氷点

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氷点の評価:

4.47/5点 レビュー 159件。 A ランク

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平均点4.47pt

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全213件 81〜100 5/11ページ
No.133
(5pt)

オモシロイ‼︎

久々に小説を読んでひっくり返った。
続きが気になって仕方がない。
文字を追う感覚を無くすほどの没入感。
面白すぎる。

テーマはキリスト教の原罪。
生きていることはただそれだけで誰かを傷つけていることもありうる。
人は生まれながらに罪を背負っている。

それぞれの立場で悩む登場人物たちの心の機微をよくもここまで読者が共感できるように描けるもんだと感心するばかり。

テーマ。
プロット。
熱量。
間違いなしに三冠王。
氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点(上) (角川文庫)より
4041003407
No.132
(5pt)

原罪について書かれたとてもいい本だと思いました

人の憎しみとはこのように深く、激しいものなのかと思わずにはいられません。
夫から妻への憎しみだけではありません。人の間にうごめく憎悪の感情がこの小説にはたくさん出てきます。
もっと素直に話し合ったら、もっと感情を表に出したらと思うことがたくさんあります。
しかし、沈黙が美徳とされる日本においては、話しすぎること、感情をあらわにすることは美徳とはされないのですね。

いろいろな引用文がありましたが、その中でも気になった文章があります。

「なにを考えているのかわからない、というのは思慮深いということである。」
「秘密を持つということは大人になったということである。」

2つ目の「秘密を持つということは大人になったということである。」
この文章はこの小説における一番重要なことではないかと思うのです。

この小説における一貫したテーマはキリスト教における人間の原罪。
原罪とはエデンの園で神との約束を破ってイブが禁断の木の実を食べて、アダムにも食べさせてしまったことです。
その結果、裸でいることが恥ずかしくなってしまったことです。

裸でいることが恥ずかしい。それは心が裸になることも恥ずかしいと思うことにもつながります。
そしてその姿を隠すことになるのです。裸の姿を隠し、神に対してもうそをついた罪を隠し、
そしてついには自分の感情さえも隠すことによってお互いがお互いを疑い合って生きていってしまうことになるのです。

こういうプロセスを考えると、これは子供が大人になっていくプロセスと同じではないかと思うのです。
純真無垢であった子供がいろいろ教えられ、大人と子供は違うことを知っていきます。
いつしか大人の世界は思慮深く、子供の世界は浅はかだと思うようになります。
ついには自分の感情を抑え、思慮深くなります。

思慮深くなる。言い得て妙です。

病院長夫妻に引き取られ、大事に育てられた犯人の娘はとてもいい子供に育ちます。
しかし、この娘もある事件を境に思慮を持ち始めます。
そして人を疑い始めるのです。

純真無垢な心とはなにか。
そしてエデンの園で禁断の木の実を食べる前のアダムとイブが持っていた心で、
その約束を破って純真無垢な心をなくしたことが原罪ではないのかと考えてしまいました。

さらにこの小説にはもう一つのテーマがあります。
聖書にもある、「汝の敵を愛せよ」ができるのか。

主人公である夫は、自分の娘を殺した犯人の血が流れている犯人の子供を愛情をもって育てられるのか。
「汝の敵を愛せよ」を実践できるのか。

キリスト教においては、人は神の子であり、人類は兄弟。
同じくこの日本においても子供は授かりもので、天からいただいたもの。

そのように考えると、子供とは自分の所有物ではないのです。
一つの独立した存在で、その心は誰にも侵害できない。

血を受け継ぐと言っても、元はと言えば、出所はすべて同じなのです。
さらに言えば、身体も借り物であり、精神が宿り、その存在を知らしめるためだけの道具。
それは言葉も同じで、言葉は発した瞬間に精神から離れ独立に存在するようになる。
だからいろいろな言葉を使って表現しなければ、その言葉を発した人の本当の意味を知ることはできない。

この犯人の娘も同じことだと思います。
犯人の血を受け継いだのは、単にそれを借りただけ。精神やその存在は天から授かったものなのです。

そのように考えると、たとえ、殺人犯であったとしても、それを犯した人の心は誰もが持っている
純真無垢な心をなくし、憎悪や人を疑う心、つまり原罪を持った心なのだということがわかります。
そしてその原罪の意味を知り、純真無垢な心を取り戻すことがキリスト教の役目なのではないのかと思ってしまうのです。
そして「汝の敵を愛せよ」とは原罪を持った人の心を純真無垢な心に戻すことなのではないのかと思ってしまうのです。
氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点(上) (角川文庫)より
4041003407
No.131
(5pt)

神との約束(全二巻)。

同情するなら金をくれ!・・・いや、愛をください! 人間は、なんて罪作りな、生まれながらにして。

他人に責任転嫁するのが、苦しみの始まり。 他人に親切にする、人生を明るく楽しむ、カルマを解消して、ダルマにするって、あの世で決めてきたはずなのに。

自分をゆるします、他人もゆるします。

不幸のマントラ(真言):“私は悪くない”、“なんで私だけ”、“どうせ私なんか”。
氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点(上) (角川文庫)より
4041003407
No.130
(5pt)

