元彼の遺言状

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

元彼の遺言状の評価:

3.20/5点 レビュー 284件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.20pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全520件 461〜480 24/26ページ
No.60
(2pt)

プロットは緻密で、全ての事象の絡みが整えられているものの・・・

プロットが緻密で、尚且つ全ての事象の因果関係が明快であるものの、その原因からその結果あるいは選択が導き出される蓋然性が極めて低い(ありえない)展開が数多くあり、あまりのリアリティのなさに、最後は辟易してしまった。
このプロットの緻密さ・複雑さは、東野圭吾を彷彿とさせるだけに、もう少し丁寧に書き上げれば全く違ったものになったに違いない。編集者に反省を促したい。
元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作) Amazon書評・レビュー: 元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作)より
4299012364
No.59
(3pt)

全体に小粒

このミス大賞は毎度宣伝文句に煽られて期待するが、読むとがっかり、が多い。その中では、本作は良い方。
大傑作みたいに煽っているわりに、小粒。
良い点としては、キャラはまあまあ立っている。魅力的と言えるかは微妙。ライトなタッチなので仕方ないが、あまり人物像に陰影がなく、幼稚な感じ。いちばん出来のいいところは、遺言状の真意か。これもすごくハードルを上げておいて躱したような解決だが、納得はできる。
だが殺人の動機はチープというか、安易というか。犯人の人間性が浅すぎてつまらない。
トータル的には新しさを売りにしている割に着想は上記の一つを除くと、斬新さはない。
ほんとにこれがナンバーワンだったのか、という疑問は、作者本人をキャラ売りしている点からも、どうしても否めない。
【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299021223
No.58
(4pt)

「私って、価値のある女」

いきなり、婚約指輪を渡した男に指輪の値段が世間の平均的な相場の物であった事にショックを受け酷く落胆し失望する。ー私はその三倍の価値のある女なんだから、それ相応の物を用意しろ!カネがないなら内臓を売ってでも都合をつけるべきーと男を睨みつける強面の女性弁護士がこの作品の主人公なのである。
細かな話になるが、主人公の剣持弁護士は28歳にして年収は2000万円ほどある。しかし、今年のボーナスは400万円だった去年に比べ、何と250万円という大幅減額に大きなショックを受けている。
それにしてもお金にうるさい主人公にとって今回の依頼はうってつけのものであった。

著者によれば、主人公は「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラを頭に描きながら話しを考えたと言う。
作品の内容はコメディタッチのハードボイルドミステリーで、遺産を巡ってついには殺人事件にまで話しが発展するというもので、「金の切れ目が縁の切れ目」などと地で行く主人公ではあるが、次第に人間らしい面があることがわかってくる設定となっていて、そのオチには興味が尽きない。次作も大いに期待します。
【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299021223
No.57
(5pt)

半沢直樹以来の面白さでした。

とても面白く、一気読みしました。
【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299021223
No.56
(2pt)

このミス大賞受賞作、と知らずに読めばそこまでガッカリしなかったかも

書き出しのテンポの良さに期待しながら読み進めましたが、トリックや動機などのミステリー小説としての完成度・文章や語彙など小説としての要素どちらにもいまいち満足できませんでした。張り詰めた緊張感や犯人は誰なのだ?と掻き立てるような面白さはなく、似た表現や言葉が続きます。
本格ミステリ、とはまた別ジャンルでしょうか。とはいえ、主人公のキャラはできており、映像化されたらこんな感じなのかな、と想像できたという点でキャラものとしてはよかったのかもしれません。

デビュー作ということですので次回作に期待です。
何より、この賞とやたら期待を煽る宣伝に問題があるのかと思います。
【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299021223
No.55
(3pt)

全体に小粒

このミス大賞は毎度宣伝文句に煽られて期待するが、読むとがっかり、が多い。その中では、本作は良い方。
大傑作みたいに煽っているわりに、小粒。
良い点としては、キャラはまあまあ立っている。魅力的と言えるかは微妙。ライトなタッチなので仕方ないが、あまり人物像に陰影がなく、幼稚な感じ。いちばん出来のいいところは、遺言状の真意か。これもすごくハードルを上げておいて躱したような解決だが、納得はできる。
だが殺人の動機はチープというか、安易というか。犯人の人間性が浅すぎてつまらない。
トータル的には新しさを売りにしている割に着想は上記の一つを除くと、斬新さはない。
ほんとにこれがナンバーワンだったのか、という疑問は、作者本人をキャラ売りしている点からも、どうしても否めない。
元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作) Amazon書評・レビュー: 元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作)より
4299012364
No.54
(4pt)

