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おろしや国酔夢譚



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おろしや国酔夢譚の評価: 4.60/5点 レビュー 43件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全43件 1~20 1/3ページ
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No.43:
(5pt)

どんどん読み進めてしまいました。

登場人物の心情がわかりやすく書かれていて、感情移入しました。
おろしや国酔夢譚Amazon書評・レビュー:おろしや国酔夢譚より
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No.42:
(5pt)

おそロシア

ずっと気になっていたので買いました
内容も良くて感動しました
おろしや国酔夢譚Amazon書評・レビュー:おろしや国酔夢譚より
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No.41:
(5pt)

国家とは?人間の営みとは?

こんな(ロシアのウクライナ侵攻)状況下で、昔読んだこの本を思い出して探すが見当たらず、改めて購入。大黒屋光太夫たち17人が三重から出港して遭難してカムチャッカ・ロシアに渡り、ほぼ10年後にラクスマンと根室に戻ってくる(日本人は3人)話。壮大な実話(実話であることがすごい)。
昔、大学受験した時の日本史の参考書を何かにつけ便利なので置いてある。ラクスマンのところを見る。光太夫のことが欄外に小さな文字で書かれてある。ラクスマンは覚えたな。次はラザノフだった。
今回、読んでいろんなことを考えてしまった。
光太夫の統率力は凄い、今の世なればソフトバンクの孫さんくらいの器かな?変な比較??
それと当時のロシア、エカチェリーナ二世の世には国土を拡大して意気揚々の時代。私生活も凄い。
いい人材がいて、育てば国は強くなる。
長い歴史を辿れば、人間は争いばかりしている。今回のウクライナも数ある陣地取りの一つに過ぎない。
本当に不思議な生き物である。光太夫の人生、エカチェリーナ二世の人生それにラクスマンの人生・・それぞれ考えさせるものがある。また、17人の日本人のなかでロシアに残った人たち、ロシアで出た日本に関する書物に名前が出て来るのがなんとも感激であった。日本人、日本国籍とは??
【追加】
序章の光太夫の前にカムチャッカあたり?の北方ロシアに漂流して、名前が分かっているデンベイ、サニマ、ソウザ、ゴンザ・・・という人物の話も実に興味深い。
あと、10年ぶりに帰国した光太夫たち3人(生き残ったのは2人)の処遇(まだ鎖国中、外国に渡った人物が日本にいることがご法度の時代)、帰ってこない方が良かったのではと、光太夫の世界観の方が当時の役人より上回ってしまっている。ローマに行ったキリシタンの4人の少年の話を思い出した。鎖国の功罪、良かったと思うことも多いですけど。いろいろ考えさせてくれる名作です。
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No.40:
(4pt)

感動、様々に!

・「自分はこの国に生きるためには決して見てはならないものを見て来てしまった」、「自分は自分を決して理解しないものにいま囲まれている」、この小説の終末に出る、10年近い異国での明日をも知れぬ過酷な漂流生活から生国日本に帰還を果たした、主人公大黒屋光太夫の行き着いた思いである。
 小説は、光太夫ら17名の遭難から、3人の帰還に至る顛末が、9割以上を占め、アリューシャン列島からペテルブルグまでの広大なユーラシア自然を舞台に、描かれる。望郷の念果たせずに、累々と重なる仲間の死を始め、果てしのない悲惨、その中で漂流民のぎりぎりの生死選択が、井上靖氏の静かに突き放すような筆致で、劇的に展開する。
 取り様は、読む人の数ほどあろう。ロシア史の一端も知れるし、250年前の漂流譚として、また先が皆目読めぬ全くの別世界で、人はどう生き抜いたか、生き得るか、とも読めよう。更に時代は違うが、個人と国家、その冷酷さを見る、或いは光太夫の言動にリーダーシップの在り方を探る、それも可能である。
 しかしながら井上靖氏は、この小説に「酔夢譚」の表題を付した。して生国帰還後の主人公光太夫の生涯を見れば、命懸けの念願を果たしながら、現実を前に抱かされたのが、件の思いである。10年漂流中に生きる糧として記録した異国での詳細は、幕府に秘匿を命じられて、凡そ活かすことが出来ずに四半世紀余り、「半幽囚」の内に、生涯を閉じねばならなかった。
 違いは様々あれど、人生斯くありなん、氏の作意に添えたかはさて置き、そんな気に引き込まれる読書となった。
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No.39:
(4pt)

江戸時代のロシアとの出会い

江戸の異文化交流を楽しむ。
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No.38:
(5pt)

