陰獣

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評判

陰獣の評価:

4.21/5点 レビュー 39件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.21pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全56件 21〜40 2/3ページ
No.36
(5pt)

怖くてエロい

江戸川乱歩というと怪人20面相や明智小五郎と言った少年向け推理小説が思いつくが、
本当の乱歩はエログロやホラーの世界感がある。大人になってそれに気づいて以来、
病みつきになってしまった。
この「陰獣」もまさにそれを地で行くものであって、古風な日本語の中に独特の言い回しや
表現の面白さ、読み手に迫ってくる恐怖感が文面から感じ取れる。
また登場人物の変態癖が度を超えているのが驚きだ。
「陰獣」は昭和3年の作とか。80年以上前の作品にこうも打ちのめされるとは、凄いのひと言。
陰獣 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 陰獣 (江戸川乱歩文庫)より
4394301467
No.35
(5pt)

怖くてエロい

江戸川乱歩というと怪人20面相や明智小五郎と言った少年向け推理小説が思いつくが、
本当の乱歩はエログロやホラーの世界感がある。大人になってそれに気づいて以来、
病みつきになってしまった。
この「陰獣」もまさにそれを地で行くものであって、古風な日本語の中に独特の言い回しや
表現の面白さ、読み手に迫ってくる恐怖感が文面から感じ取れる。
また登場人物の変態癖が度を超えているのが驚きだ。
「陰獣」は昭和3年の作とか。80年以上前の作品にこうも打ちのめされるとは、凄いのひと言。
陰獣 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 陰獣 (江戸川乱歩文庫)より
4394301017
No.34
(5pt)

江戸川乱歩おそるべし

kindle版の値段の安さに魅せられて購入する気になりました。
表紙の絵に躊躇しましたが、母に「江戸川 乱歩って面白い?」と聞くと「面白いよ」と答えたので、買ってみると
時代の古臭さは若干 感じるものの、意外に面白くて引き込まれていきました。
私は2作目のお話が特に好きで、有り得ないだろう・・・っていう内容なんですが、なんだか夢中になって読んでしまいました。
江戸川乱歩って、名前だけは知っていたけど そんなに期待していなかったから、正直ビックリしました。
陰獣 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 陰獣 (江戸川乱歩文庫)より
4394301017
No.33
(5pt)

江戸川乱歩おそるべし

kindle版の値段の安さに魅せられて購入する気になりました。
表紙の絵に躊躇しましたが、母に「江戸川 乱歩って面白い?」と聞くと「面白いよ」と答えたので、買ってみると
時代の古臭さは若干 感じるものの、意外に面白くて引き込まれていきました。
私は2作目のお話が特に好きで、有り得ないだろう・・・っていう内容なんですが、なんだか夢中になって読んでしまいました。
江戸川乱歩って、名前だけは知っていたけど そんなに期待していなかったから、正直ビックリしました。
陰獣 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 陰獣 (江戸川乱歩文庫)より
4394301467
No.32
(5pt)

良い意味で最悪の読後感です

レビューで評価の良かった孤島の鬼が大変面白かったので、またも評価の高い本書を購入。
読み終えてから「うわ、これは…やってしまったなぁ」と独りごとを言い、しばらく途方に暮れたほど衝撃を受けました。超面白いです。

二転三転する推理モノとしての面白さもさることながら、主人公がどんどん深みにハマっていく描写など文章に勢いがあります。
約80年前の作品とは思えないぐらい読みやすく、面白いです。

しかし他の方も書いている通り、本書の魅力は決して正解が提示されない意地悪さと、それに翻弄される主人公の心理描写だと思います。
一読後再び冒頭を読むと、「もし、わたしが道徳的にもう少し鈍感であったならば」のくだりで打ちのめされること必至でしょう。
陰獣 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 陰獣 (江戸川乱歩文庫)より
4394301017
No.31
(5pt)

良い意味で最悪の読後感です

レビューで評価の良かった孤島の鬼が大変面白かったので、またも評価の高い本書を購入。
読み終えてから「うわ、これは…やってしまったなぁ」と独りごとを言い、しばらく途方に暮れたほど衝撃を受けました。超面白いです。

