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コヨーテの翼
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コヨーテの翼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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来年行われる東京オリンピックでの事件。タイムリー(もちろんフィクション)な内容に遅読の私が次へ次へと読んでいった。今読んで! | ||||
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東京オリンピックが目前の今、とてもタイムリーなサスペンス作品です(^-^*)/ 時期的にベストタイミングなので、今年の現実の東京オリンピックは大丈夫かな?と思いつつ、ハラハラドキドキしながら読めました。 謎の凄腕暗殺者『コヨーテ』のキャラクター性や暗殺の作戦がとても巧みであり、こんなに非情且つ受けた依頼は必ず遂行する超人の暗殺を、警察は防げないのでは?と、のめり込み、 暗殺者の物語としては名作でした! ただ反面、暗殺者サイドがメインとは言え、警察サイドの主人公のキャラクター性の薄さに残念だなと感じました。 両雄並び立つ位に、警察サイドの主人公のキャラクター性も濃く、もっと一癖ある主人公だったら文句なしの☆5だったかなと。 悪くはないのですが、『コヨーテ』に比べると地味なのが残念(>_<) とは言え、東京オリンピックが終わるまでに読むなら、とてもタイムリーでハラハラドキドキな読書体験で楽しめると思いますし、 『コヨーテ』のキャラクターと、警察との対決のあらすじ自体はスリリングで見事でした(^-^*)/ | ||||
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五十嵐貴久の作品が好きだ。 いつもハラハラドキドキして読む。色々なジャンルで全く新しいモノを魅せつける。 この人には、得意な分野と云うモノが無いような気がする。 | ||||
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東京オリンピックの開会式の最中に日本の総理大臣の暗殺を目論む、中東の架空の国の架空の宗教の原理主義テロ組織が雇ったプロの暗殺者と、それを阻止しようとする日本の警察官の知恵比べの物語。 開会式の数か月前から時系列に沿って暗殺者の視点のパートと警察官の視点のパートが交互に描かれ、タイムリミットに向けて徐々に緊張感を高めてゆく、サスペンス小説の王道のスタイル。 テーマがテーマだけに、政治的な主張や「刑事警察と公安警察」、「本庁と所轄」、「キャリアとたたき上げ」といったお馴染みの対立構造を膨らませた「人間ドラマ」を描くことも可能であるが、そういった贅肉は気持ち良いくらいバッサリと切り捨てて、まるでチェスや将棋の棋譜のようにお互いの打つ手とそれに対する対応を描く、筋肉質のエンターテインメントとなっている。 テロ組織の不手際により暗殺計画の存在が明らかになってしまったため強固な警備体制が敷かれ、実行不可能と思われる暗殺を可能とするために、事前に数々の陽動作戦を布石として打つ暗殺者と、それに翻弄されながらも微かな証拠を積み上げて暗殺計画の全体像に少しづつ近づく警察。 そして、開会式の当日を迎える。 暗殺者の計画した真の暗殺の手段は、読者に対してはタイムリミット直前になるまで明かされないが、後になってみれば数々の伏線が示されていたことに気づく。 また、それを阻止するために警察が行うある対抗策も、そのヒントは既に作品内において示されていたことに気づく。 そして、作品の最後の最後に明かされる、唐突とも思えるある「どんでん返し」でさえ、実は作品の序盤においてかなりあからさまな形で描かれていたことに気づき唖然とする。 本格ミステリ的ともいえる「フェア」な姿勢をもって、政治思想や信仰とは無関係にプロとしての矜持をもって「仕事」に臨む暗殺者と、同様にプロとしてそれを阻止しようと推理し行動する警察官の姿を描く、クールで熱い、非常によくできたサスペンス小説である。 | ||||
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