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史上最強の内閣
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史上最強の内閣の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全72件 41~60 3/4ページ
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久しぶりに本読んで大笑いしてしまいました。朝の電車通勤の時間は私の貴重な読書時間ですが,この本は笑いをこらえるのにずいぶん苦労しました。 話の背景は,緊張高まる東アジア,核とミサイル開発を成し遂げた北朝鮮が,日本を標的にして相変わらず危険ゲームを繰り返してる。 対する日本では,軟弱でボンボンの世襲議員ばかり。窮した内閣は,真の国難に対処するため影の内閣に政権を委ねた。 といっても野党のシャドーキャビネットではなく,日本の切り札は京都御所に住んでいたというもの。 内閣総理大臣 二条友麿,官房長官 松方杜方,総務大臣 高杉松五郎,法務大臣 島崎楼村,外務大臣 坂本万次郎,財務大臣 浪花秀吉,文部大臣 新門辰郎,労働大臣 具志堅洋子,農林大臣 米内成美,経産大臣 近江明人,国交大臣 紀伊国屋百恵,環境大臣 松前熊蔵,防衛大臣 山本軍治,国家公安委員長 西郷利明,お国ことば丸出しで癖のある連中であるが,奇想天外な方法で危機を乗り切っていく。その様子を,歴史の証人として選ばれたテレビ局員と新聞記者の目を通して描かれる。 北朝鮮との緊張を描いた作品といえば,シリアスなものでは麻生幾の「宣戦布告」,コミカルなものでは村上龍の「半島を出でよ」がありますが,この作品は,北朝鮮を完全にコケにする吉本新喜劇のような乗りの小説です。 しかし,最後は北朝鮮を出し抜くために北朝鮮に侵入していた日本のスパイの話で終わります。その終わり方は,人情話で〆る松竹新喜劇のようです。日本のスパイであることを証明するための合言葉として島崎藤村の「ヤシの実」が出てくるのですが,思わず福井晴敏の「終戦のローレライ」を思い出してしまいました。 話としては,荒唐無稽でばかばかしいものですが,最近の日本を取り巻く国際情勢と,日本の政治家の為体に憤りと不安を感じている向きには,溜飲を下げてくれる小説だと思います。 | ||||
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解説に対する批判が多いようですが、解説で作品を評価するのもおかしいと思い5つ星のレビューを書かせていただきました。 お笑いエンターテイメントですが、所々に日本の社会問題に対する庶民として納得できる解答が記されているところがいいですね。突然影の内閣があらわれるってのは無茶苦茶な設定だけど、彼らの語る国防・教育・国旗・国歌に関する意見には賛同される人が多いのではないでしょうか。是非、一度本書を手にとって読み、自分が何処まで彼らの意見に賛同できるか確認してみると面白いですよ。因みに私は彼らの意見は全て正しいと思いました。 最後は泣けます。ふと、靖国神社に行きたくなりました。人知れず国家の為に自らを犠牲にした英雄達の名前は何処にも残っていませんが、是非とも彼らの魂を迎えに行って欲しいと英霊にお祈りしようと思います。 | ||||
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出てくる登場人物が歴史に人物をモジったり、現実の政治家を性格も含めてキャラ作りしていて、一気に読みました。 時間潰すのにはもってこいです。 基本、コミカルな路線でしたが、最後の最後でシリアスでやりきれない部分があり、ただのコメディでは終わらなかったのが、気に入りました。 | ||||
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どこか懐かしい不思議な既視感のある文体が心地よく、最後まで非常に楽しく読めました。時代が閉塞すると生まれる救世主願望を分かりやすいエンターテインメントに仕上げており、多少無理のある展開や設定などは気にせずとにかく楽しんで読む作品だと思います。 単純に笑わせたり楽しませたりするだけでなく色々と考えさせてくれますし、まるで菅原文太さんのような大臣が語るあの日の広島の惨状、そして作中で出てくる島崎藤村の詩にこめられたある人物の想いにホロリととさせられるなど非常にメリハリが効いているのが素晴らしいと思います。(実際、島崎藤村の詩の行は正にカウンターパンチのようで、完全に油断しきっているところにくらってしまい、とんでもない衝撃でした。) どぎつい描写も無いので大人から子供まで幅広く勧められる一作で、自分には関係がないと思いがちな内閣や自分の票を託すべき議員というものに対して興味を持つきっかけになりそうな素敵な作品です。 | ||||
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つい先月、図書館で借りたハードカバーを読んだばかり。 買おうか悩んでた所で偶然にも文庫化を知り、迷わずアマゾンで注文しました。 レビューは、ハードカバーにて。 [...] | ||||