二転三転する推理モノとしての面白さもさることながら、主人公がどんどん深みにハマっていく描写など文章に勢いがあります。
約80年前の作品とは思えないぐらい読みやすく、面白いです。

しかし他の方も書いている通り、本書の魅力は決して正解が提示されない意地悪さと、それに翻弄される主人公の心理描写だと思います。
一読後再び冒頭を読むと、「もし、わたしが道徳的にもう少し鈍感であったならば」のくだりで打ちのめされること必至でしょう。
陰獣 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 陰獣 (江戸川乱歩文庫)より
4394301467
No.30
(5pt)

「陰獣」でおなかいっぱいに

本巻の前半は短編集、中盤に合作、終盤は中短編の名作が主録されている。
中でも最も面白いと思ったのは「陰獣」である。

ある日、探偵小説家・寒川の元に、背中にミミズ腫れを持つ優艶の人妻・静子から相談が寄せられる。
今でいうストーカーの度を超したような被害の相談なのだが、物語はそこから始まる。
寒川は謎の探偵小説家・大江春泥を追うが、影の如くつかみ所がない。
そんな中、ついに事件が起こってしまう。
静子に惹かれながら、寒川は事件を追うが、やがて意外な真相にたどり着いてしまう。

「陰獣」の感想を一言でいうと「おなかいっぱい」である。
「空中紳士」も「芋虫」も面白いが、本巻では「陰獣」が突出している。
ミステリー要素、キャラクター、舞台、そしてエロティックなシーンが絶妙な世界を醸し出している。
今まで読んだ乱歩作品の中で間違いなく5本の指に入る。
絶対絶対のおすすめ。
江戸川乱歩全集 第3巻 陰獣 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 江戸川乱歩全集 第3巻 陰獣 (光文社文庫)より
4334739792
No.29
(4pt)

白眉の一冊

一昨年図書館に通い詰めて乱歩の全作品を読破しました。
結論として中編では「陰獣」が、そして長編では「孤島の鬼」が最高傑作だと思いました。
短編集は持っていたのですが、この二編だけは蔵書としたいと思って探してみたら、
なんとこの二編が一緒になった古い角川の文庫本があるではありませんか!
さすがはamazonです。
中古で黄ばみはあるものの破れ汚れは無く80円+送料で希望が叶ったのですから大満足です。
商品として星四つですが、作品としてはもちろん星五つです。
カバー絵が写真と違い、タイトルも「陰獣」とだけあったのでドキッとしましたが、
内容はちゃんと二編です。版の違いなのでしょうか。
陰獣 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 陰獣 (江戸川乱歩文庫)より
4394301017
No.28
(4pt)

白眉の一冊

一昨年図書館に通い詰めて乱歩の全作品を読破しました。
結論として中編では「陰獣」が、そして長編では「孤島の鬼」が最高傑作だと思いました。
短編集は持っていたのですが、この二編だけは蔵書としたいと思って探してみたら、
なんとこの二編が一緒になった古い角川の文庫本があるではありませんか!
さすがはamazonです。
中古で黄ばみはあるものの破れ汚れは無く80円+送料で希望が叶ったのですから大満足です。
商品として星四つですが、作品としてはもちろん星五つです。
カバー絵が写真と違い、タイトルも「陰獣」とだけあったのでドキッとしましたが、
内容はちゃんと二編です。版の違いなのでしょうか。
陰獣 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 陰獣 (江戸川乱歩文庫)より
4394301467
No.27
(4pt)

エロスタイリッシュ

小学校の図書館で読んで以来疎遠だった乱歩が、大人になった今、再びこんなに面白いとは。

内容の妖艶さと時代的な文体があいまってエロスタイリッシュである。
陰獣 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 陰獣 (江戸川乱歩文庫)より
4394301017
No.26
(4pt)

エロスタイリッシュ

小学校の図書館で読んで以来疎遠だった乱歩が、大人になった今、再びこんなに面白いとは。

内容の妖艶さと時代的な文体があいまってエロスタイリッシュである。
陰獣 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 陰獣 (江戸川乱歩文庫)より
4394301467
No.25
(5pt)

