美しき愚かものたちのタブロー

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評判

美しき愚かものたちのタブローの評価:

4.51/5点 レビュー 59件。 B ランク

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平均点4.51pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全118件 81〜100 5/6ページ
No.38
(1pt)

動かない物語の退屈

松方コレクション展のサブテキストとして何か新しい感慨がほしくて購入しました。著者の本ははじめて読みます。

展示の素晴らしさに当てられて期待値が高かったせいかもしれませんが、結論から言うと、びっくりするほど退屈でした。

物語はほとんど動かないし、松方幸次郎はじめ実在の登場人物たちはテンプレな偉人像をはみ出さない。そして何よりがっかりしたのは作中に登場するアート作品の描写が単調なこと。料理マンガ的というか、とにかくずっと視覚的にほめそやすだけで…。

たとえば晩年のモネがなぜ睡蓮シリーズを描いたのか。物語のテーマと絡められれば面白くなるはずなのに、そこはスルー。ずっとモヤモヤしながら読み終えました。

個人的には少し残念な読書でした。
美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫)より
4167918870
No.37
(1pt)

動かない物語の退屈

松方コレクション展のサブテキストとして何か新しい感慨がほしくて購入しました。著者の本ははじめて読みます。

展示の素晴らしさに当てられて期待値が高かったせいかもしれませんが、結論から言うと、びっくりするほど退屈でした。

物語はほとんど動かないし、松方幸次郎はじめ実在の登場人物たちはテンプレな偉人像をはみ出さない。そして何よりがっかりしたのは作中に登場するアート作品の描写が単調なこと。料理マンガ的というか、とにかくずっと視覚的にほめそやすだけで…。

たとえば晩年のモネがなぜ睡蓮シリーズを描いたのか。物語のテーマと絡められれば面白くなるはずなのに、そこはスルー。ずっとモヤモヤしながら読み終えました。

個人的には少し残念な読書でした。
美しき愚かものたちのタブロー Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブローより
4163910263
No.36
(5pt)

「思い入れ」ありきで。

この作品が直木賞候補になったこともあり、他の原田マハ作品を飛ばして読みました。松方コレクションが国立西洋美術館で観ることができるというが奇跡でもあることに吸い込まれて行きます。高校生の時の美術の模写で描いた「帽子の女」(ルノワール)が国立西洋美術館にあると知ったのは20年前、今また出会い不思議な繋がりに感動です。
美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫)より
4167918870
No.35
(5pt)

「思い入れ」ありきで。

この作品が直木賞候補になったこともあり、他の原田マハ作品を飛ばして読みました。松方コレクションが国立西洋美術館で観ることができるというが奇跡でもあることに吸い込まれて行きます。高校生の時の美術の模写で描いた「帽子の女」(ルノワール)が国立西洋美術館にあると知ったのは20年前、今また出会い不思議な繋がりに感動です。
美しき愚かものたちのタブロー Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブローより
4163910263
No.34
(4pt)

芸術の価値。

芸術作品の価値は誰が決めるのだろう。おそらく昔から議論されてきた、ありきたりな課題なのかもしれない。あのフィンセント・ファン・ゴッホの価値を認めていたのは弟のテオを初めとする少数の人間だけだった。もちろん、『たゆたえども涼まず』で知ったことだが。クロード・モネでさえ広く支持されてきたとは言いがたい。それなのに、日本人の実業家と研究者がいち早くその価値を認め、日本に持ってこようとしていたことは驚くべきことだ。松方幸次郎が買い付けたモネの作品がすべて日本にあったら…。空襲で焼けていたか。松方コレクションを死守した日置。戦後、返還交渉をした吉田茂。そうした人々の努力の結果、コルビュジェの手による容れもの収まった姿を我々は上野で見ることができる。本のカバーを外すと、後ろから絵をのぞいている松方が現れるのも楽しい演出だ。
 それにしても、どこかの美術展で話題になった少女像が、政治的な話題ばかりで、展示するのにふさわしい芸術作品かどうかという意見の応酬がほとんど見られないのはなぜだろう。松方コレクションを有する民族としては疑問符がたくさん浮かんでくるのだが。
美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫)より
4167918870
No.33
(4pt)

芸術の価値。

芸術作品の価値は誰が決めるのだろう。おそらく昔から議論されてきた、ありきたりな課題なのかもしれない。あのフィンセント・ファン・ゴッホの価値を認めていたのは弟のテオを初めとする少数の人間だけだった。もちろん、『たゆたえども涼まず』で知ったことだが。クロード・モネでさえ広く支持されてきたとは言いがたい。それなのに、日本人の実業家と研究者がいち早くその価値を認め、日本に持ってこようとしていたことは驚くべきことだ。松方幸次郎が買い付けたモネの作品がすべて日本にあったら…。空襲で焼けていたか。松方コレクションを死守した日置。戦後、返還交渉をした吉田茂。そうした人々の努力の結果、コルビュジェの手による容れもの収まった姿を我々は上野で見ることができる。本のカバーを外すと、後ろから絵をのぞいている松方が現れるのも楽しい演出だ。
 それにしても、どこかの美術展で話題になった少女像が、政治的な話題ばかりで、展示するのにふさわしい芸術作品かどうかという意見の応酬がほとんど見られないのはなぜだろう。松方コレクションを有する民族としては疑問符がたくさん浮かんでくるのだが。
美しき愚かものたちのタブロー Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブローより
4163910263
No.32
(5pt)