「私って、価値のある女」

いきなり、婚約指輪を渡した男に指輪の値段が世間の平均的な相場の物であった事にショックを受け酷く落胆し失望する。ー私はその三倍の価値のある女なんだから、それ相応の物を用意しろ!カネがないなら内臓を売ってでも都合をつけるべきーと男を睨みつける強面の女性弁護士がこの作品の主人公なのである。
細かな話になるが、主人公の剣持弁護士は28歳にして年収は2000万円ほどある。しかし、今年のボーナスは400万円だった去年に比べ、何と250万円という大幅減額に大きなショックを受けている。
それにしてもお金にうるさい主人公にとって今回の依頼はうってつけのものであった。

著者によれば、主人公は「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラを頭に描きながら話しを考えたと言う。
作品の内容はコメディタッチのハードボイルドミステリーで、遺産を巡ってついには殺人事件にまで話しが発展するというもので、「金の切れ目が縁の切れ目」などと地で行く主人公ではあるが、次第に人間らしい面があることがわかってくる設定となっていて、そのオチには興味が尽きない。次作も大いに期待します。
元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作) Amazon書評・レビュー: 元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作)より
4299012364
No.53
(5pt)

半沢直樹以来の面白さでした。

とても面白く、一気読みしました。
元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作) Amazon書評・レビュー: 元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作)より
4299012364
No.52
(2pt)

このミス大賞受賞作、と知らずに読めばそこまでガッカリしなかったかも

書き出しのテンポの良さに期待しながら読み進めましたが、トリックや動機などのミステリー小説としての完成度・文章や語彙など小説としての要素どちらにもいまいち満足できませんでした。張り詰めた緊張感や犯人は誰なのだ?と掻き立てるような面白さはなく、似た表現や言葉が続きます。
本格ミステリ、とはまた別ジャンルでしょうか。とはいえ、主人公のキャラはできており、映像化されたらこんな感じなのかな、と想像できたという点でキャラものとしてはよかったのかもしれません。

デビュー作ということですので次回作に期待です。
何より、この賞とやたら期待を煽る宣伝に問題があるのかと思います。
元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作) Amazon書評・レビュー: 元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作)より
4299012364
No.51
(3pt)

次から次とよむ

面白い
【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299021223
No.50
(3pt)

次から次とよむ

面白い
元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作) Amazon書評・レビュー: 元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作)より
4299012364
No.49
(1pt)

面白くない

「殺した人物に遺産を与える」という遺言状、金にしか関心がない女主人公…
この2点が強烈な導入になっているが、その後の展開は少しも面白くない。
「読み始めたら止まらない」の逆で、何度も中断しながら、なんとか読み終えた。
終盤で犯人が判明した段階で、まだまだページが残っているので、
「きっと壮大なドンデン返しがあるのだろう」と期待したが、そのまま結末だった。
犯人と真相がわかっても、「そうだったのか!」という意外性も爽快感もなかった。
ミステリー部分以外(たとえば恋愛感情とか家族関係とか)も、べつだん味わいはなく、
時間と金を無駄にした。
【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299021223
No.48
(1pt)

面白くない

「殺した人物に遺産を与える」という遺言状、金にしか関心がない女主人公…
この2点が強烈な導入になっているが、その後の展開は少しも面白くない。
「読み始めたら止まらない」の逆で、何度も中断しながら、なんとか読み終えた。
終盤で犯人が判明した段階で、まだまだページが残っているので、
「きっと壮大なドンデン返しがあるのだろう」と期待したが、そのまま結末だった。
犯人と真相がわかっても、「そうだったのか!」という意外性も爽快感もなかった。
ミステリー部分以外(たとえば恋愛感情とか家族関係とか)も、べつだん味わいはなく、
時間と金を無駄にした。
元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作) Amazon書評・レビュー: 元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作)より
4299012364
No.47
(4pt)