乱歩の希有な本格ミステリ

ミステリとしての矛盾や破綻など、不満な点は多々あるかもしれない。だが、本作は乱歩だからこその作品であり、乱歩らしさがいかんなく発揮された、まさに乱歩ミステリの傑作である。

 主人公が美女の魅力に惹かれ、異常な世界に巻き込まれる、というのは乱歩以外でもよく見る設定である。だが、その惹かれるところが“みみず腫れ”というのが、いかにも乱歩らしい。そして、妖しい雰囲気のなか、ストーリーは主人公を中心として動いていく。そう、ラストまで読めば、主人公中心というのが必然であった事が分かるのだ。

 そして、あの有名なミスディレクションというのか、レッドヘリングというのかもまた、乱歩だからこそのものである。最後の不明快さには賛否両論があるだろうが、これもまた乱歩らしい。中途半端に放り出されたような感じがまた、独語の印象がいつまでも続く要因なのだ。

 かつて松竹だったかで映画化された。あおい輝彦主演であり、「サスペリア」とどちらを見ようかと迷った末に「陰獣」を見たものだった。しかし、いかにも乱歩らしい雰囲気の、期待にそぐわない良い映画化作品だった。
陰獣 江戸川乱歩ベストセレクション4 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 陰獣 江戸川乱歩ベストセレクション4 (角川ホラー文庫)より
4041053315
No.24
(4pt)

春泥と寒川のどちらも兼ね備えた乱歩

陰獣・蟲ともに、或る女に魅せられ、深く惚れたがために、破綻する男の話。
久々に読んだ乱歩作。 全体を覆う妖しいヴェール感は健在です。
例の如く、気づかない間に、物語に入り込んでしまいます。
究極に愛し合った濃厚な一時と、女に会わなければ失わずに済んだもの。
男にとって、果たしてどちらが良かったのであろうか。
陰獣 江戸川乱歩ベストセレクション4 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 陰獣 江戸川乱歩ベストセレクション4 (角川ホラー文庫)より
4041053315
No.23
(5pt)

芋虫より抜粋

提灯の火のやっと届くか届かぬかの薄暗がりに

生い茂る雑草の間を真っ黒な一物がのろのろと蠢いていた。

その物は不気味な爬虫類の格好でかま首をもたげじっと前方を窺い押し黙って胴体を波の様にうならせ

胴体の四隅についたコブみたいな突起物で、もがく様に地面を掻きながら極度にあせっているのだけれども

気持ちばかりで身体がいうことを聞かぬといった感じで、ジリリジリリと前進していた。



私は乱歩の文体は文学だと思います。芥川龍之介や夏目漱石とならび称される名文だと常々思っているのですが、あまりそんな事を聞いたことがない。
まあ、そんな所も乱歩らしいところだと思いますし、ある意味そこが好きなんですが・・・。

私は何度も読み返す、そして読み返してあきない。

だから、いつまでも不気味で怪しい光を放つ続ける乱歩作品は語り継がれ読み継がれるのであります。


江戸川乱歩全集 第3巻 陰獣 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 江戸川乱歩全集 第3巻 陰獣 (光文社文庫)より
4334739792
No.22
(5pt)

真夏の夜のユメ

何の気なしに買ってきて、読み始めたら止まらずに、気がついたら夜も更けていた…。表題作はもちろんだが、同時収録の「蟲」はこれまで読んだ乱歩作品の中で最も惹きこまれた。厭人病の主人公が、初恋の相手に恋焦がれながら裏切られ、憎みながらも忘れられず、ついにはその手にかけてしまう。しかし物語はそれで終わらず、どうしようもない狂気の迷路へと主人公は堕ちてゆく。狂気に到るまでの描写が恐ろしいほどリアルで一文字たりとも目が離せなかった。江戸川乱歩は畏ろしい人だ。この人は狂気を識っているのだ。
陰獣 江戸川乱歩ベストセレクション4 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 陰獣 江戸川乱歩ベストセレクション4 (角川ホラー文庫)より
4041053315
No.21
(5pt)

