侍女の物語

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侍女の物語の評価:

4.19/5点 レビュー 52件。 B ランク

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平均点4.19pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全104件 21〜40 2/6ページ
No.84
(3pt)

女性が主人公のディストピア小説の中で最高傑作

珍しく女性が主人公のディストピア小説です。「現実にないことは書かない」というポリシーの通り、狂気に満ちた世界の出来事が現実でも起こっていることなのが絶望感を抱かせます。

作品自体は傑作ですが、翻訳があまり良いものではありませんでした。翻訳調で、原文が想像できる上、文章にリズム感がありません。ちょっと改善してほしいなと思います。
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.83
(3pt)

女性が主人公のディストピア小説の中で最高傑作

珍しく女性が主人公のディストピア小説です。「現実にないことは書かない」というポリシーの通り、狂気に満ちた世界の出来事が現実でも起こっていることなのが絶望感を抱かせます。

作品自体は傑作ですが、翻訳があまり良いものではありませんでした。翻訳調で、原文が想像できる上、文章にリズム感がありません。ちょっと改善してほしいなと思います。
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014
No.82
(4pt)

今本当にあってもおかしくなさそうなディストピア

だいぶブームには遅れたけれど、一気に読んだ。
本当にありそうな現代の要素があちこちにあって(原作はもっと前だけれど)じわじわと恐ろしさが感じられる。私たちはどこへ向かうのか。
アトウッドの作品は素晴らしくて、訳もとても自然で良かった。
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.81
(4pt)

今本当にあってもおかしくなさそうなディストピア

だいぶブームには遅れたけれど、一気に読んだ。
本当にありそうな現代の要素があちこちにあって(原作はもっと前だけれど)じわじわと恐ろしさが感じられる。私たちはどこへ向かうのか。
アトウッドの作品は素晴らしくて、訳もとても自然で良かった。
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014
No.80
(5pt)

現実と地続き

高市早苗が理想とする国って感じだった 35年も前の作品とは全く感じられず現在とハッキリ 地続きですな
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.79
(5pt)

現実と地続き

高市早苗が理想とする国って感じだった 35年も前の作品とは全く感じられず現在とハッキリ 地続きですな
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014
No.78
(5pt)

現実世界の真の姿を描いた告発の書

SFは時に残酷なほどに現実の社会そのものをカリカチュアする。いや、これは戯画化などと言うものではない。まさに今の世界そのもの。ジェンダー分断などは言うに及ばず、人が人に対して抱く嫉妬、猜疑心、憎しみ、そして自己欺瞞と利己主義。
灰色の閉塞感から始まる記録の書は、極彩色のキャバレーの如き踊り場を経て、人間の根源的生物的な愛への渇望へと怒涛の如く展開し、そして最後にひとというものへの一遍の希望を残して閉じる。
途方もない絶望と、そこを経て初めて見えてくる人間への果てしない愛を描き切った物語。
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.77
(5pt)

現実世界の真の姿を描いた告発の書

SFは時に残酷なほどに現実の社会そのものをカリカチュアする。いや、これは戯画化などと言うものではない。まさに今の世界そのもの。ジェンダー分断などは言うに及ばず、人が人に対して抱く嫉妬、猜疑心、憎しみ、そして自己欺瞞と利己主義。
灰色の閉塞感から始まる記録の書は、極彩色のキャバレーの如き踊り場を経て、人間の根源的生物的な愛への渇望へと怒涛の如く展開し、そして最後にひとというものへの一遍の希望を残して閉じる。
途方もない絶望と、そこを経て初めて見えてくる人間への果てしない愛を描き切った物語。
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014
No.76
(2pt)

難しかったです。

ラジオ番組で紹介していたので購入したけど、仮想の話しで理解しにくかったです。
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.75
(2pt)

難しかったです。

ラジオ番組で紹介していたので購入したけど、仮想の話しで理解しにくかったです。
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014
No.74
(5pt)