「大黒屋光太夫」の「ロシア漂流記」を見事に描いている

北搓聞略(大黒屋光太夫ロシア漂流記)の現代語版と言って良い。
 著者は「歴史作家」として名高い。
 「大黒屋光太夫」は天明2年(1781年)12月13日に伊勢の「白子」(現在の「伊勢市」)から「神昌丸」(乗員 16名-船頭「大黒屋光太夫」)木綿、薬種、紙などを乗せて「江戸」に向かったが、嵐に会い遭難し
遠く「ロシア」の「カムチャッカ島」に天明3年(1982年)5月20日に漂着した。「神昌丸」はここで嵐のため破損して使い物にならなくなった。6ヶ月も海に漂っていたことになる。ここで乗員7名が死亡し、残り9名となった。
 ところが「ロシア戦艦」(ニジビモク艦長)も天明6年(1986年)7月に漂着したが、同じように破損して使い物にならなくなった。「神昌丸」が漂着してから3年。孤島での厳しい生活下では乗員が亡くなるはずだ。生き残っているのが奇跡だろう。
 「日本人」と「ロシア人」は何としてでも「ロシア」本土に行きたいと新たな船を共同で建造しようとし成功して「ニジビモク号」と名付けて、天明7年(1987年)7月18日に「ロシア」本土に向かった。乗員はロシア人-16名、日本人-9名)で、船頭は「大黒屋光太夫」で「ニジビモク艦長」は「雑役夫」に成り下がった。これは操船技術の差であろう。船はまず「カムチャッカ半島」の「ウスチャムチャク」に着いた。ここでも「日本人」3名が死亡し残り6名となった。ここから川船で「アルク-ツク」(場所不明)を経由して「ロシア」本土の「イルク-ツ」に翌(1788年〔天明8年〕)に到着した。ここで昔同じく「ロシア」に漂着して「ロシア人」と結婚した「日本人」との混血児に出会った。彼らは「日本語学校」の教師をしていた。当時「ロシア」は「日本」に交易のため遣使したいと考えており「日本語学校」の教師が必要だったのである。それを聞いてか乗務員の「新蔵」、「庄蔵」はここに残り「日本語学校」の教師をしたいと希望するようになった。
 幸いなことにここで「硝子工場」を営む富豪「ラックスマン」と出会い日本への「帰国嘆願書」を作成してもらい、それを役所に提出した。「ラックスマン」は「日本」に興味があり2回目の旅をしたいと考えており彼らに「日本地図」の作成を依頼した。ここでも1名が亡くなり残り5名となった。
 1790年〔天明10年〕1月13日に「ラックスマン」と一緒に首都「サントペレルスブルク」に向かい、途中5月8日に「モスクワ」経由して「サントペレルスブルク」に到着して皇帝「エカテリ-ナ二世(女帝)」(彼女は1762年に即位し、2回にわたる「露土戦争(対トルコ戦争)」で勝利し「トルコ」が支配していた「バルカン半島」の領有権を得た。さらに隣国の「ポ-ランド」を屈服させ、それと共に「リトアニア」も植民地化した<ロシア帝國>の中興の祖である)に5月28日に接見し9月29日に「日本」への帰国許可を得て11月26日に「新蔵」と「庄蔵」を除いて2名で「サントペレルスブルク」から離れて「モスクワ」に向かい12月11日に到着し、さらに「イルク-ツク」に12月23日に到着した。翌1791年〔天明11年〕4月20日に「イルク-ツク」から「オホ-ツク」に着き、9月13日に「エカテリ-ナ号」に乗船して10月9日に「根室港」に到着した。この間「ラックスマン」が同道していた。彼も「日本」への2度目の渡航が叶ったのである。
 「大黒屋光太夫」が天明2年(1781年)12月13日に伊勢の「白子」から出向してから約9年6月が経過していた。
 翌寛政5年(1793年)5月26日に「箱館」に着いた。「大黒屋光太夫」と「磯吉」はこの地に留まり故郷には帰らなかった。その理由は定かではない。「大黒屋光太夫」は文政11年(1828年)4月15日に78歳で、「磯吉」は天保9年(1839年)に75歳で、それぞれ亡くなっている。当時にしては長生きであった。
 本書は「大黒屋光太夫」の「ロシア」滞在記を明らかにしており、当時の「ロシア」を知るうえで貴重なものとなっている。是非とも購入して読まれることをお勧めしたい。
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No.37:
(5pt)

ロシアも帰国に協力してくれたことは嬉しい話!‼️

当時の啓蒙専制君主時代のロシアにどのような意図があったかはともかく、漂流者の帰国に尽力してくれたこと自体は、良い話だと思う。何事にも当てはまることだと思うが、何と言っても、故国に帰りたいという思い、執念が肝要だと思う。
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No.36:
(5pt)

これぞ秀作

入念な調査と、想像力、文書表現の豊かさをもって、稀有な運命をたどった者たちを描いています。
国を超えた人々のおもいやり。異国へのあこがれ、自国への望郷の念をみずみずしい文書が伝えています。
異国の人同士がとまどいや、疑問をもちながら、交じりあい、おもいやり、尊敬しあう、人の美しを現した一冊です。
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No.35:
(5pt)

