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おろしや国酔夢譚



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おろしや国酔夢譚の評価: 4.60/5点 レビュー 43件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全43件 41~43 3/3ページ
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No.3:
(5pt)

「鎖国時代に世界を見た」数奇な運命

江戸時代、海å¤-とのおつき合いはオランダ・中国・朝鮮半島ぐらいという固定観念があったが、本書ã‚'読ã‚"でロシアのシベリア進出及びå-下æ"¿ç­-がï¼'ï¼-ä¸-ç'€ä»¥æ¥ä½•百å¹'もæ-¥æœ¬ã®ã¯ã‚‹ã‹åŒ-æ-¹ã§èºå‹•ã-ていたã"とã‚'知った。主人å...¬ã®å¤§é»'屋å...‰å¤ªå¤«ã¯ä½•ヶ月もの漂流の末アリューシャンåˆ-島にたどりついた。そã"から何å¹'もかã'てカムチャッカ半島に移り、æ-¥æœ¬ã¸ã®å¸°å›½è¨±å¯ã‚'å¾-るためにイルクーツク、そã-てペテルスãƒ-ルグへと、ロシアã‚'東から西に横æ-­ã-、ついには時の権力è€...エカテリーナï¼'ä¸-に謁見ã-て窮状ã‚'è¨'える。博物学è€...ラックスマン及びその家æ-ã¨ã®äº¤æµã‚‚興å'³æ·±ã„。最も印象に残ったå '面は、シベリアの原野ã‚'æ-...ã-てイルクーツクにたどりついたとき、そã"ã‚'拠点とã-てインド、中国、シベリアの各地、ヨーロッãƒ'とã!®äº¤æ˜"が大規模に行われているã"とã‚'認識ã-たシーンである。å...‰å¤ªå¤«ã®é ­ã¯ã€ã"のように盛ã‚"な交æ˜"と強大な国力ã‚'持つ国ã€...の存在ã‚'ç¥-国のæ-¥æœ¬äººãŒä½•一つ知らず太平に暮らã-ているã"ととの対æ¯"にæ"¯é...ã•れたに違いない。仲é-"ã‚'何とかã-て帰国させたいという使å'½æ„Ÿã‚‚あっただろうが、異国で知った事実ã‚'何とã-てもæ-¥æœ¬äººã«çŸ¥ã‚‰ã›ãŸã„というæƒ...念が帰国ã‚'果たす最後まで彼ã‚'貫いた原動力であったのではないかと思う。ますます国際åŒ-の度ã‚'深めるï¼'ï¼'ä¸-ç'€ã‚'ç"ŸãæŠœãä¸Šã§æ§˜ã€...な示å"†ã‚'与えてくれる一書である。
おろしや国酔夢譚Amazon書評・レビュー:おろしや国酔夢譚より
4163002901
No.2:
(5pt)

これが作家の真骨頂

光太夫自身が書き綴った『北槎聞略』と読み比べてみてください。
この小説が,光太夫の記録そのものから,人物について,風景について,
イメージを膨らませていったものであることがよく分かります。
そして,それこそが作家の仕事なんだなあ,としみじみ感心しました。
『北槎聞略』は,光太夫が過酷な状況に臨んで発揮した特異な判断力と記憶力とで成り立った記録ですが,
それが刺激となって,作家は豊かにイメージを膨らませ,一つの物語にまでまとめてくれました。
そっけないぶんリアリティのある『北槎聞略』と,
物語として洗練された『おろしや国酔夢譚』と,
両方を読み比べることのできるこの贅沢。
光太夫も井上靖もありがとう。
おろしや国酔夢譚Amazon書評・レビュー:おろしや国酔夢譚より
4163002901
No.1:
(5pt)

さすがは大御所の執筆

最近、こういう漂流民ものをよく読んでいますが、この本は、たいへん
読みやすいと思いました。さすがは井上靖氏なのかな。
光太夫の漂流記です。非常に詳細に書かれているところはいいんですけど、
和暦が、いつのまにか西暦になっていて、ここのところが、ちょっと曖昧で
す。ただ、そういうことが、気になる人は少ないと思いますが。
シベリアの放浪ものでもあるので、暑い夏には特にオススメ(?)
おろしや国酔夢譚Amazon書評・レビュー:おろしや国酔夢譚より
4163002901

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