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(短編集)
花見川のハック
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花見川のハックの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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この作家とか、風間一輝とか、好きな作家が亡くなっていくのは、つらいもんです。 稲見一良作品は、ときどき読み返しますが、この本は特に、表紙が好きです。単行本を棚から出して、表紙だけ眺めて戻すだけで満足することもあります。(かいだことないけど)ガンロッカーの臭い、(行ったことないけど)花見川の流れ、(聞いたことないけど)幻の鉄道を走る汽車の音、なんかを連想します。 | ||||
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この本を中途半端などと言う輩は稲見一良をしらない。 死に間際に、これから書くだろう長編小説のあらすじを後世に残したかったんだと思う。短編集とはいっても、それぞれの物語は長編を書くに不足無いストーリーだし、死期の近い男が別れ際に残す遺言のようでもあった。無骨とやさしさ。センチメンタル。あらすじだから展開が速いのも、突飛なのも仕方が無い。あっ、という間に読み終えて、何度でも再読したくなる、そんな本でした。 もし、自分が死に近い状態だとしたら・・・・この本の意味に気がつくと思います。 改めて言います。この本は遺書と。 | ||||
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本書のベストセリフ 「世間には、悪事を働いてのうのうと生きてる人間が少なくありません。 政治屋から暴走族の類まで、 やっている事に大小の差はあるが、 この連中が世の中のペスト… 害虫である事には違いはない。 地位を利用して巨万の金で私腹を肥やす者から、 弱者に苦痛を与える事だけがおもしろいという暴力狂まで多種多様だが、 共通するのは被害に泣く人たちがいる事だ」 ・石の鳥獣 まえがきにかえて ・オクラホマキッド ・マリア ・花見川のハック ・不良の旅立ち ・花の下にて ・煙 ・栄光何するものぞ ・曠野 ・シューシャイン ・男結び ・鳥 の12編が収録された珠玉の短編集。 一個目の自衛隊のC-1輸送機を奪う話から もう釘付けです。 バイクとか車なんていう、 スケールの小さいメカにハァハァしてるのは、 小物のチンピラの暴走族だよね。 ドライバーのかっちょよさではなくて、 整備士やナビゲーターのかっちょよさを追求した渋いハードボイルド。 というか冒険小説というか、ファンタシィでもある。 トンデモないものも喋るし、 もちろん、犬率も高いです。 表題作の「花見川のハック」は 「花見川の要塞」には直接関係ないが、 要塞同様ファンタジィの雰囲気が素晴しい。 男の生き様死に様を描いた凛とした傑作集である。 | ||||
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稲見一良さんの小説、テーマは、自然や動物、老人と子供、銃と狩猟、男の生き方、なんていうものが多くて、自然派でもハンターでもない私にはまあ、関係ない世界なんですが、簡潔でスムーズな文体と、ちょっとセンチメンタルな内容が爽やかな読後感に繋がるんですね。晩年に近い作品は稲見さん御本人がすんでいた千葉の花見川を舞台に書かれているのが多いのですが、花見川がすごく素敵なところに思えて、こんど暖かくなったら行ってみようかなと思ってます。 | ||||
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稲見一良さんの小説、テーマは、自然や動物、老人と子供、銃と狩猟、男の生き方、なんていうものが多くて、自然派でもハンターでもない私にはまあ、関係ない世界なんですが、簡潔でスムーズな文体と、ちょっとセンチメンタルな内容が爽やかな読後感に繋がるんですね。晩年に近い作品は稲見さん御本人がすんでいた千葉の花見川を舞台に書かれているのが多いのですが、花見川がすごく素敵なところに思えて、こんど暖かくなったら行ってみようかなと思ってます。 | ||||
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