エレガントな語り口のディストピア物語

軍事クーデターで政権を奪ったキリスト教原理主義者が支配する国家で、女性たちは人権を剥奪されて機能別カーストに振り分けられ、厳格な規則に縛られた生活を強いられるようになるというこのディストピア小説がカナダの女性作家によって発表されたのは1985年でした。
 まさかそれから数十年後に西アジアでイスラーム原理主義国家が現実に出現し、アメリカ合衆国においてさえ性差別を公言して憚らない大統領が登場して熱狂的支持者を集めるとは、当時の人々は想像だにしていなかったでしょう。
 状況は我が国においても同様で、2021年3月現在、これまで性懲りもなくセクシズム発言を繰り返してきた与党の元首相が公的な場で語った女性蔑視発言が問題にされるや否や、少なからぬ政治家、経済人、御用学者や報道関係者らによる擁護が始まり、我が国が国際的レベルにおいても女性の権利を今だに蔑ろにしている後進国である事実が全世界に知れ渡ってしまいました。35年前に空想されたディストピアは、現代においてはある種の人々にとってはユートピアであるという事実がはかなくも露呈されたわけです。

 この物語の中で、主人公の女性は「侍女」、すなわち自民党議員の言葉を借りれば「子を産む機械」という役割に特化したカーストに属しています。彼女はクーデター以前の自由な世界を知っている知的な女性ですが、一種の「学習的無気力」に囚われているようです。彼女をそのような精神状態に陥らせるように教育するのも、女性の調教に特化したカーストの女たちです。物語には大きな起伏はなく(ちょっと「O嬢の物語」を連想されるようなエピソードもありますが)、いささか退屈に感じられるかもしれません。しかし、さまざまな過去の記憶と現在の心の流れ、現実の描写とイマジネーションが交叉し、シームレスに絡み合うエレガントで機知に富んだ文体にいったん魅了されてしまえば最後まで物語に耽溺できるでしょう。ただし、最後のエピローグはいささか興ざめで不要な気もしますが。
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.73
(5pt)

エレガントな語り口のディストピア物語

軍事クーデターで政権を奪ったキリスト教原理主義者が支配する国家で、女性たちは人権を剥奪されて機能別カーストに振り分けられ、厳格な規則に縛られた生活を強いられるようになるというこのディストピア小説がカナダの女性作家によって発表されたのは1985年でした。
 まさかそれから数十年後に西アジアでイスラーム原理主義国家が現実に出現し、アメリカ合衆国においてさえ性差別を公言して憚らない大統領が登場して熱狂的支持者を集めるとは、当時の人々は想像だにしていなかったでしょう。
 状況は我が国においても同様で、2021年3月現在、これまで性懲りもなくセクシズム発言を繰り返してきた与党の元首相が公的な場で語った女性蔑視発言が問題にされるや否や、少なからぬ政治家、経済人、御用学者や報道関係者らによる擁護が始まり、我が国が国際的レベルにおいても女性の権利を今だに蔑ろにしている後進国である事実が全世界に知れ渡ってしまいました。35年前に空想されたディストピアは、現代においてはある種の人々にとってはユートピアであるという事実がはかなくも露呈されたわけです。

 この物語の中で、主人公の女性は「侍女」、すなわち自民党議員の言葉を借りれば「子を産む機械」という役割に特化したカーストに属しています。彼女はクーデター以前の自由な世界を知っている知的な女性ですが、一種の「学習的無気力」に囚われているようです。彼女をそのような精神状態に陥らせるように教育するのも、女性の調教に特化したカーストの女たちです。物語には大きな起伏はなく(ちょっと「O嬢の物語」を連想されるようなエピソードもありますが)、いささか退屈に感じられるかもしれません。しかし、さまざまな過去の記憶と現在の心の流れ、現実の描写とイマジネーションが交叉し、シームレスに絡み合うエレガントで機知に富んだ文体にいったん魅了されてしまえば最後まで物語に耽溺できるでしょう。ただし、最後のエピローグはいささか興ざめで不要な気もしますが。
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014
No.72
(4pt)

退屈だけど、読んじゃう!