興味深く読めました

1964年8月に札幌で「松方コレクション」を鑑賞し、子供心に感銘を受けたのを覚えています。その時記念に購入した解説本が今でも手元にあります。そこに記載されている一言一言がこのストーリーに数々ちりばめられていることで一層真実味が有りました。55年ぶりに「松方コレクション」を観に行きたいです。
美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫)より
4167918870
No.31
(5pt)

興味深く読めました

1964年8月に札幌で「松方コレクション」を鑑賞し、子供心に感銘を受けたのを覚えています。その時記念に購入した解説本が今でも手元にあります。そこに記載されている一言一言がこのストーリーに数々ちりばめられていることで一層真実味が有りました。55年ぶりに「松方コレクション」を観に行きたいです。
美しき愚かものたちのタブロー Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブローより
4163910263
No.30
(5pt)

以前から松方コレクションに興味がありました。

以前から国立西洋美術館の特別展を鑑賞後、常設展をまわってました。松方さんについて書かれている説明を読んではいましたが、美術館を日本に作ろうと情熱と資産をこれほどまでにかけた方とは思いもよりませんでした。
 また偶然にも昨年パリのオランジェリー美術館でモネの「睡蓮」を観てきた後なので パリの描写など頷きながら読みました。
 小説としてもおもしろく読み進められました。
美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫)より
4167918870
No.29
(5pt)

以前から松方コレクションに興味がありました。

以前から国立西洋美術館の特別展を鑑賞後、常設展をまわってました。松方さんについて書かれている説明を読んではいましたが、美術館を日本に作ろうと情熱と資産をこれほどまでにかけた方とは思いもよりませんでした。
 また偶然にも昨年パリのオランジェリー美術館でモネの「睡蓮」を観てきた後なので パリの描写など頷きながら読みました。
 小説としてもおもしろく読み進められました。
美しき愚かものたちのタブロー Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブローより
4163910263
No.28
(5pt)

1枚1枚のタブローの紡いだ物語

絵画鑑賞に物語があるとわくわくします。
美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫)より
4167918870
No.27
(5pt)

1枚1枚のタブローの紡いだ物語

絵画鑑賞に物語があるとわくわくします。
美しき愚かものたちのタブロー Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブローより
4163910263
No.26
(5pt)

美術館の見方がかわる

上野に当たり前のようにある国立西洋美術館に対する思いがかわりました。タブローマジックにすっかりハマります!!
美しき愚かものたちのタブロー Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブローより
4163910263
No.25
(5pt)

美術館の見方がかわる

上野に当たり前のようにある国立西洋美術館に対する思いがかわりました。タブローマジックにすっかりハマります!!
美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫)より
4167918870
No.24
(3pt)

概ね楽しんだ

吉田茂すげえ

田代の造形が幼すぎの感じだった
「かつての友情」をあてにして「私」で付き合ってた相手の「公」の部分に触れて、いちいち「違う」とか言ってるレベルの話してるのかなあ。と序盤で思ってしまった
率直な話、この人交渉チームに入れて、良くも返ってきたもんだ。の方向に

アトリエを飛び出せたのは単純に絵の具がチューブや瓶になったからだと思うし、新進の近代物しか売ってない、買えないから、自然と「近代美術」になったんだろうし、武器商人やりながら「戦争でなく、平和を」と言われても、マッチポンプの様だなあ。と。
しかしながら、手当たり次第だろうが、数が集まれば、確かに「力」は発生する

どうなんだろう「全部買います」って。場合によってはかなり失礼かつ無礼な気がするが、そこいら辺が松方の人徳だったんだろうか。↑で喜ぶのは、知名度無の赤貧状態の場合かと。名が通ってる相手じゃむしろ無礼に触れる気がするんだが

なんつーか、日本的な好みとして「絵」そのものより、その背後の「物語」が重視されるルーツはこの辺か。という気がした
「それがなくても生きていける」ものを「存在価値」に置いてしまった日置の苦悩と困窮が気の毒だった
やっぱね。↑は「余裕」がないと

買うんだったら、ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ルーベンス買ってくれた方が良かったなあ…売りに出る訳ないが
自分は近代画家にはほぼ興味なしの嗜好なんで、読み方偏ってます
美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫)より
4167918870
No.23
(3pt)

概ね楽しんだ

吉田茂すげえ

田代の造形が幼すぎの感じだった
「かつての友情」をあてにして「私」で付き合ってた相手の「公」の部分に触れて、いちいち「違う」とか言ってるレベルの話してるのかなあ。と序盤で思ってしまった
率直な話、この人交渉チームに入れて、良くも返ってきたもんだ。の方向に

