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(短編集)
非写真
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非写真の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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短編集で大作ではありませんが、震災以後寡作ぎみだった高橋さんの文章が読みたかったので買いました。 | ||||
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9編の短編から成る本です。 9編のほとんどはホラー的な要素をもつ作品ですが、本書の際立った特徴は写真やカメラと関係した話を集めていることです。それも写真とは何かとか、レンズに関する薀蓄などがかなりの文章量を割いて書かれており、読んでいる途中で「あれっ、これは写真・カメラに関するエッセイ本だったっけ?」と思うほど、著者のカメラ好きが現れた本です。 これらの写真・カメラ論はそれなりに興味深いものの、カメラに関心があまりない(私のような)人にとっては、これだけたくさんあると困惑します。写真・カメラをテーマとした話ばかりなので、やはり同じようなトーンの話が並んでおり、短編集としての広がりや組み合わせの妙のような効果も出ていません。 9話の中で、「約束」は質が高いと思いますが、そのほかの作品はストーリーそのものが(悪くはないのですが)特段の冴えもみらないと思います。カメラ好きの人にとってはともかく、そうでない人にとっては、ぜひ読むべきとまでは言えない本と思います。 | ||||
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高橋先生の恐らく久々のホラー短編。 ちょっと不思議なちょっと怖いお話という程度で取り立てて恐ろしいお話はありません。 カメラや写真に纏わる九つのお話です。 高橋先生は相当カメラがお好きなのか、 小説の中でカメラの蘊蓄を語りたいという動機が先にあって、 それをお得意のホラーに仕上げたという感じです。 カメラやレンズに関する蘊蓄が多くて、興味のない人にとっては読み飛ばしてしまう部分が多いと思います。 とはいっても、そこは高橋先生。普通に楽しめました。 中でも、 記憶シリーズを彷彿させるような「遠く離れて」 爽やかな読後感の「さるの湯」 魚眼レンズによって別の世界へ足を踏み入れてしまう「ゆがみ」 はなかなかでした。 でも、やっぱり昔の作品のほうが、ホラーへの情熱があったような感じがします。 どの話もあまり心に残りません。 カメラへの情熱のほうが強い感じです。 | ||||
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