■スポンサードリンク
つれづれ、北野坂探偵舎 物語に祝福された怪物
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
つれづれ、北野坂探偵舎 物語に祝福された怪物の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつもの河野さんの作品の通り、ありったけの美学がこめられていて。 いつもの作品のように、本気で物語の最善を目指した跡が見てとれる。 そして、いつもの通り、感想が書きづらい笑 ちっぽけな頭をふりしぼって感想を考えたんですが、言葉が思い浮かんでは消え、思い浮かんでは消え。 結局、自分がこの小説を読んで抱いた感想を5%しか伝わらなくてもいい、と思い、レビューを書かせていただくことにしました。 この物語は、一言で言えば、「天才、それも作家としての天才とはなんぞや?」 というのに真摯に挑み続けた物語です。 自分にはそれがなんなのか知るべくもありませんが、この本のある一節がそれを指し示しています。 「彼を見ていると、僕は人間なのだと痛感させられる。なんて悔しいんでしょう。僕がなりたかったのはそれなのに、僕には届かない。なんて、救いに満ちた話なんでしょう。まるで夢のような何者かが実在するのだと、あれは証明してくれる」 ……これを読んでいると、自分にとってのこの存在は河野裕本人なんだな、と。 「理想の文章」が存在するのだとして。 それを書ける「怪物」がいるのだとして。 自分にとってそれに一番近いのは河野さんです。 河野裕の文章に理想を抱き、ある意味その文章に呪われている人におすすめの本です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!