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ダークリバー
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ダークリバーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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お気に入りの作者、書店に行くよりもアマゾンの方が早く便利です | ||||
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何故これほどにまで評価が高いのか理解できません。三分の一ほど読んだのですが、話がまったく前に進まず退屈でした。そのため時間の無駄と判断し、読むのをやめました。 この作品は全体を通してあっさりしすぎであると感じます。例えば、主人公は元警察官なのですが、服役するヤクザの娘をしばらく預かるという設定があります。社会的に見てそれは一般的とはいえない状況でしょう。したがって小説としてはその経緯や当事者の葛藤を描いて読者にリアリティをもたせなければならないはずです。ところが本作品はただそうなったという結果と事実を述べるだけでさっぱり面白くありません。要するに人間が描けていないのです。 最後まで読んだわけではないので星ひとつは避けますが、心に訴えるもののない凡作であると思います。 | ||||
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時は昭和54年。 めずらしく岩国の町が舞台。 なつかしきレトロな雰囲気がそのころの雰囲気を髣髴させる。 バー、喫茶店、スペースインベーダー。 オールドパーに、キャメル、セブンスター、燐寸、クロム鍍金が剥がれつつあるジッポライター。 ビリヤード、青いチョーク。 義理やら人情がそこらじゅうに跋扈していた時代。 いのちをかけるハードボイルドな渋い展開。 | ||||
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女性なので、任侠、やくざ、たばこ、銃、玉突き、釣り、土砂降りの命がけの乱闘・・じつはどれも苦手なのです。やる方にもやられる方にも感情移入は難しい。なのに・・・樋口明雄の筆にかかると、なぜこうも・・こうとしか生きられない切なさや、不器用に人を思う隠れた優しさが、木訥にじわじわ効いてくる。読後感、豊かな流れに乗って川を想う。 | ||||
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鞘と刀身、刑事とヤクザ、若者と中年、父と子、煙草とライター、夫と妻、娘と息子、賄賂と濡れ衣、球とキュー、絶望と再生。著者同時発表の青春小説〈風に吹かれて〉とはコインの裏表だが、裏も表もないのがひとの人生。別れた川もいずれ河口でまた出逢う。在りし日の新宿昭和館の客席がよみがえってくるような、ダークで清涼なハードボイルド。傑作です。 | ||||
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岩国市と言えば日本三名橋である「錦帯橋」で有名ですが、橋が架けられている河川が錦川であり、更に下流の二つの支流、今津川と門前川の三つの川がタイトルの「ダークリバー」となります。そして城下町であると同時に、もう一つの顔が米軍基地の街と言う異質な二面性を併せ持つ岩国市が舞台ならではの物語が若い女性の不可解な自殺事件を皮切りに前半謎が徐々に解き明かされて行くサスペンス調、後半暴力団同士の抗争に巻き込まれてのハードボイルド調の過激なアクションクライマックスシーンを折り込みながら終盤に雪崩れ込んでいきます。全体的には裏社会のダークなストーリーですが、最後は爽快と言うか不思議とカタルシスに満たされました。 | ||||
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川を象徴として暗い物語が進行する。戦後の米軍基地が立地する岩国という場所で起きた一人の若い女性の死と、その死の謎を追求する男達の壮絶なドラマ。全編にわたり「暗さ」は続くのだが、読み終わった後には不思議な清々しさと温かさが残る。作者の、同じ岩国を舞台にした「風に吹かれて」とは対を為す好対象な作品である。 | ||||
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