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言いたいことをはっきりいってくれる史上最強の内閣。日本人としての誇りを持てる気分爽快な予言小説。これは安倍さんに読んでいただきたい小説です。 | ||||
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都市伝説っぽい設定ですが、面白おかしく、ありえなくもない史上最強の内閣の小説に夢中になります。 | ||||
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現実にミサイル発射が迫っているちょうど今、まさにタイムリーな作品です。 「某国の核ミサイル発射に対応する内閣の様子をドキュメンタリータッチで描いた抱腹絶倒アニメの原作」という感じでした。 5分ではまり、笑い声もあげながら、一気に読み終えてしまいました。 実社会でも、これくらいスカッとできるといいのだけど・・・・ | ||||
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まあ、面白くはなくはないがストーリーが如何にも有りがち。もう少し 楽しませてくれたら良かったと思う。しかしながら現実の内閣(民主党) が小説でも書かないほど酷いので読んでいる間だけは現実を忘れて笑えた。 | ||||
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北朝鮮との関係が抜き差しならぬところまで来て、浅尾首相は 「一軍内閣にバトンタッチする」と、そこは京都から来た 過去の偉人をなぞらえた本当のドリームチームであった。 …実際、こんなにうまくは行かないであろう話であるけれど、 日本人が皆思っている様な事を、いざ実行に移したらどうなるかと 言う意味では興味深い。 「外交では常に被動(被害者)の立場を取る。 だが今の北朝鮮・韓国・中国は、もう無理矢理だ」 には溜飲が下がる。 | ||||
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久しぶりに、続きが気になって家事の間もとりあえず傍に本を置いておくと いうことをした作品です(笑) 奇想天外でご都合主義ととられても仕方のない設定や展開もありますが、 これはドキュメントでもルポ物でも無いのです。 エンターテイメント小説! 素直に面白がりましょう。 素直に笑いましょう。 今の政治や世相をシニカルに描かれいている中に、作者の思い、そして 恐らく多くの人々が感じていること、言ってしまいたい ことなどが盛り込まれています。 ただ、その点で作中の大臣や主人公達などの口を借りた内容に読み手が 共感するか、違う考えを持っていて首をひねるかで感想は変わっていく でしょう。 際だって個性的な“最強の閣僚たち”。 痛快な物語の最後の最後にほろりとさせる事実が待っています。 “彼”もまた閣僚の一人にであったのだと、私は思わずにいられません でした。 一読して損はない作品です。 | ||||
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旧政権と新政権の合間に誕生した架空の内閣が、 パっと出てサっとやってササっと幕を引く、まさに今の政局に臨む事を具象化した物語。 但し、殆ど北朝鮮外交のみで内政の成果は不明で、 「100%の結果には少々足りないかなぁ」って感じで、 内閣支持率も本編の最後で「90%以上」と在る様に、 架空の話だからといって、全てを”ゴリ押し”で済ませた訳ではありません。 尤も、アチラ側から見れば、ゴリゴリだったかもしれませんが。 「太郎は誰か」という謎も示しながら、”テレビマン”と、”←巻き新聞記者”との眼を通した記述は、 「吉里吉里人」っぽい感じの進め方。 本の上下の余白が大きいので、文字のサイズをあと1〜2ポイント大きくして貰えれば、 読みやすかったのですが、それは内容には関係ありませんので、減点いたしません。 カバーを外したら、本体に張り合わせのカバーが付けられていました。 装丁が素敵です。 仮免総理が”2人で3代(鳩、菅、菅部分改造)”も続いている現状の日本では、 こういう本でも読んで溜飲を下げるしかないでしょうね。 | ||||
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久しぶりに読後感が良かった一冊。 絶対に現実ではあり得ないストーリーだけど、僕たちの中にある不満を軽快なタッチで綺麗に笑い飛ばしてくれる。 とくに某社会主義国のボンボンと、左系大手新聞の記者には、笑いながらも親しみを感じてしまった。 震災後、いろいろと心が疲れがちだけど、そんな気持ちを本書は和ませてくれた。 | ||||
