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大名倒産
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大名倒産の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全101件 41~60 3/6ページ
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江戸時代後期、「半知借上」という言葉を習ってはいたが、知行の半分を殿様が借りる位にしか捉えていなかった。しかし、本書から、返済出来る見込みがないのだから、知行が半分になったということであることを学んだ。 本書の舞台は、江戸時代が終焉する「大政奉還」のあった1867年の数年前である。「ご隠居様」のような方が出てもおかしくない。 | ||||
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次兄新次郎と初が、いわゆる馬鹿夫婦だが、庭作りの名人であると言う設定が浅田文学の真骨頂だと思う。登場人物の全員に愛情が注がれている。 | ||||
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到着も早かったですし、綺麗な本でした。 | ||||
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泣きと笑いの時代劇最高です。 | ||||
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面白かったです | ||||
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良かったです。興味深く読みました。 | ||||
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良かったです。興味深く読みました。 | ||||
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体裁が良かったです。 | ||||
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大変よい品物でした。期待通りでした。 | ||||
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とても良い状態でした。 新品みたい! | ||||
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さすが浅田次郎さん。 面白く、また泣ける。テンポが良くて、ドンドン読んでしまいます。 | ||||
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小説の背景から、大名、旗本をとりまく上下関係や、環境がよく理解できました。 | ||||
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浅田次郎の小説では「一路」や「プリズンホテル」が好きなのだが、「大名倒産」、これも面白かった! 私にとっての浅田小説オススメベスト3 | ||||
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期待通り | ||||
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面白く楽しく読みました | ||||
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上巻読了後、下巻を読了した時点での感想。和泉守の反攻が直ぐに始まるかと思いきや、搦め手から描き始めている。領地を代表する豪農の紹介、前藩主の手下である勘定方の義に関する懊悩、貧乏神に加えて七福神、死神の登場(笑いを取っている)、目立たなかった2人の国家老の妻女が代々貯めて来た合計五千両の献上(キッカケは和泉守が家臣の禄高を半知にした際に頭を下げたせい、即ち、和泉守の人徳という事だが)。藩に金を貸し付けている商人達の談合と前藩主との怪しい関係。特に、商家の1つの苦労人の番頭の紹介。 即ち、「和泉守vs前藩主」という構図こそ変わらないものの、多くの関係者を登場させ、群像小説の様な形式で物語を進めている。上巻の様な迫力・意外性こそないものの、人情譚の趣きがある。特に、和泉守の(病弱だが賢明な)兄の喜三郎が死の直前に上述した番頭に塩鮭の江戸への回漕を依頼する一方、「父上は正しい」と言い放つ姿が鮮烈である。即ち、瓦解した幕藩体制と藩の困窮とは不可分であって、前藩主の"計画倒産"には理があるという苦渋の言である。この他、越中守(塩鮭への執念もある)は勿論、豪農が和泉守への協力を表明する等、和泉守(出番は少ない)の清貧・磊落な人徳という事か。塩鮭は千石船で無事江戸へと届き大繁盛、実は大坂の米相場を左右すると言われる程の豪農は自ら大坂に出向き検分する。家臣は勿論、豪農、商人(の一部)という領民全てが和泉守のために命を駆けるが、入出金が整理される程、借金返済は無理という結論に辿り着く。 ところが、最後に、七福神を登場させた由縁が明らかとなる。何と、上杉謙信の隠し金山を発見してしまうのである。更に、毘沙門天が死神を前藩主に取り憑かせるというお遊び。貧乏神の言葉、「限りがあるからこそ生は美しい」、が本当のテーマと思わせる秀作だと思った。 | ||||
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上巻を読了した時点での感想。時代は幕末。松平縁で前藩主の御落胤(と言えば聞こえは良いが、農家の娘を生母に持ち、武士の礼儀・作法やましてや藩の財政には疎い)の和泉守を主人公をした物語。「一路」、「流人道中記」に続いて幕末に焦点を当てている点が目を惹く。江戸城登城の際、老中から"献上品の目録不渡"を指摘された上に、「貴藩には金がない」とズバッと言われるという発端。題名通り、「倒産大名」をテーマとしている。実態は瓦解していた幕末の幕藩体制への批判という視座は変わらない様である。 深刻な問題をユーモア・タッチで描く作者の手腕には感心するが、要は、にっちもさっちも行かなくなった藩の財政を前藩主が鑑みて、"計画倒産"を企て、生贄に選んだのが真面目で出自の低い(現)和泉守で、突然窮地に立たされた和泉守が奮闘するという物語。スケールが大きいのか小さいのか分らない感があるが、それは大名という家格の本質(虚妄)、"改易"や"お取り潰し"が幻の制度である事が良く説明されているからだろう。武士の"しきたり"が如何に形骸化しているかをダジャレをふんだんに使って述べながら、兄の婚礼のための散財(嫁取手形)等、巧みにエピソードを織り込んで行く。本物の貧乏神を登場させ、和泉守に取り憑こうとする始末。そして、お決まりとは言え参勤交代。総勢54名で出発するという大名としてはあり得ないケチケチ作戦だが、兄嫁の父親の旗本頭の越中守が70名の加勢を出すという義侠心(実は、塩鮭という裏心がある)。大名、旗本、会津の本陣宿主が和泉守に同情的なのは清貧な人柄の故か、当時、それだけ貧乏大名が多かったせいか。この貧乏臭い大名行列に喜ぶ筈の貧乏神が涙を流すのは前者という事であろう。 ユーモア・タッチで「貧乏大名」の「『貧すれば鈍する』ではなく『貧すれば通じる』」を描いた秀作。下巻では鮭、米、酒などの殖産興業を使った和泉守の反攻が期待される。 | ||||
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七福神を絡ませる手法で、なるほどもしかしたら実際こういうこともあり得るのかと思わせる。 エンターテイメント作品として充分楽しませてもらえる。 欲を云えば貧乏くじ引いた殿様個人のプライベートのハッピーエンドまで描いてあれば。 | ||||
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どんな家に生まれた? どんな才能があるの?? そんなの関係ねえ、そんなのかんけいねえ。 | ||||
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下巻になて、主人公の振り回されながらの活躍が減ったのは残念。 その分周囲の人物の活躍で話は前進するものの、登場人物も増えて焦点がぼやけてしまった。 上巻に比べしりすぼみ間はあるものの、全体的には著者らしさが光るじんわりもさせる良い物語。 悪として描かれる前の殿様も立ち位置も中途半端感があり、もっと悪に徹してくれても良かったのに。 借金返済のメドへの仮定は、偶然に頼り過ぎの部分はあるものの、前向きにハッピーな話で心地よい。 それだけに神様の登場はいらなかったのでは。 | ||||
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