今を苦しんでいる人へ

今を苦しんでいる人へ 人間の本質と生きる事 人間の弱さについて考えるきっかけになると思います。
氷点 (下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点 (下) (角川文庫)より
4041437040
No.129
(5pt)

今を苦しんでいる人へ

今を苦しんでいる人へ 人間の本質と生きる事 人間の弱さについて考えるきっかけになると思います。
氷点(下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点(下) (角川文庫)より
4041003393
No.128
(5pt)

とてもいい本ですありがとうございます

とてもいい本でした、ありがとうございます三浦文学の傑作だと思います
氷点 (下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点 (下) (角川文庫)より
4041437040
No.127
(5pt)

とてもいい本ですありがとうございます

とてもいい本でした、ありがとうございます三浦文学の傑作だと思います
氷点(下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点(下) (角川文庫)より
4041003393
No.126
(5pt)

いい本ですありがとうございます

いい本ですありがとうございます、三浦文学の傑作だと思います。
氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点(上) (角川文庫)より
4041003407
No.125
(4pt)

なんだかなー

うーむ、重厚な話だ。。
読んだ後、なんだか淡い後悔を抱きました。。
なぜこんな悲しいストーリーを読んでしまったのかと。

最初は、
ダンナ:
その決断に合理性を全く感じられない。
復讐するにしたって他にやりようがあるだろ。
「汝の敵を愛せ」ってのも、納得感が相当薄くて、そういうレベルの話じゃない。
無理やりネタ作りやがって。

息子:
シスコン過ぎる!
高校とか大学通ってたら、普通に好きな子とかできるもんだろ。
また無理やりネタ作りやがって。

奥さん:
全体的にこいつ狂ってる。

等々、苦笑いしながら読んでいたのですが、終盤、そういうツッコミが
どうでもよくなるくらい、ストーリーに圧倒されます。。

きっと名作ですが、人には薦める気にはなりませんでした。。
現時点、続編も読む気にはなれません。。

なんというか記憶に残る小説ではありました。。
氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点(上) (角川文庫)より
4041003407
No.124
(4pt)

おくればせながらの

いまさらながらこの作品にひきこまれました!続編よみたいです。
氷点 (下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点 (下) (角川文庫)より
4041437040
No.123
(4pt)

おくればせながらの

いまさらながらこの作品にひきこまれました!続編よみたいです。
氷点(下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点(下) (角川文庫)より
4041003393
No.122
(5pt)

朝日新聞に再連載してほしいです☆

昔、朝日新聞に連載され
映画化、ドラマ化もされた名作です。

10代の頃にこの小説に出会い、
当時はストーリーの面白さに夢中で読みました。

同じ作品なのに、結婚してから改めて読むと
心に迫るものがあります。
親子、夫婦、親族、様々な人間関係の中で、
真に人を愛することの難しさを知るからかもしれません。

新聞連載は私の生まれる前だったので、
新聞でも読んでみたいです。
再連載されたら、
また多くのファンが生まれるに違いありません♪
氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点(上) (角川文庫)より
4041003407
No.121
(5pt)

汝の配偶者を愛せ

結婚していても、他の異性に心惹かれることはある。

たとえ肉体関係はないとしても、それだけで配偶者を傷つけ、
悩ますことが出来るということを痛感する小説である。

他の女性に心を寄せられる夫。
他の男性に心惹かれる妻。

この夫婦の葛藤のようなものは結婚している者でなければ
理解できないのではないか?

憎しみと嫉妬にかられる夫婦の心情がリアルに描かれている。

そして恋をした娘、陽子も傷つけられた相手に怒り、憎しみ
自分を裏切った相手を許せない思いを持て余す。

夫婦であっても、心の中に何をかくして生きているかは
お互いにわからない。

結婚前は気持ちは変わらないと思って、永遠を誓い合うが
実際は多くのカップルが離婚に至る。

氷点のテーマは「原罪」ということだが、私には「不貞」または「浮気」が
テーマであるような気がした。

旧約聖書の時代から、妻の不貞はあるというから、これこそが人間の原罪と
言えるのではないかと思った。

恋人や配偶者の浮気はこんなにも人の心を傷つけると知りながらも
止められないのが恋心というものではないかとつくづく思った。

とはいえ、人の心を傷つけると自分も傷つけられるということを
改めてこの小説から学んだ気がする。
氷点 (下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点 (下) (角川文庫)より
4041437040
No.120
(5pt)

汝の配偶者を愛せ

結婚していても、他の異性に心惹かれることはある。

たとえ肉体関係はないとしても、それだけで配偶者を傷つけ、
悩ますことが出来るということを痛感する小説である。

他の女性に心を寄せられる夫。
他の男性に心惹かれる妻。

この夫婦の葛藤のようなものは結婚している者でなければ
理解できないのではないか?