「えっ」というのが最初の感想でした

 そこで終わるの? と思いましたね。まだ犯人はっきりと分かってないのに。事件は結局、誰の仕業だったのか。分からないまま幕引きに。
 
 最初に読み終わったときはなんだかイライラしました。今まで散々推理が二転三転しておいて読者に答えを与えないまま終わるなんて。不安だけが残って、どうにもすっきりしない。
 おかげで何度も読み返す始末。トリックを見落としたかな、伏線を拾い忘れたかなと何度も読んでしまう。
 それこそが作者の罠だと気付いたころにはすっかり物語世界から抜けられなくなっているという。
 いつの間にかイライラが感嘆にすり替わっているのがすごいです。さすがとしか言いようがない。安直な答えを与えてくれないのが憎いけど、とても印象深い演出です。世にあふれる推理小説の一つだと思って読むと痛い目に遭いますね。もちろん、読書好きには嬉しい痛さですが。
 とはいえ、全然堅苦しくもなく、読みにくくもないのが江戸川乱歩の魅力だと思います。始まりの一文を読めば最後まで読みたくなる。気付けば、どんなふうに驚かせてくれるのかワクワクしながら読んでいる。改めて言うまでもないことだけど、本当にすごい書き手です。
陰獣 江戸川乱歩ベストセレクション4 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 陰獣 江戸川乱歩ベストセレクション4 (角川ホラー文庫)より
4041053315
No.20
(4pt)

陰惨で暗い家族

「陰獣」と「孤島の鬼」の2本の中篇が収められている。
 いずれも傑作であり、一冊で読めるとは贅沢。
「陰獣」は、あっと驚く犯人で驚かされる。乱歩のトリックのなかでも、出色のものだろう。また、自身を戯画化して登場させており、そうした点も楽しめる。
 「孤島の鬼」の異常さもすごい。いまではとうてい許されないようなテーマだが、この時代ならではというか。鬱々とした迫力があり、結末にいたっても救われたような気がしない。
 おすすめの一冊。
陰獣 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 陰獣 (江戸川乱歩文庫)より
4394301017
No.19
(4pt)

陰惨で暗い家族

「陰獣」と「孤島の鬼」の2本の中篇が収められている。
 いずれも傑作であり、一冊で読めるとは贅沢。
「陰獣」は、あっと驚く犯人で驚かされる。乱歩のトリックのなかでも、出色のものだろう。また、自身を戯画化して登場させており、そうした点も楽しめる。
 「孤島の鬼」の異常さもすごい。いまではとうてい許されないようなテーマだが、この時代ならではというか。鬱々とした迫力があり、結末にいたっても救われたような気がしない。
 おすすめの一冊。
陰獣 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 陰獣 (江戸川乱歩文庫)より
4394301467
No.18
(5pt)

ネチネチとした陰獣

当初、作家である大江春泥のストーカーぶりは、極度にネチネチとしていて、大変興味深い。
著者の作品には、度々「変な人」が登場するが、その程度が凄まじいところが面白い。

しかし、犯人は簡単には分からない。
その点では、最後まで悩まされ、どんどん引き込まれてゆく。

他の収録作品は、著者の作風が色濃く出ていて、大変楽しい。

私は、本書に収録されている様な、著者の中編や短編作品が好きだ。
それらは、綿密なプロットのもと、非常に精緻に仕上がっている。

それで、本書の様な、著者の中編短編集を好んで読んでいる。
著者の場合、長編と中編短編とを比較すると、作風が異なる様にも感じる。

それぞれに、深い味わいがある。
陰獣 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 陰獣 (江戸川乱歩文庫)より
4394301017
No.17
(5pt)

ネチネチとした陰獣

当初、作家である大江春泥のストーカーぶりは、極度にネチネチとしていて、大変興味深い。
著者の作品には、度々「変な人」が登場するが、その程度が凄まじいところが面白い。

しかし、犯人は簡単には分からない。
その点では、最後まで悩まされ、どんどん引き込まれてゆく。

他の収録作品は、著者の作風が色濃く出ていて、大変楽しい。

私は、本書に収録されている様な、著者の中編や短編作品が好きだ。
それらは、綿密なプロットのもと、非常に精緻に仕上がっている。

それで、本書の様な、著者の中編短編集を好んで読んでいる。
著者の場合、長編と中編短編とを比較すると、作風が異なる様にも感じる。

それぞれに、深い味わいがある。
陰獣 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 陰獣 (江戸川乱歩文庫)より
4394301467