500数十ページもある長大なのに、最後まで読んでしまう。原文を読んでないのでわからないが、翻訳センテンスが短文で、切れ味が鋭い。読みやすい。だけど、内容的には、冗長で、退屈な場面が相当ある、もっと短くできるでしょ、3分の1くらい、200ページで十分でしょ!って言いたい。

 ”わたし”の名前すらなかなか明かされない。264ページで初めて出てくる”オブフレッド”

 ”創世記”第30章を文字通り解釈するキリスト教原理主義政権のアナ恐ろしき世界。
”代理母”は、既に旧約聖書で許されていたんですな。

 で、連行された”オブフレッド”はどうなるのか? 2020年に、な、な、なんとこの続編が出てきちまったから・・・
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.71
(4pt)

退屈だけど、読んじゃう!

500数十ページもある長大なのに、最後まで読んでしまう。原文を読んでないのでわからないが、翻訳センテンスが短文で、切れ味が鋭い。読みやすい。だけど、内容的には、冗長で、退屈な場面が相当ある、もっと短くできるでしょ、3分の1くらい、200ページで十分でしょ!って言いたい。

 ”わたし”の名前すらなかなか明かされない。264ページで初めて出てくる”オブフレッド”

 ”創世記”第30章を文字通り解釈するキリスト教原理主義政権のアナ恐ろしき世界。
”代理母”は、既に旧約聖書で許されていたんですな。

 で、連行された”オブフレッド”はどうなるのか? 2020年に、な、な、なんとこの続編が出てきちまったから・・・
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014
No.70
(4pt)

柔軟に考えると深まる。

難しいです。ディストピアだからあり得なくない。人間が生きる為に何が必要なのか?支配の中の思考はどう向かうのか?とか 続編は少し休んでから読もうと思います。
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.69
(4pt)

柔軟に考えると深まる。

難しいです。ディストピアだからあり得なくない。人間が生きる為に何が必要なのか?支配の中の思考はどう向かうのか?とか 続編は少し休んでから読もうと思います。
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014
No.68
(3pt)

ちなみに続編もあるようです。読まないと思いますが。

ディストピア小説は結構好きでして様々読んできましたが、これはそれらの中でもとびぬけて絶望感強いですね。不満、不自由を感じつつも主人公は「これでいいんだ」「以前よりも随分とマシになった」といった具合に自分自身に思い込まそうとしているところが、ディストピアが制度として完成されてしまっていてもはや如何ともしがたい社会であることを印象付けます。

物語は主人公である女性の視点から描かれており、主人公が知り得ない社会の仕組みや事実は一切明らかにされません。元々アメリカ合衆国であったところが舞台であることはわかりますが、主人公は極度に行動を制限されており一切の私物をもたないため生活のレベルを知る手がかりはありません。現代の物語とも読めますし、何十年も前の物語にも読めます。

主人公が見聞きすること、そして主人公が感じる事、回想する事のみで進む物語は正直輪郭がはっきりせず広がりもなくただただ不安が募るばかりで面白いとは言いにくいのですが意外に読みやすく結構な頁数でしたがあっさりと読了しました。早川書房のメルマガで知ったのですが、出版は2001年、オリジナルは1986年なんですね。古臭い作風は単に本当に古かったという。

1990年に映画が公開されていて、ドラマは今現在でシーズン3まであるそうで。小説がディストピアそのものをひたすらに描写しているのと比べると、映画はりディストピアを小道具にして主人公の活躍を描いたようです。ドラマはわかりませんが、原作では社会構造についての説明が薄いのでそのあたりを膨らませていけばどこまでも引っ張ることは出来そうですね。核となるテーマがあまりにもセンシティブなので楽しく視聴できるのか半信半疑。見ませんけども。ちなみに続編もあるようです。読まないと思いますが。
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.67
(3pt)