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いや、いいタイミングの本。ようやく民主党政権の本質がわかって来たこの時期に打って付け。構成に多少難があったが多分もっと書き込んだらと思った。いずれにせよ一気に読めることは間違いない。 それにしても自民党のノーと言ったまではよかったけど、民主党がこれほどまでひどいとは。はっきり言って今の日本は「国」の「体」をなしてない(ひょっとして「国体」?)。国境侵犯、かつ保安庁の船に体当たりした犯人に対する判断を地方の検察に委ねる政府がどこにあるのか?その意味で、この本はおそらく史上最悪の政権となってしまった今の内閣における献花である。二条政権の到来を熱望する。 | ||||
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公家がいきなり内閣総理大臣になり,日本に起こる外交問題を解決していきます。 実際にやってくれたらすっきりするだろうなぁ,という政策のオンパレードで,ダーティーハリーや西部警察を見て胸がすく思いをするのに似た感じが得られます。 しかし,この爽快感,単なるエンターテイメントと思うのではなく,現実の日本外交を見直す意味で,一面の真実を示唆しているのかもしれません。 この通りの内閣がうまれたら,おそらく,この本のようにはならず,戦争勃発になるだろうと思いますが,それでも,政治家は一体何を大切にしなければならないのかを考える一つの試金石になる本だと思います。 | ||||
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タイトルと帯に惹かれ手にしたら一気に読んでしまった。 抱腹、痛快な架空の物語だが、いつしかそれぞれの人物像に重なり、映像のように浮かんでくる。 今の世相からして、ドラキュラたち(血を吸うしか脳がない=血税を浪費する)によるゾンビ内閣(すでに死んでいるのが判っていない=生ける屍)で内政・国防も出来ず、国民不在の世に「ぜひ登場して・・」と願わずにいられない。 歴史の勉強を含め(右とか、左とかを論ずるのではなく)政治小説として、一服の清涼剤になる一冊であった。 | ||||
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室積さんの小説は今まで2冊読んだことがありますが、3冊目となる今作が一番良かったです。 実在の政治家達のパロディとなるキャラクター達も面白かったですし、 閣僚達の人事に出身県の県民性を活かしてるのが意外でした。 閣僚達が少々個性が強過ぎて首相が目立ってなかった気もしますが… 北朝鮮の将軍様の長男の日本滞在記は笑ってしまいました。 ほぼ予想通りの展開で驚きはなかったのですが、ラスト数ぺ―ジで 北朝鮮に潜伏していた日本側の諜者が使っていた合言葉が明かされた時は 思わず涙が零れました。彼の人生がとても切なく哀しかったからです。 会話文が多いですし(著者が劇作家だからかもしれませんが) 正直な所、後に残る物もそんなに無いのですが…私は結構愉しめました。 深く考えず、力を抜いてちょっとした息抜きに読むのにいいかも。 | ||||
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今の迷走するこの国の状態が必然的に生み出した夢物語なのかも、なんて思ってしまいました。 設定は荒唐無稽で苦笑するしかなかったんだけれど、なかなかどうして内容的には真剣に取り組んでいるし、皮肉や批判もちゃんと盛り込まれていました。 残念なのは北朝鮮の問題だけになってしまい、他の問題が描かれなかったことかな。欲張りかもしれませんが。 心に残るよい言葉も随所に盛り込まれていて、読んで損はない本です。 | ||||
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面白かったです。 現実世界をモデルとした日本の内閣、世界情勢、世論等 を揶揄しつつ、笑いを含め、教訓あり、涙もあり。 実に楽しく読めました。 確かに、この内閣の存在は現実的ではありませんが、 それでも「本当にあったら面白いだろうな」 と思わせてくれる魅力は十分です。 「エンターテイメント」と言いましたが、 読後は「あぁ、面白かったー」だけにとどまりません。 本当の平和とは?国益とは? そして、政治とは? ちょっとそんなことにも思いをはせてしまいました。 会話文が多いので、本を読みなれていない人にもお勧めです。 | ||||
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政治を扱った小説ですが、内容は難しいものではなく 政治に関しての知識を持っていない人でも楽しく読めます 私がそうだったのですが、むしろ知識があまりない方が 社会や政治に関しての興味がわいて良いのではないかと思います 扱われている国際問題や国政の話題は現実とリンクするものなので それに関する知識も多少つきます フィクションの醍醐味ともいえる味のあるキャラクターと 展開のテンポの良さで読んでいる途中に飽きが来ません 普通の小説として読んでも政治小説として読んでも面白い作品です | ||||
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