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つれづれ、北野坂探偵舎 物語に祝福された怪物



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【この小説が収録されている参考書籍】
つれづれ、北野坂探偵舎 物語に祝福された怪物 (角川文庫)

つれづれ、北野坂探偵舎 物語に祝福された怪物の評価: 2.00/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

河野裕は、天才の一種だ

いつもの河野さんの作品の通り、ありったけの美学がこめられていて。

いつもの作品のように、本気で物語の最善を目指した跡が見てとれる。

そして、いつもの通り、感想が書きづらい笑

ちっぽけな頭をふりしぼって感想を考えたんですが、言葉が思い浮かんでは消え、思い浮かんでは消え。

結局、自分がこの小説を読んで抱いた感想を5%しか伝わらなくてもいい、と思い、レビューを書かせていただくことにしました。

この物語は、一言で言えば、「天才、それも作家としての天才とはなんぞや?」
というのに真摯に挑み続けた物語です。

自分にはそれがなんなのか知るべくもありませんが、この本のある一節がそれを指し示しています。

「彼を見ていると、僕は人間なのだと痛感させられる。なんて悔しいんでしょう。僕がなりたかったのはそれなのに、僕には届かない。なんて、救いに満ちた話なんでしょう。まるで夢のような何者かが実在するのだと、あれは証明してくれる」

……これを読んでいると、自分にとってのこの存在は河野裕本人なんだな、と。

「理想の文章」が存在するのだとして。
それを書ける「怪物」がいるのだとして。

自分にとってそれに一番近いのは河野さんです。

河野裕の文章に理想を抱き、ある意味その文章に呪われている人におすすめの本です。
つれづれ、北野坂探偵舎 物語に祝福された怪物 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:つれづれ、北野坂探偵舎 物語に祝福された怪物 (角川文庫)より
4041021642

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