傲慢と善良
評判
傲慢と善良の評価:
3.53/5点 レビュー 895件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1,549件 741〜760 38/78ページ
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傲慢と善良の評価:
3.53/5点 レビュー 895件。 B ランク
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婚約者が誘拐された?がミステリーで、結婚相手を選ぶときに私たちはかなり打算的に他人を評価しているというのが文学の要素。
ミステリーの部分に関しては、全くミステリーになっていない。ミスリーディングが甘くて、「出そろった証拠だけでは、絶対に誘拐されたとは到底言えないけどな……」と思いながらも、作者が強引に誘拐されたことにして進めるので、婚約者を探す中年男性主人公を「こいつバカだなー」と冷めた目で見続けることになる。
物語の造りとしては、主人公が婚約者の手掛かりを探すために、彼女の知人や親か失踪当時の状況や過去の出来事を尋ね、それによって婚約者の裏の面を見せていくことで、実は婚約者には意外な一面がありましたと驚かせたいのだろうけど、別にびっくりしない。まあ、大抵の人はそれくらいの一面を持っているよなと言うくらい。
もう一つの狙いは、主人公が捜索の過程で、婚約者や過去の恋人をかなり打算的に見ていたこと(好きだから一緒にいるのではなく、年齢や他の人からどう見られているかを重視していた)反省していくという、図らずも主人公が自己啓発をするというもの。
なのだが、とにかく胡散臭い。恐らく、結婚に対する色んな人の意見を書きたいのだろうけど、そのために、婚約者を探す手がかりを一切持たない登場人物が出てきて、ペラペラと結婚についてはなす。ほぼそれだけで本編の割合はミステリー3%くらいで、残りはずーっと色んな人の結婚観が書かれている。そうすることで結婚について深堀したいのだろうけど、作者が結婚というものについてどれだけ考えているのかど露ほど興味もない。
ただ面白い物語を読ませてほしかった。