憎しみと嫉妬にかられる夫婦の心情がリアルに描かれている。

そして恋をした娘、陽子も傷つけられた相手に怒り、憎しみ
自分を裏切った相手を許せない思いを持て余す。

夫婦であっても、心の中に何をかくして生きているかは
お互いにわからない。

結婚前は気持ちは変わらないと思って、永遠を誓い合うが
実際は多くのカップルが離婚に至る。

氷点のテーマは「原罪」ということだが、私には「不貞」または「浮気」が
テーマであるような気がした。

旧約聖書の時代から、妻の不貞はあるというから、これこそが人間の原罪と
言えるのではないかと思った。

恋人や配偶者の浮気はこんなにも人の心を傷つけると知りながらも
止められないのが恋心というものではないかとつくづく思った。

とはいえ、人の心を傷つけると自分も傷つけられるということを
改めてこの小説から学んだ気がする。
氷点(下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点(下) (角川文庫)より
4041003393
No.119
(5pt)

名作!

発表から50年以上経った現在でも「氷点」は、文学史上に燦然と輝く名作です。キリスト教の教理である原罪を主題にしたこの作品で、人は誰でも生まれながらに罪を負っていることを作者は訴えかけます。
作品中、読者を最も打つのは、母夏枝の冷たい仕打ちに耐え、父啓造と母夏枝の実の子でないと悟りながらも、明るく健気に生きる陽子の姿です。その陽子が自身の出生の秘密を知ったとき、遺書をしたため自殺を図ります。罪のない陽子が死を選択するという運命の理不尽さには慟哭せざるを得ませんが、光が見えるラストが救いです。
氷点 (下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点 (下) (角川文庫)より
4041437040
No.118
(5pt)

名作!

発表から50年以上経った現在でも「氷点」は、文学史上に燦然と輝く名作です。キリスト教の教理である原罪を主題にしたこの作品で、人は誰でも生まれながらに罪を負っていることを作者は訴えかけます。
作品中、読者を最も打つのは、母夏枝の冷たい仕打ちに耐え、父啓造と母夏枝の実の子でないと悟りながらも、明るく健気に生きる陽子の姿です。その陽子が自身の出生の秘密を知ったとき、遺書をしたため自殺を図ります。罪のない陽子が死を選択するという運命の理不尽さには慟哭せざるを得ませんが、光が見えるラストが救いです。
氷点(下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点(下) (角川文庫)より
4041003393
No.117
(4pt)

お勧めです

私がレビューするまでもありません、本好きならば必読書でしょう
氷点 (下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点 (下) (角川文庫)より
4041437040
No.116
(4pt)

お勧めです

私がレビューするまでもありません、本好きならば必読書でしょう
氷点(下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点(下) (角川文庫)より
4041003393
No.115
(4pt)

お勧めです

私がレビューするまでもありません、本好きならば必読書でしょう
氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点(上) (角川文庫)より
4041003407
No.114
(5pt)

汝の敵を愛せ

「敵って何?」という息子の問いに
「一番仲良くしなければならない相手だよ」と答える父親。

わが子を殺された悲しみの上に憎しみを持って一生暮らすのか?
そんな辛い生き方しかできないのだろうか?
他に生き方があるとすれば、憎まないためにはどうするか?
愛するしかないんじゃないかと思うんだ。というセリフ。

妻の浮気に苦しむ夫。
耐えがたい苦しみと絶望、心の葛藤を見事に描いている。

自分を裏切った妻は、夫にとって敵以上の存在だった。
そんな妻もまた、犯人と同じように許され、愛されなければならないことを
啓造は忘れていた。

そんな妻の不貞を許す気になれない夫に対し、作者は
汝の敵を愛す前に「汝の妻を愛せ」と言っている。

たとえ人殺しの子どもであろうと、その子には何の罪もない。

犯人を一生憎んで暮らすのか?
汝の敵を愛せという言葉を生涯の課題として取り組んで生きていくのか。

古今東西、永遠の課題であるテーマだと思う。

人間は自分の子でさえ育てかねたり、自分の親をさえ邪魔にするもの。

能力のない子は励ましてやればいいんだ。
どんな人間でも拒まずに、一人一人を大事にすることが大切だ。
今の日本にはいろいろな子がいるんだ。
どんな子供とでも友達になるということが大事なんだ。

との元教師である作者の想いもセリフに描かれている。

嫌いだと思っても、その人が悪いというわけではないこともある。
嫌いだと思う自分の方が、悪いことだってあるんだよ。

誰のことでも嫌って、人の悪口ばかり言っている人の方が悪いんだよ。
少しくらい嫌なことは我慢しないとダメだよ。

お金を落として、そのうえ損したといつまでもクヨクヨしてたら大損よ。
一生面白くない面白くないで暮らすタチだね。

足を怪我したら、手はケガをしなくて良かったと思う。
お金を落としたら、拾った人が喜ぶだろうと思う。
拾った人は、おかげで命が助かって、それからいいことばかりあると思ってもいい。

「百年たったら生き返りますからね」
というセリフも、心に残った。
氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 氷点(上) (角川文庫)より
4041003407