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大名倒産
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大名倒産の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全101件 61~80 4/6ページ
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昔の浅田次郎が少し戻ってきた感じを受けました。読者を楽しませるエンターテイメント性が本来の持ち味の作家ですから。この軽さを評価するかどうかで読後感は変わるでしょう。 直木賞受賞以前の浅田次郎には、売れるために必死でした。「プリズンホテル」「きんぴか」などハチャメチャ感満載で、読者を心の底から楽しませる小説を量産していました。直木賞受賞する前後から売れっ子の作家となり、21世紀に入り、ペンクラブ会長に収まった浅田次郎です。それと時を同じくして堅苦しいストーリーの小説が多くなりました。本作では、近年のツンと住ました作風とは似ても似つかぬユーモアが満載で、初期の作風が蘇ったことを懐かしんでいます。 大名倒産にはまだ売れていなかった頃の破天荒ぶりやハチャメチャぶりの片鱗が伝わってきました。参勤交代についてきた貧乏神の存在もそうですし、七福神の揃い踏みもそうですが、およそ最近の歴史小説には登場しないようなキャラクターが数多く登場します。読者を楽しませるというサービス精神にも満ち溢れていました。 読者は真っ当な風合いを持つ歴史小説もいいのですが、このような肩の張らない小説もまた待ち望んでいたのです。 我々は多作でなくともよいので、浅田次郎でなければ書けないような小説の登場を切に願っているのです。何十作と読んできた浅田次郎ファンですので、あえて希望を書きました。初期の小説のエンターテイメント性に溢れた珠玉の作品と再び出会いたいと切に願っています。 ストーリーの展開には触れません。「大名倒産」というテーマ設定からして異色でした。 未読の方の興味を失わせてもいけないでしょうから、このあたりで終わりますが、楽しく読了しました。 | ||||
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大名倒産を計っているご隠居、国を再興させようとする松平和泉守(小四郎)、和泉守に七福神が加勢をする。 浅田次郎さん独特でユーモアな展開で後半は、どんどん読むのが進みます。 | ||||
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倒産寸前の大名家を突然背負わされた小四郎、大名倒産の計略を勧めながら、その裏で隠し金を貯めるご隠居、 これにしがみつく、貧乏神、ストーリーと展開が面白く、後半がどうなるか?楽しみです。 | ||||
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時々とんでもない駄作も書くのだけど、こういう当たりの作品を描くから結局著者の作品はほとんどてにとってしまう。 とにかくこの手の人物を描くことについては魅力があるが、こんかいの主人公描写がいつにもまして魅力的。 悪事を計画する周囲の人物達もその立場に沿ったはまり具合なのだが、貧乏神を登場させるのはちょっと水をさす。 金はなくても不憫の兄には惜しげもなく全面協力、周囲にはバカにされてもやさしさにあふれている主人公の愛にあふれている。 | ||||
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直木賞受賞以前の浅田次郎には、売れるために必死で「プリズンホテル」「きんぴか」などハチャメチャ感満載の読者を楽しませる小説を量産していました。直木賞受賞して、売れっ子の作家となり、ペンクラブ会長に収まった浅田次郎ですが、近年のツンと住ました作風とは似ても似つかぬユーモアが満載で、初期の作風を懐かしんでいます。 この大名倒産にはその頃の破天荒ぶりやハチャメチャぶりの片鱗が伝わってきました。参勤交代についてきた貧乏神の存在もそうですが、およそ最近の歴史小説には登場しないようなキャラクターで、読者を楽しませるというサービス精神にも満ち溢れていました。 読者は真っ当な歴史小説もいいですが、このような肩の張らない小説もまた待ち望んでいるのです。 我々は多作でなくともよいので、浅田次郎でなければ書けないような小説の登場を切に願っているのです。何十作と読んできた浅田次郎ファンですので、あえて希望を書きました。初期の小説のエンターテイメント性に溢れた珠玉の作品と再び出会いたいと切に願っています。 ストーリーの展開には触れません。「大名倒産」というテーマ設定からして異色でした。 未読の方の興味を失わせてもいけないでしょうから、このあたりで終わります。 | ||||
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明治4(1871)年廃藩置県がスムーズに実施できたのも、各藩が借金だらけで立ちゆかなかったからと言われている。本書は越後にあるとする架空の丹生山藩三万石、倒産して改易にして貰おうという企みがどうなるかの物語。時は文久2~3(1862~3)年とする。将軍家茂が和宮と結婚したり、家茂の上洛があったりした激動の時世だが、全く触れず、江戸や越後は関係なしとすればそれもよいが、全体的に笑いを取ろうとする文章だ。 ただ三年半に及ぶ連載のゆえか、沢山の人物が突如登場する。しかし本郷の小間物商白銀屋小兵衛や大坂留守居役長谷川与十郎がどうなったかはっきりしない。結末も曖昧さが残る。 浅田氏は言葉遊びを愉しんでいるようだが、七福神貧乏神死神の出番がいささか多すぎると感じられた。 | ||||
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浅田先生の真骨頂!ノンストップで下巻まで持っていかれます! | ||||
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浅田次郎ならではの小説。浅田節全開。 | ||||
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気に入ったこと・ストーリー性 気に入らなかったこと・情緒的な個所 | ||||
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特になし。 | ||||
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面白かった | ||||
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身につまされる。最後は神頼み。ハッピーエンドで良かった。 | ||||
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面白かった。読みやすくて、一気に読めます。 | ||||
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アリキタリノ昔話は読むのも疲れますが 痛快 笑いを求めて やっぱり 浅田次郎さんです。 | ||||
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うわさ以上に面白く読ませて頂きました。引き続きこのスタイルで、連作をお願いします | ||||
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面白い。壬生義士伝も良かったがこちらのほうが好き。鮭好きの旗本が出てくるが、浅田次郎さんも鮭好きなんだろうな・・その後ファミマの鮭はらみおにぎりにはまっています。後半神様たちがたくさん出てくるけど読了後、神社を通るとお参りをするようにしている。 | ||||
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福の神と貧乏神が見えざるせめぎあいをしながら、若殿様の努力を応援するという設定が楽しかったね!最後のほうでは死神も参加して、先代様の陰謀を食い止める。なんとも荒唐無稽な話なんだけど、子供のころからの友人関係が若殿になってからも大きく力になって、忠義とかではなく友情で若のために頑張るというのが現代に通じているようです。現代の日本の天下様も友人関係を大切にしているようですが、七福神の加護を得られるように無私の心で下々のために働いていただきたいですね。 | ||||
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「とうさんのとうさんはとうさん」 (=父さんの倒産は通さん) | ||||
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面白かった!まあ読んで損した気にはならない | ||||
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殿様といえばワンマンでトップダウンかと思いきや、どうやらそうでもないらしい。殿様と家来は互いに忖度の し合いで、なあなあの状態。260年続いた江戸幕府ばかりでなく現代の企業でも十分言えるかも。 計画倒産を画策する経済観念のない老獪な前当主と、元気で生真面目が取りえの新当主のせめぎ合い。読んでい て思わず主人公にテコ入れしていた。全般的にのどかな雰囲気を醸しながら貧乏神も登場する、ユーモアあふれる 大名オペラ。三谷幸喜監督で映画にでもなりそうな作品です。 著者の作品は「壬生義士伝」しか読んだことがなく、本書とずいぶん趣が異なります。引き出しの多い作家なの でしょうね。 | ||||
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