名作

シベリアやロシア語に興味があって、題材にしている小説は無いかなぁーと探している時にこちらを発見しました。
とてもおもしろかったですし、考えさせられました。実話というのが凄いです…。歴史の勉強にもなります。
主人公の、幾度となく訪れる絶望的な境遇にも絶対に屈しない強靭な精神力と、頭の良さには本当に何度も感銘を受けました。
登場人物がたくさん出てきます。色んな人間模様、それぞれの人生が描かれています。
長い長い命懸けの旅路なのですが途中で出遭いもあれば別れもあります。
ある仲間との別れのシーンは本当に切なくて悲しくて号泣してしまいました。
今なら日本ーロシアはパスポートとビザさえあれば飛行機で数時間で行き来できますが、当時はそういう訳にも行かず…。
当時の日本人の目を通したシベリア〜ロシアの世界、そこに住む人々の生活様式等についても非常に興味深かったです。
名作です、たくさんの人に読んでほしいです。
おろしや国酔夢譚Amazon書評・レビュー:おろしや国酔夢譚より
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No.34:
(4pt)

大黒屋光太夫のリーダーシップを描く物語

図書館で借りたDVD映画「おろしや国酔夢譚」という映画がある。なかなか綺麗な情景だが、原書が読みたくなり井上靖著の原書をネットで購入した。ストーリーは江戸時代に大黒屋光太夫という船頭が乗る船が嵐で漂流しロシアに流れ着き、そこから日本に戻れるまでの10年近くを描くという実話だ。映画を否定するつもりはないが、やはり文章で頭の中で描く情景は、それなりの作家だからだろうが小説の方が勝ると感じるところだ。なお、この小説も、船頭たる大黒屋光太夫のリーダー論と捉えることができるだろう。
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No.33:
(5pt)

おもしろかった。

読む直前に、ツァールスコエ・セロにあるエカテリーナ宮殿に行ってきました。
壮大・華麗な建物を前にして、こんなところまで、江戸時代に日本人がきたのか
と思うと、感動もひとしおでした。この作品は、光太夫の見、感じたことを追体
験させてくれる一級の歴史小説です。
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No.32:
(4pt)

女帝の御心

大黒屋光太夫がエカチェリーナ二世に拝謁した史実に以前から興味があった。
桂川甫周「北槎聞略」は難読なので、こちらをえらんだ。
強力なリーダーシップをとる光太夫が、環境や輩下の個性により、しかたなく利己的になってゆくさまを刻々と記している。
光太夫から日本漂流民のおそるべき苦難をきいた女帝が個人的に同情を寄せる場面は感涙もので、
送還を日露交易の手段と考えたのは高官たちである。
女帝が帰国嘆願書を受理なされたのは、純粋な憐れみからきたもので、まったく御心が広いと言うほかない。

※ 写真・自己紹介は無視して下さい
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No.31:
(4pt)

中古本の品質

本の内容は予想通りだが、ほんの品質にがっかり。
中古本と承知して購入したが、汚れ、書き込みが
あり、最悪。ページの欠落が無いだけでも良かった。
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No.30:
(4pt)

数奇な運命

鎖国時代に、伊勢海岸から北海道のはるか北まで流され、そこから
ロシア国内を横断するように引きずり回され、やっと日本に帰れたら
蟄居を命じられ、故郷の土を踏めずに死んでいった商人の物語。
仲間が次々に死んでいってしまい、ついに二人きりになってしまうのは、つらかったのだろう。
しかし、この光太夫は、リーダーとしても人間としても、大したものだとおもう。また、ロシア人の学者は、恩人ともいえるひとで、こういう稀有の人もいるもんだとおもった。
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No.29:
(5pt)

1800年前後にロシアに入った日本人達

鎖国時代にも漂流して外国に行った人達はかなり居たのですね。
大黒屋光太夫が、1782年に漂流し、ロシアに行って帰ってくるまでの物語。
桂川甫周の「北槎聞略」を基本にしていることは間違いありません
ただ北槎聞略は、光太夫の体験のみですが、この本は井上氏が他の文献も結構丁寧に調べています。
ラックスマン親子のこと、1800前後に漂流してロシアに入った日本人のこと。
それから、エカチェリーナ2世のことから、シベリア地域の歴史まで。
それらがプラスされた上に井上氏の想像が薬味となり、非常に面白い。
光太夫の晩年を思うと心が痛みます。
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No.28:
(4pt)

名作

ラストが史実とは違って、少し~というのはあるけれども、記録文学的な
光太夫の旅路がなんとも。
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No.27:
(4pt)

タイトルに馴染めないが考えさせられる本。

日本人が江戸時代台風で難破してロシアに渡った事を知らなかった。たくさんの方に読んで欲しいほんです。
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4163002901
No.26:
(5pt)

井上靖の魂

スケールの大きい内容の濃いすごい作品。大陸に住むロシア人の心の大きさには心が揺さぶられた。井上氏はこの作品をとおして島国に住む我々日本人に警鐘を鳴らそうとしたのではないか。いつも思うのだが井上靖の作品には魂がこもっている。若い人にぜひ読んでほしいと感じた。
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No.25:
(5pt)

すごいの一言

人が困難に直面し、生き抜くには執念が必要だと感じました。いい本です。
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4163002901
No.24:
(5pt)

海禁政策の功罪

当時の一般的な日本人のレベルの高さがよくわかる。しかし異国を遠ざけ、何事も先例に固執する幕藩体制は、彼らの力を十分に引き出せなかった。平穏を守ることはできたかもしれないが。
おろしや国酔夢譚Amazon書評・レビュー:おろしや国酔夢譚より
4163002901

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