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彼女は僕の「顔」を知らない。
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彼女は僕の「顔」を知らない。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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ミステリとしても青春としても中途半端で、どちらとしても楽しめませんでした。 ミステリとしても青春としても、キーポイントは人の顔を識別できないヒロインの設定です。ミステリパートは犯人を探す、追い詰めるような展開ではなく、淡々と、昔こんな事件があった、自分達はこういう子どもだった、こんな考えで生きている、というのを説明する為だけに存在しています。かと言って識別できない事が青春パートで何か事件を起こすわけでもなく、学園生活は順調ですし、出掛けた先で問題も起きません。 もしあらすじを読んで、ミステリと青春の融合したストーリーを期待するなら読まなくてもいいかなと思います。 ただ、各々昔からずっと抱えているものを少しずつ紐解いて前に進んでいく緩やかな、大人と子どもの狭間の話としては良かったので、あらすじとか、煽りの二度読み必須とかが無ければ良かったなと。二度読み必須に関しては本当にどこが必須なのかわかんないですし…。 | ||||
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作者さんもあとがきで書いていますが、ドラマのサスペンスよりかな。 書き方のせいもありますが、謎がするすると登場人物から明かされるので、ミステリとしては弱いです。 また「顔がわからない」ヒロインだからこそ事件化で、そうでないと謎にもなれないので、特殊性に頼っています。 もともと問題を抱えていた子達が、少し大きくなって、真っ当に成長して前に向かって過去から巣だって行く物語という感じです。 内容でいうなら昔のコバルトにあった青春ミステリぽい感じでしょうか。 ただ語り口のせいか、登場人物たちが淡白な性格のせいか、やや素っ気なく、情熱的とはいえないので、青春ものとして伝わってくる熱量も弱いので、やや中途半端な感じもしました。 ちょっとミステリー要素のあるジュブナイル小説て感じでしょうか。 | ||||
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メディアワークス文庫だからこれでいいのかもしれないけど美少女のヒロインと周囲にとけこめない主人公の実によくある話で、病んでて思い込みがめちゃくちゃ激しい人が寄り集まって「寄り添うぼくたち」な話。これ面白いのは中学生までだとおもう。ダビンチで紹介されてたのでもうちょっとミステリっぽいのかと思って読んでみたけど失敗でした。 | ||||
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十年前の火事で両親を失った少年と少女が再会。 火事の真相究明と恋模様が描かれる恋愛ミステリー。 なかなか楽しめました。 | ||||
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ミステリ風味の青春小説。 登場人物たちを苛む10年前の火事の記憶と、そのとき集められていた「問題のある子供たち」の10年後の姿。夜のなかで赤々と燃える炎の光景は、そこで彼女への憧憬とともに僕のなかに焼き付いている。 その鮮烈さと痛ましさを、少年少女たちの持つ特有の爽やかさと優しさが洗い流してくれるようないたわりを感じた。誰かが誰かを想っているとき、人間は一番美しいのかもしれない。 タイトルのとおり、失貌症のヒロインは主人公の顔を記憶できない。「今どんな顔してますか?」と確認しようとしたり、顔に触れたりして主人公の心に近づこうとする行為は彼女なりのコミュニケーションという感じがして、非常にいじらしく感じられた。また主人公のヒロインへの献身的な思いやりは、贖罪であると言いながら、確かに愛情のかたちを描いていて眩しい。 | ||||
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