食が致命的な影響をもたらすことにいち早く気付いた長平の観察力にはただ驚くばかり。 いかに現代人が生命力、サバイバル力に欠けているかを思い知らされる一冊だった。 | ||||
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レビューが☆5ばかりだったので、買ってみたが納得のものだった。主人公の無人島での生き方は、現代の我々にも通用するものであると感じた。ビジネスの話ではないが、下手なビジネス書よりもずっと役立つ事が書いてある。主人公の生き方には尊敬が尽きない。 | ||||
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映画を見ているような臨場感。心の葛藤などが伝わってきます。もし自分が、こんな島に流されでもしたら、果たして生き残れるか疑問です。この作家の本は何冊×読みましたが、取材による裏付けがしっかりされているので、非常に信ぴょう性があり、面白くて・・どんどん先を読み急いでしまいます。 | ||||
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わくわくどきどきの冒険ものや漂流サバイバルものを期待して、 いかにも小説らしい展開に次ぐ展開を望んで読む人には所々退屈に感じるかもしれません。 しかしこれを読み終えて後悔するような人は少ないと思います。 淡々と語られる文体には常に緊張感があります。 島での過ぎゆく年月を表し、同じような描写が幾度も繰り返されますが、そこには飽きではなく、 作り物ではないリアルさがあり、彼らが感じた絶望の一端を読者も垣間見ることができます。 後半になると涙ぐんでしまうシーンが多々ありました。 読んでよかった小説、と何年経っても人におすすめできる作品だと思います。 | ||||
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ロビンソンクルーソーの日本人版である。ロビンソンクルーソーとの違いは実話を 基にしているという点だ。 本作を読んでいて強く感じることが一つあった。それは日常生活をきちんと過ごす ということの大事さという点である。 「日常生活」という言葉の守備範囲はとても広い。ある人にとっては毎日の通勤であろうし、ある人にとっては本を書くことかもしれない。本作の主人公である長平にとっては 食料を確保し、水を貯えるということが日常生活であったことが本書では描かれる。 やがて仲間を得た中で、彼らは「新しい日常生活」を創り上げる。それは造船という 大きな経営課題であった。 船を造るという作業は島からの脱出手段の確保を目的としている。但し、その作業 を通じて、漂流民が精神的に救われていくことも描かれている。船という名前の「希望」 が彼らに生きがいを与える。人間は希望を持って目的を追求する際には大きな力を 発揮することが出来る。それがこの作品の大きな主題である。決して少なくはない 死者が描写される漂流譚でありながら、本作の持つ無類の「明るさ」は、そんな 主題から齎されている。悲劇であったとしても長調で奏されるからこその 読後感と言えるのだ。 | ||||
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読書好きを自認しているが、吉村昭さんの著作は最近まで「破獄」しか読んでなかったが、 ここ数ヶ月、戦記物を中心に10冊程度読んだ。隠れてはいるが知っておくべき史実を掘り起こし、 膨大な資料研究、緻密な取材、そして極力虚飾を排し淡々と伝わってくる文体に最大限の敬意を表する。 もっともっと読まれ、評価されるべき作家だと思う。 本作は今まで読んだ硬派な吉村作品の中では、少々毛色が違いエンターテイメント小説と言えるくらい 展開に惹きつけられた。 以前読んだ「無人島に生きる16人」でも感じたが、やはりリーダーの資質が大きく全体を左右する。 漂流者では最古参の長平は、年上で船乗りとしてのは経験豊富な儀三郎と英右衛門を最後まで立て、協力して 皆を生還へと導いた。三名がお互いをリスペクトし合い、全く絶望の状況でも秩序を乱さない。 生還の望みが絶えたかに思えた時「舟をつくろう」とつぶやいた長平、木材を見つけ、 厳寒の海に裸で飛び込んだ清蔵と三木助、黙々と舟を形にしていく八五郎。 長平が、事あるごとに神仏に祈りを捧げ、アホウドリを撲殺する際も念仏を唱えるのは、作者の思いだろうか。 何もない無人島での過酷な生活を読みながら、現実での日々の当たり前のことの有り難さに気付かされるし、 自分の弱さも痛感する。 人は、皆がいるから生きられる。感謝と、神仏への思いと、生きることへの強い意志は決して忘れてはいけない。 いい読書体験でした。 | ||||
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