主人公、元彼、脇役まで個性的で最後まで読ませる。

登場人物のキャラが立っていて、主人公は勿論、元彼、脇役まで個性が描かれ魅力的で、ストーリーも面白い。
はたして、この型破りな遺言状は執行されるのか、一気に読みました。
伏線や、登場人物の印象に残る言葉もきちんと回収されて、気持ち良いしムダが無い。
ポトラッチ、相続、会社の買収などの知識も興味をそそられるし、何より、カネをめぐる話のようで、カネより大事なものを個々人が抱えていて、特に男性陣にとっての恋バナがそれぞれ切ない。
主人公が気が強く身も蓋もない言葉を吐く一方、ふと内省する場面が随所にあり、心惹かれる。
終盤、これで一件落着かと思いきや、まだ謎解きがあり最後まで読ませる。
さすが、このミス大賞と思わせる作品で、シリーズ化に期待します。
元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作) Amazon書評・レビュー: 元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作)より
4299012364
No.46
(4pt)

主人公、元彼、脇役まで魅力的で最後まで読ませる。

登場人物のキャラが立っていて、主人公は勿論、元彼、脇役まできちんと個性が描かれ魅力的で、ストーリーも面白い。そもそも、この型破りな遺言状は有効なのか。
伏線や、登場人物の印象に残る言葉もきちんと回収されて、気持ち良いしムダが無い。
ポトラッチ、相続、会社の買収などの知識も興味をそそられるし、何より、カネをめぐる話のようで、カネより大事なものを個々人が抱えていて、特に男性陣にとっての恋バナがそれぞれ切ない。
主人公も正直で身も蓋もない言葉を吐く一方、ふと内省する場面が随所にあり、そこに心惹かれる。
終盤、これで一件落着かと思いきや、まだまだ秘密があり、最後の最後まで読ませる。
さすが、このミス大賞と思わせる作品で、シリーズ化に期待します。
元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作) Amazon書評・レビュー: 元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作)より
4299012364
No.45
(5pt)

近年のこのミス大賞の中で一番面白かった

宝島社が力を入れてセールスしているようだがそれも納得。かなり面白かった。
冒頭、プロポーズをされた女主人公が、渡された婚約指輪のショボさに激怒し「内蔵を売ってこい!」とキレるシーンから始まる。
この時点で「おっ、この女イカれてやがりますね」とわかるのだが、この銭ゲバ主人公が遊ぶ金欲しさ(かどうかは知らんが)に、殺人事件とか犯人選考会とか暴力団との対決とかに怯まず立ち向かう展開は愉快痛快。
死んだ元カレが「僕を殺した犯人に財産を譲る」という遺言状を残したので、その遺産をかすめ取るために偽の犯人を仕立てあげて「犯人選考会」に参加するとことか、カイジが始まるのかと思ったわ。
多分この主人公は金は命よりも重い……!という帝愛グループの価値観に賛同するし、ビルとビルに渡した鉄骨も金のためなら渡りそう。

そんな感じのマンガみたいな展開が続いて、リアリティがあるとはとても言えない。
だがそれでも読み応えがあるのは、設定や展開が警察や法曹界の知識にきちんと裏付けされているからだろう。
たとえば、「住居侵入罪ですよ」と注意してくる警察官に向かって全く怯むことなく、「うるさいわね! こっちこそ任務懈怠で国家賠償請求してやるわ!」と反撃するとことか超面白いし、任務懈怠という語彙が出てくるのが「はえー」ってなる。

株式譲渡とか遺言状の有効性とか難しそうなトピックが出てくる一方、文章にもジョークがちょいちょい混ざるので、全然堅苦しくなく、笑いながら読めた。
アガサクリスティが書く相続争いのミステリに、往年の名作ドラマ「やまとなでしこ」の神野桜子を登場させ、専門知識も駆使して書いたみたいな、大人でも十分に楽しめるインテリユーモアミステリに仕上がっている。

そして私が一番驚いたのは、物語を読み終える頃には、なんだかこの女主人公がかわいく思えていたことだ。
ただの守銭奴かと思いきや、悩むこともあれば、人助けを優先することもある。
自分がわりとピンチな状況にあっても、「まっ、運が悪かっただけじゃない」と、ある女性を励ますシーンとか、なんかキュンとしたわ。
ヤンキーが雨の中の小犬を助けている姿に惚れるのと同じ。これが恋……?