アトリエを飛び出せたのは単純に絵の具がチューブや瓶になったからだと思うし、新進の近代物しか売ってない、買えないから、自然と「近代美術」になったんだろうし、武器商人やりながら「戦争でなく、平和を」と言われても、マッチポンプの様だなあ。と。
しかしながら、手当たり次第だろうが、数が集まれば、確かに「力」は発生する

どうなんだろう「全部買います」って。場合によってはかなり失礼かつ無礼な気がするが、そこいら辺が松方の人徳だったんだろうか。↑で喜ぶのは、知名度無の赤貧状態の場合かと。名が通ってる相手じゃむしろ無礼に触れる気がするんだが

なんつーか、日本的な好みとして「絵」そのものより、その背後の「物語」が重視されるルーツはこの辺か。という気がした
「それがなくても生きていける」ものを「存在価値」に置いてしまった日置の苦悩と困窮が気の毒だった
やっぱね。↑は「余裕」がないと

買うんだったら、ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ルーベンス買ってくれた方が良かったなあ…売りに出る訳ないが
自分は近代画家にはほぼ興味なしの嗜好なんで、読み方偏ってます
美しき愚かものたちのタブロー Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブローより
4163910263
No.22
(4pt)

日本に初めて美術館を創った人

言葉や文字以上に、一枚のタブロー(絵画)は人の心を揺さぶる。
日本の画学生は本物の西洋画に触れる機会はない。松方幸次郎は画学生たちのために日本に西洋画を買い集め持ち帰ろうと決心する。そして、みんなが楽しめる最高の美術館を創ろうと—
マハさんの得意とするアート小説。史実に基づくフィクションです。
情熱と熱意でフランスから「寄贈返還」の交渉と実現した男たちに感謝の気持ちでいっぱいになりました。そして今、国立西洋美術館でモネやゴッホなどの沢山の西洋絵画を見ることができるのは、松方幸次郎という人物がいたから。
作品の中に出てくる所在不明とされているモネの『睡蓮、柳の反映』は、先日、NHKスペシャルで放送され大きな話題となりました。
2016年ルーブル美術館で発見され、日本で現存部分の修復を行い、初めて国立西洋美術館〈松方コレクション展〉で一般公開されています。いつもですが…マハさんの作品の読後は美術館に行きたくなる。
美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫)より
4167918870
No.21
(4pt)

日本に初めて美術館を創った人

言葉や文字以上に、一枚のタブロー(絵画)は人の心を揺さぶる。
日本の画学生は本物の西洋画に触れる機会はない。松方幸次郎は画学生たちのために日本に西洋画を買い集め持ち帰ろうと決心する。そして、みんなが楽しめる最高の美術館を創ろうと—
マハさんの得意とするアート小説。史実に基づくフィクションです。
情熱と熱意でフランスから「寄贈返還」の交渉と実現した男たちに感謝の気持ちでいっぱいになりました。そして今、国立西洋美術館でモネやゴッホなどの沢山の西洋絵画を見ることができるのは、松方幸次郎という人物がいたから。
作品の中に出てくる所在不明とされているモネの『睡蓮、柳の反映』は、先日、NHKスペシャルで放送され大きな話題となりました。
2016年ルーブル美術館で発見され、日本で現存部分の修復を行い、初めて国立西洋美術館〈松方コレクション展〉で一般公開されています。いつもですが…マハさんの作品の読後は美術館に行きたくなる。
美しき愚かものたちのタブロー Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブローより
4163910263
No.20
(5pt)

美術ファンも楽しめる作品

西洋美術館で開催されている「松方コレクション」観賞の予習として購入。期待以上に話に引き込まれました。美術ファンの方も満足出来る作品だと思います。
美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫)より
4167918870
No.19
(5pt)

国立西洋美術館「松方コレクション展」を訪れる前に読了。

国立西洋美術館の母体になった松方コレクション。川崎造船所の初代社長・松方幸次郎が、美術品コレクターとしてロンドンやパリで1万点を超える美術品を買い集める。タブロー(絵画)に魅せられた松方達が「日本が列強に比肩するためには芸術・文化に注力する必要がある。そのために、日本に西洋美術専門の本格的な美術館を創る」という大義を持ち、どのように絵画を集め、第二次世界大戦の戦火から守り、フランス政府に押収されたコレクションを日本に連れ戻したのかを描いた物語。
松方が最初に購入したと言われる絵画の画家フランク・ブラングィン、購入した絵画を保管していたロダン美術館の館長レオンス・ベネディット、そして巨匠クロード・モネとの交流や、吉田茂首相が切り出したフランス政府との交渉などの物語を知ることによって、国立西洋美術館での鑑賞が一層楽しめる本。

「世界は広いのだ。井の中の蛙となって大海を知らずに過ごすのではなく、世界の中の日本の立ち位置をいつも認識する努力を怠らない。我々日本人はそうあるべきだ。そして、そのためにも、美術はよき鏡になるはずだ。文化・芸術をいかに国民が享受しているかということは、その国の発展のバロメーターになる。すぐれた美術館はその国の安定と豊かさを示してもいる。もっと言えば、国民の「幸福度」のようなものを表す指標にもなるのではないか。」
美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 美しき愚かものたちのタブロー (文春文庫)より
4167918870