ちなみに続編もあるようです。読まないと思いますが。

ディストピア小説は結構好きでして様々読んできましたが、これはそれらの中でもとびぬけて絶望感強いですね。不満、不自由を感じつつも主人公は「これでいいんだ」「以前よりも随分とマシになった」といった具合に自分自身に思い込まそうとしているところが、ディストピアが制度として完成されてしまっていてもはや如何ともしがたい社会であることを印象付けます。

物語は主人公である女性の視点から描かれており、主人公が知り得ない社会の仕組みや事実は一切明らかにされません。元々アメリカ合衆国であったところが舞台であることはわかりますが、主人公は極度に行動を制限されており一切の私物をもたないため生活のレベルを知る手がかりはありません。現代の物語とも読めますし、何十年も前の物語にも読めます。

主人公が見聞きすること、そして主人公が感じる事、回想する事のみで進む物語は正直輪郭がはっきりせず広がりもなくただただ不安が募るばかりで面白いとは言いにくいのですが意外に読みやすく結構な頁数でしたがあっさりと読了しました。早川書房のメルマガで知ったのですが、出版は2001年、オリジナルは1986年なんですね。古臭い作風は単に本当に古かったという。

1990年に映画が公開されていて、ドラマは今現在でシーズン3まであるそうで。小説がディストピアそのものをひたすらに描写しているのと比べると、映画はりディストピアを小道具にして主人公の活躍を描いたようです。ドラマはわかりませんが、原作では社会構造についての説明が薄いのでそのあたりを膨らませていけばどこまでも引っ張ることは出来そうですね。核となるテーマがあまりにもセンシティブなので楽しく視聴できるのか半信半疑。見ませんけども。ちなみに続編もあるようです。読まないと思いますが。
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014
No.66
(5pt)

「いびつなアメリカの縮図」と思いきや

この本が近年再注目されドラマ化までされたのは、2016年のトランプ大統領誕生の影響と紹介されることが多いと思う。そういう切っ掛けなので、本書が糾弾しているのは「女性の権利の抑圧」であって、文中やドラマにあるような侍女が鞭で打たれたり虐げられたりするシーンはトランプ政権下での女性権利退潮の「誇張された表現」、あくまで"アメリカの"異常事態の反映、という印象が一読時は拭えなかった。

ところが日本でも、「リベラル思想が出生数を減少させた」という発言がTwitterやある種の知識人から飛び出しているのを見る。保守派が出生数を理由に自由を否定する傾向は、決して「異常なアメリカの縮図」「おとぎ話」ではなかったわけだ。さすがに「女性は産む機械」と口に出さない言論人は多いが、上記発言はつまるところ「女性が"役割"を果たす社会を望む」であって、女性の権利どころか少子化に対する姿勢においても本書の原理主義者と日本とは全く無縁ではないのだと暗澹たる気持ちにさせられた。本書が実に読み返される価値のある本ということかもしれない。
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.65
(5pt)

「いびつなアメリカの縮図」と思いきや

この本が近年再注目されドラマ化までされたのは、2016年のトランプ大統領誕生の影響と紹介されることが多いと思う。そういう切っ掛けなので、本書が糾弾しているのは「女性の権利の抑圧」であって、文中やドラマにあるような侍女が鞭で打たれたり虐げられたりするシーンはトランプ政権下での女性権利退潮の「誇張された表現」、あくまで"アメリカの"異常事態の反映、という印象が一読時は拭えなかった。

ところが日本でも、「リベラル思想が出生数を減少させた」という発言がTwitterやある種の知識人から飛び出しているのを見る。保守派が出生数を理由に自由を否定する傾向は、決して「異常なアメリカの縮図」「おとぎ話」ではなかったわけだ。さすがに「女性は産む機械」と口に出さない言論人は多いが、上記発言はつまるところ「女性が"役割"を果たす社会を望む」であって、女性の権利どころか少子化に対する姿勢においても本書の原理主義者と日本とは全く無縁ではないのだと暗澹たる気持ちにさせられた。本書が実に読み返される価値のある本ということかもしれない。
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014