というわけで強気な女性が好きなMな紳士にもおすすめ。
面白かったので、ぜひこの主人公でシリーズ化してほしい。
【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299021223
No.44
(2pt)

現実味がなく入り込めませんでした

高評価なので期待して読んだのですが…現実味のない展開で、え、こうすんなり進む!?と納得できないことが多く物語に入り込めませんでした…。主人公の性格がぶっとんでいて面白く、キャラクターものを楽しむ人にはウケるのかもしれませんが…。好みが分かれると思いました。
【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299021223
No.43
(5pt)

近年のこのミス大賞の中で一番面白かった

宝島社が力を入れてセールスしているようだがそれも納得。かなり面白かった。
冒頭、プロポーズをされた女主人公が、渡された婚約指輪のショボさに激怒し「内蔵を売ってこい!」とキレるシーンから始まる。
この時点で「おっ、この女イカれてやがりますね」とわかるのだが、この銭ゲバ主人公が遊ぶ金欲しさ(かどうかは知らんが)に、殺人事件とか犯人選考会とか暴力団との対決とかに怯まず立ち向かう展開は愉快痛快。
死んだ元カレが「僕を殺した犯人に財産を譲る」という遺言状を残したので、その遺産をかすめ取るために偽の犯人を仕立てあげて「犯人選考会」に参加するとことか、カイジが始まるのかと思ったわ。
多分この主人公は金は命よりも重い……!という帝愛グループの価値観に賛同するし、ビルとビルに渡した鉄骨も金のためなら渡りそう。

そんな感じのマンガみたいな展開が続いて、リアリティがあるとはとても言えない。
だがそれでも読み応えがあるのは、設定や展開が警察や法曹界の知識にきちんと裏付けされているからだろう。
たとえば、「住居侵入罪ですよ」と注意してくる警察官に向かって全く怯むことなく、「うるさいわね! こっちこそ任務懈怠で国家賠償請求してやるわ!」と反撃するとことか超面白いし、任務懈怠という語彙が出てくるのが「はえー」ってなる。

株式譲渡とか遺言状の有効性とか難しそうなトピックが出てくる一方、文章にもジョークがちょいちょい混ざるので、全然堅苦しくなく、笑いながら読めた。
アガサクリスティが書く相続争いのミステリに、往年の名作ドラマ「やまとなでしこ」の神野桜子を登場させ、専門知識も駆使して書いたみたいな、大人でも十分に楽しめるインテリユーモアミステリに仕上がっている。

そして私が一番驚いたのは、物語を読み終える頃には、なんだかこの女主人公がかわいく思えていたことだ。
ただの守銭奴かと思いきや、悩むこともあれば、人助けを優先することもある。
自分がわりとピンチな状況にあっても、「まっ、運が悪かっただけじゃない」と、ある女性を励ますシーンとか、なんかキュンとしたわ。
ヤンキーが雨の中の小犬を助けている姿に惚れるのと同じ。これが恋……?

というわけで強気な女性が好きなMな紳士にもおすすめ。
面白かったので、ぜひこの主人公でシリーズ化してほしい。
元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作) Amazon書評・レビュー: 元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作)より
4299012364
No.42
(2pt)

現実味がなく入り込めませんでした

高評価なので期待して読んだのですが…現実味のない展開で、え、こうすんなり進む!?と納得できないことが多く物語に入り込めませんでした…。主人公の性格がぶっとんでいて面白く、キャラクターものを楽しむ人にはウケるのかもしれませんが…。好みが分かれると思いました。
元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作) Amazon書評・レビュー: 元彼の遺言状(第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作)より
4299012364
No.41
(5pt)

物語の筋より、主人公を追うべし

この世に、スリラー小説は多けれど、このスリラーほど、凄い女主人公は見たことない。小説は九転十起なれど、主人公剣持は、女シェークスピアか?。
【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299021223